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Windows Update エラー 0x80080005 の原因と解決策を徹底解説

Windows 10/11 のセキュリティとパフォーマンスは、Microsoft が定期的に配信する更新プログラムに大きく依存しています。そのため Microsoft は、OS を常に最適な状態に保つため、重要なアップデートを継続的にリリースしています。

これらの更新は必須であり、ユーザーがインストールを拒否することはできません。さらに厄介なことに、アップデートによって新たな問題が発生することもあります。

しかし、慌てる必要はありません。Windows Update のエラーにはさまざまな種類があり、中にはランダムに何度も表示される厄介なものもあれば、比較的簡単に解決できるものもあります。今回取り上げる「エラー 0x80080005」は後者に該当します。

Windows Update エラー 0x80080005 とは?

エラー 0x80080005 は、更新プログラムのインストール中に表示されることがあります。このエラーが発生すると、Windows Update を実行するたびに処理が失敗し、「0x80080005 – 0x90016」など、別のエラーコードが併発するケースもあります。

一見深刻な問題に思えるかもしれませんが、実績のある対処法を使えば確実に解決できます。

エラー 0x80080005 の主な原因

エラーコード 0x80080005 を解決するには、まず発生原因を把握することが重要です。これまでに確認されている主な原因は以下のとおりです。

  • 一部の Windows Update コンポーネントが正常に動作していない – 更新プログラムのダウンロードやインストール時には複数のサービスが呼び出されます。これらが正しく機能しないと、エラー 0x80080005 が発生することがあります。
  • Windows Update サービスが正常に動作していない – 最も頻繁な原因ではありませんが、このサービス自体に問題があるケースもあります。この場合は、Microsoft の更新ページで「今すぐ更新」ボタンをクリックするか、メディア作成ツールをダウンロードして更新を適用してください。
  • システムファイルの破損・欠落 – システムファイルは PC を安定動作させるために不可欠です。ファイルが破損または欠落すると、Windows Update が失敗する可能性があります。
  • ウイルス対策ソフトが更新をブロックしている – 多くのセキュリティソフトは Windows Update を妨げることがあります。更新プロセスに干渉すると、エラー 0x80080005 が突然表示されることがあります。

Windows 10/11 でエラーコード 0x80080005 を解決する方法

以下では、多くのユーザーのエラー解決に実際に効果があった対処法を紹介します。

対処法1:ウイルス対策ソフトを一時的に無効化する

ウイルス対策ソフトはマルウェアからデバイスを守るために重要ですが、更新プログラムのインストールをブロックしたり、エラー 0x80080005 の原因になったりすることがあります。

まずはセキュリティソフトを一時的に無効化してみましょう。手順は以下のとおりです。

  1. タスクバーのセキュリティソフトのアイコンを右クリックします。
  2. 「無効化」または「一時停止」を選択します。
  3. 使用中のソフトによっては、無効化する期間を選択する必要があります。任意のオプションを選んでください。
  4. 「適用」をクリックし、先ほど失敗した更新プログラムのインストールを再試行します。

セキュリティソフトを無効化しても心配いりません。Microsoft 製の組み込みツールである Windows Defender が引き続き PC を脅威から保護してくれます。

対処法2:Windows Update トラブルシューティングツールを使用する

Windows には、Windows Update の問題を自動的に診断・修復できる「トラブルシューティングツール」が標準搭載されています。手順は以下のとおりです。

  • Win + I キーを押して「設定」を開きます。
  • 「更新とセキュリティ」を選択します。
  • 左側のメニューから「トラブルシューティング」をクリックします。
  • 「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックします。
  • 画面の指示に従って、トラブルシューティングを完了させます。

対処法3:システムファイル、システムイメージ、ディスクをスキャンする

Windows Update の裏で潜在的なシステム問題が起きている可能性があります。以下の方法で検出・修復できます。

1. SFC コマンドを実行する

  1. 検索ボックスに cmd と入力し、「管理者として実行」を選択して、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
  2. sfc /scannow コマンドを入力し、Enter キーを押します。
  3. スキャン完了後、PC を再起動し、問題のあった更新プログラムを再インストールします。

2. DISM コマンドを実行する

  • 問題が解決しない場合は、Win + X キーを押し、「PowerShell(管理者)」を選択します。
  • DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth コマンドを入力し、Enter キーを押します。
  • 処理が完了するまで待ちます。途中で中断すると効果が得られないため注意してください。完了後、問題の更新プログラムのインストールを再試行します。

3. CHKDSK コマンドを実行する

  • Win + X キーを押して WinX メニューを開き、「PowerShell(管理者)」を選択します。
  • PowerShell ウィンドウが開いたら、chkdsk C: /f コマンドを入力します。
  • Enter キーを押してコマンドを実行し、ディスクの問題を修復します。

対処法4:Windows Update コンポーネントをリセットする

Windows Update コンポーネントに不具合がある場合も、エラー 0x80080005 が発生します。以下の手順でコンポーネントを手動リセットしましょう。

1. 検索ボックスに cmd と入力します。

2. 「管理者として実行」を選択して、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。

3. 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれ Enter キーを押します。

  • net stop wuauserv
  • net stop cryptSvc
  • net stop bits
  • net stop msiserver
  • ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
  • ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old
  • net start wuauserv
  • net start cryptSvc
  • net start bits
  • net start msiserver
  • pause

4. 完了したら、問題の更新プログラムを再度ダウンロード・インストールします。

対処法5:System Volume Information フォルダーの完全なアクセス権を取得する

エラー 0x80080005 は、Windows が「System Volume Information」フォルダーへアクセスしようとした際にも表示されます。これは、現在のユーザーがこのフォルダーへの完全な制御権を持っていないことが原因です。

完全なアクセス権を取得するには、以下の手順に従ってください。

  1. Win + X キーを押して WinX メニューを開き、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
  2. コマンドラインに次のコマンドを入力します:cmd.exe /c takeown /f "C:\System Volume Information\*" /R /D Y && icacls "C:\System Volume Information\*" /grant:R SYSTEM:F /T /C /L
  3. Enter キーを押し、Windows Update のインストールを再試行します。

対処法6:レジストリを編集する

レジストリには、デバイスにインストールされたソフトウェアやハードウェアに関する情報や設定が保存されています。レジストリに問題がある場合は、レジストリエディターで修正できます。
※編集前にレジストリのバックアップを作成しておくことをおすすめします。

  • Win + R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  • regedit と入力し、「OK」をクリックします。
  • 次のパスへ移動します:コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
  • 空白部分を右クリックし、「新規」を選択します。
  • 「DWORD (32ビット) 値」を選択し、名前を RegistrySizeLimit にします。
  • 作成した値をダブルクリックし、値のデータを 4294967295 に設定します。
  • 変更を保存し、問題の更新プログラムのインストールを試みます。

対処法7:Windows Update サービスを再起動する

Windows Update サービスを一度無効化し、手動で再度有効化することでエラーを解消できたユーザーもいます。手順は以下のとおりです。

  1. Win + R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、services.msc と入力して Enter キーを押します。
  2. 「サービス」ウィンドウが開いたら、「Windows Update」サービスを見つけてダブルクリックし、「プロパティ」ウィンドウを開きます。
  3. 「スタートアップの種類」を「無効」に設定します。
  4. 「適用」「OK」をクリックして変更を保存します。
  5. PC を再起動します。
  6. 再起動後、もう一度「サービス」ウィンドウを開き、「Windows Update」サービスの「プロパティ」を表示します。
  7. 今度は「スタートアップの種類」を「自動」に設定してサービスを開始します。
  8. 問題の更新プログラムのインストールを再試行します。エラー 0x80080005 が解消されているはずです。

対処法8:メディア作成ツールを使って更新をインストールする

上記の方法で解決しない場合は、メディア作成ツールを使って更新をインストールしましょう。このツールは Windows 10/11 の再インストールだけでなく、アップグレードにも利用できます。

  1. Microsoft の公式サイトから「メディア作成ツール」をダウンロードします。
  2. ダウンロードが完了したら、ライセンス条項に同意します。
  3. ツールを実行し、「この PC を今すぐアップグレードする」を選択します。
  4. 必要なファイルのダウンロードが完了するまで待ちます。
  5. 「インストール準備完了」という画面が表示されるまで、画面の指示に従います。
  6. 「保持する項目を変更してください」を選択します。
  7. 個人用ファイルとアプリを保持するオプションを選びます。
  8. 「次へ」をクリックしてインストールを進めます。
  9. 引き続き画面の指示に従って、プロセスを完了させます。

エラー 0x80080005 の再発を防ぐには

OS の更新時にエラー 0x80080005 が発生する可能性があることを踏まえ、再発防止のためにできる対策を紹介します。すべての環境で有効とは限りませんが、今後の Windows Update 関連エラーの予防に役立ちます。

1. システムを定期的に更新する

Windows は定期的に更新をインストールしますが、ドライバーやその他のプログラム向けの「オプション更新」は自動では適用されません。インストールするには、「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」の順に移動し、「オプションの更新プログラムを表示」→「ドライバー更新」を選択します。更新したいドライバーを選び、「ダウンロードとインストール」ボタンをクリックしてください。

2. システムをクリーンな状態に保つ

不要なプログラムを大量にインストールするとシステムが乱雑になり、重要なシステムファイルが破損したり、更新に干渉したりすることがあります。信頼できる PC メンテナンスツールを利用するほか、「設定」アプリから古いアプリを手動でアンインストールして、システムを整理しておきましょう。

まとめ

Windows Update エラー 0x80080005 は、更新プログラムのインストール中に発生することが多く、Windows Update コンポーネントの不具合、Windows Update サービスの異常、システムファイルの破損、ウイルス対策ソフトの干渉などが原因として挙げられます。

対処は難しくありません。まずは更新中にウイルス対策ソフトを無効化し、それでも解決しない場合はシステムスキャンや Windows Update コンポーネントのリセットを試みてください。

また、System Volume Information フォルダーへのアクセス権が不足している場合にもこのエラーが発生することがあります。その場合は権限の変更が必要です。それでも改善しない場合は、レジストリの編集や Windows Update サービスの再起動を試みましょう。

問題が解決したら、利用可能な更新プログラムをすべて適用し、不要なファイルやアプリを削除してシステムをクリーンに保つことで、エラーの再発を防ぎましょう。

以上、Windows でエラー 0x80080005 を解決するための手順をご紹介しました。他におすすめの解決策があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。

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