Windows10で「更新を完了できませんでした。変更を元に戻しています」エラーがループする原因と対処法
Windows 10で「更新を完了できませんでした。変更を元に戻しています」というメッセージが毎回起動時に表示され、無限ループに陥るトラブルは、Windowsアップデートファイルが正しくダウンロードされなかったり、システムファイルが破損していたりすることが主な原因です。PCを再起動しても同じメッセージが何度も表示されるため、非常にストレスがたまる問題として知られています。
このエラーはWindowsアップデートが失敗した際によく発生し、何度システムを再起動しても状況は変わりません。本記事では、いくつかの簡単な手順でこの問題を解決する方法をご紹介します。Windowsが正常に起動できない状態ではできることが限られますが、以下の手順に従えば、この苦境から抜け出せるはずです。

「更新を完了できませんでした。変更を元に戻しています」エラーの原因とは?
このエラーは汎用的なもので、多くの場合、以下の要因によって引き起こされます。
- アップデートファイルのダウンロード失敗:Windowsがインストールしようとした更新プログラムが正しくダウンロードできていない場合、この問題が発生する可能性があります。
- ディスク容量の不足:システムドライブ(Cドライブ)にアップデート用の十分な空き容量がない場合も、原因となることがあります。
- インストール中の中断:アップデートのインストール中にPCの電源が切れるなどして処理が中断された場合に、このエラーが起こることがあります。
- システムファイルの破損:システム内のファイルが破損していることも、問題の原因になり得ます。
事前準備:セーフモードで起動する
この問題を解決するには、まずセーフモードで起動する必要があります。
デュアルブート環境をお使いの場合は、起動画面で「既定値の変更または他のオプションを選択します」をクリックし、「トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定」と進みます。スタートアップ設定画面で4キーを押すことで、セーフモードが有効になります。

デュアルブート環境でない場合は、起動プロセス中にF8、F9、またはF11キー(環境により異なります)を押すことで、トラブルシューティング画面を表示できます。その後は上記と同じ手順でセーフモードへ移行してください。
トラブルシューティング画面へのアクセス方法がわからない場合は、Windowsの起動可能なUSBメモリやDVD/CDドライブを使用し、Windowsセットアップ画面が表示されたら「コンピューターを修復する」を選択します。そこから「トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定」へ進めばOKです。
なお、作業を始める前に、システムドライブに十分な空き容量があることを確認してください。また、プロキシやVPN経由でインターネットに接続している場合は、一旦切断して直接接続に切り替えておきましょう。
対処法1:Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行する
Windows Update関連の問題に直面したとき、まず試したいのが標準搭載されているトラブルシューティングツールです。このツールはシステム内のアップデート関連の問題を自動的に検出し、修復を試みてくれます。常に成功するわけではありませんが、これだけで解決することもあります。実行手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Iを押して「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」を選択します。

- 左メニューから「トラブルシューティング」パネルに移動します。
- 「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。

対処法2:SoftwareDistributionフォルダーを削除する
SoftwareDistributionフォルダーは、Windows Updateのファイルをすべて保存しておく場所です。このフォルダーが破損していると、今回のようなエラーが発生することがあります。その場合はフォルダーの中身を削除しましょう。手順は以下の通りです。
- フォルダーを操作する前に、一部のWindows Updateサービスを停止する必要があります。Windowsキー + Xを押して、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力して実行します。
net stop wuauserv net stop bits net stop cryptSvc net stop msiserver

- 次に、エクスプローラーを開いて、以下の場所へ移動します。
C:\Windows\SoftwareDistribution
- フォルダー内のすべてのファイルとサブフォルダーを削除します。
- 最後に、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、停止したサービスを再度開始します。
net start wuauserv net start bits net start cryptSvc net start msiserver

- システムを再起動し、アップデートを再度実行してみてください。
対処法3:「App Readiness」サービスを有効にする
「App Readiness」はWindows Updateを実行する際に必要となるサービスです。このサービスを有効にしたところ、問題が解決したという報告が多くのユーザーから寄せられています。設定手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「services.msc」と入力してEnterキーを押します。

- 一覧から「App Readiness」サービスを見つけてダブルクリックし、「プロパティ」を開きます。

- 「スタートアップの種類」を「自動」に変更し、「開始」ボタンをクリックしてサービスを実行します。

- 「適用」をクリックし、続いて「OK」を押します。
- システムを再起動します。
対処法4:Windows Updateの自動更新を無効にする
Windowsによる自動更新を止めることで、問題を回避できる場合もあります。そのためには、Windows Updateサービスを無効化します。手順は以下の通りです。
- 対処法3と同じ手順で「サービス」ウィンドウを開きます。
- 「Windows Update」サービスを見つけてダブルクリックします。

- 「スタートアップの種類」を「無効」に設定し、サービスが実行中の場合は「停止」ボタンをクリックして停止させます。

- 「適用」をクリックし、続いて「OK」を押します。
- システムを再起動します。
対処法5:アップデートを手動でインストールする
Windows Updateコンポーネントの依存関係が破損すると、アップデートが途中で止まってしまうことがあります。Windows Updateは複数のモジュールが連携して動作する仕組みのため、そのうちの一つでも正常に機能しなくなると、問題が発生します。こうした場合は、Microsoft Updateカタログなどから該当する更新プログラム(KB番号)を検索し、手動でダウンロード・インストールすることで問題が解決することがあります。エラーコードが表示されている場合は、それをもとに対象の更新プログラムを特定してみましょう。
対処法6:システムの復元を実行する
多くの場合、システムの復元を行うことでこの問題を解決できます。そのためには、前述の「トラブルシューティング」画面にアクセスする必要があります。アクセス方法がわからない場合は、対処法1より前のセクションを参照してください。画面を表示できたら、以下の手順に進みます。
注意:復元日時以降にPCに加えられたデータや変更内容はすべて削除され、アクセスできなくなります。あらかじめ重要なデータや設定のバックアップを取っておくことをおすすめします。
- 「トラブルシューティング」画面で「詳細オプション」を選択します。

- 「システムの復元」を選択します。

ここまでの方法をすべて試しても問題が解決しない場合は、最終手段としてWindows PCを初期化(リセット)するか、Windowsのクリーンインストールを行いましょう。
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