USBエラー「このデバイスは現在使用中です」の原因と4つの解決方法
外部のリムーバブルストレージ(USBメモリや外付けHDDなど)を「安全な取り外し」で取り外そうとした際に、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
「このデバイスは現在使用中です。デバイスを使用している可能性のあるプログラムやウィンドウをすべて閉じてから、もう一度お試しください。」

一見するとメッセージの内容はわかりやすいのですが、実際にはすべてのプログラムやウィンドウを閉じてもエラーが消えず、デバイスの使用を終えてかなり時間が経っても同じメッセージが表示されるという報告が多く寄せられています。幸い、この問題には有効な解決方法がいくつか存在します。本記事では、その対処法を順番にご紹介します。
「このデバイスは現在使用中です」エラーの主な原因
このエラーの原因候補はそれほど多くありませんが、それぞれの原因を理解することで、適切な解決策を選びやすくなります。
- 単純なバグ:タスクバーのアイコンから取り外し操作を行うとエラーが出るのに、エクスプローラーの「PC」から実行すると正常に動作するケースがあります。
- プロセスがファイルを使用中:画面に表示されていないバックグラウンドのプロセスが、リムーバブルドライブ上のファイルを読み書きしている可能性があります。
- NTFSフォーマット:USBドライブがNTFS形式でフォーマットされている場合、Windowsのバージョンによっては取り外し時に問題が発生することがあります。
解決策1:エクスプローラーの「PC」からドライブを取り外す
どちらの方法も本来は同じ操作のはずですが、タスクバーからの取り外しでエラーが出る場合でも、エクスプローラーを開いてドライブを直接取り外すと成功したというユーザーが多数います。まずは最も手軽なこの方法を試してみましょう。
- PC上の任意のフォルダを開き、左側のメニューから「PC」をクリックします。古いバージョンのWindows(Windows 7以前)をお使いの場合は、デスクトップの「コンピューター」を開いてください。
- 取り外したいリムーバブルドライブを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから「取り出し」を選択します。

- 確認のための小さな警告ウィンドウが表示されるので、「続行」をクリックします。その後、タスクバーに「安全に取り外せます」というメッセージが表示されるまで待ちましょう。
解決策2:イベントビューアーで問題のプロセスを特定する
エラーメッセージの示す通り、画面上にウィンドウを表示していないプログラムやプロセスが、知らないうちにドライブ内のデータを使用している可能性があります。タスクマネージャーだけでは追跡が難しいのですが、イベントビューアーを使えば、エラーを引き起こしているプロセスのID(PID)を特定できます。
- スタートメニューからコントロールパネルを開きます。スタートメニューの検索ボックスで検索しても構いません。
- コントロールパネルが開いたら、右上の「表示方法」を「大きいアイコン」に変更し、一覧を下へスクロールして「管理ツール」をクリックします。その中にあるイベントビューアーのショートカットをダブルクリックして起動します。

- 左側のメニューで「アプリケーションとサービスログ」を右クリックし、「表示」→「分析およびデバッグ ログの表示」を選択します。
- 次に「Windowsログ」→「システム」へ移動します。多数のイベントが一覧表示されるので、ソースが「Kernel-PnP」となっている項目を探してください。メッセージは以下のような内容です。
「プロセスID xxx のアプリケーション System が、デバイスの取り外しまたは取り出しを停止しました…」

- 「xxx」の部分には実際の数値が記録されています。その番号を覚えるか、メモしておきましょう。
- Ctrl + Shift + Escキーを同時に押して、タスクマネージャーを起動します。
- または、Ctrl + Alt + Delキーを押して表示される青い画面からタスクマネージャーを選択してもOKです。スタートメニューから検索して起動することも可能です。

- ウィンドウ左下の「詳細」をクリックしてタスクマネージャーを展開します。列名のあたりを右クリックし、コンテキストメニューのPIDにチェックを入れてください。
- PIDが先ほどメモした番号と一致するプロセスを探し、クリックで選択してから、ウィンドウ右下の「タスクの終了」をクリックします。

- 「プロセスを終了するとコンピュータに影響を与える可能性があります」といった警告メッセージが表示されるので、「はい」をクリックして確定します。
- これでドライブを安全に取り外せるかどうか、確認してみてください!
解決策3:ドライブをexFAT形式でフォーマットする(USBドライブの場合)
NTFS形式でフォーマットされたUSBリムーバブルドライブでは、この問題が発生しやすくなります。これは、WindowsのTransactional NTFS機能が、ドライブが実際にはリムーバブルであるにもかかわらず、NTFSドライブを「取り外し不可の固定ディスク」として誤って扱い、ロックしてしまうことが原因です。
対策としては、ドライブをFAT32またはexFAT形式で再フォーマットするのが有効です。ただしFAT32には4GBを超えるファイルを保存できない制限があるため、exFATを選ぶのがおすすめです!
- エクスプローラーで「PC」を開きます。古いバージョンのWindowsでは、デスクトップの「コンピューター」を開いてください。
- フォーマットしたいUSBリムーバブルドライブを右クリックし、コンテキストメニューから「フォーマット…」を選択します。

- 「フォーマット」という小さなウィンドウが開くので、「ファイルシステム」のプルダウンメニューからexFATを選択します(すでに選択されていればそのままで結構です)。あとは「フォーマット開始」をクリックして処理が完了するのを待ちましょう。完了後、改めてUSBを安全に取り外せるか試してみてください!
解決策4:Process Explorerを使用する
Process Explorerを使えば、イベントビューアーを介さずに、解決策2と同じことをより簡単に行えます。このツールはMicrosoft公式が無償で提供しているもので、コンピュータ上の各プロセスが開いているハンドル、DLL、ファイルを一覧表示できるのが特徴です。
- Microsoft公式サイトからProcess Explorerをダウンロードします。ページをスクロールして「Download」ボタンをクリックし、ダウンロードしたアーカイブを解凍して、実行ファイルをダブルクリックします。

- ツールのメニューから「Find」→「Find Handle or DLL(ハンドルまたはDLLの検索)」をクリックします。「Handle or DLL substring」の入力欄にUSBデバイスのドライブ文字(例:「E:\」)を入力し、「Search」ボタンを押します。
- 下部のボックスに、該当するプロセスとそのPID(プロセス識別子)が表示されます。上部のシステムプロセスのツリービューの中から、そのPIDに対応するプロセスを見つけましょう。

- Ctrl + Hキーを押して、下部ペインにハンドルの一覧を表示します。ドライブ文字に対応するファイルを見つけて右クリックし、「Close Handle」を選択します。その後、ドライブが正しく取り外せるか確認してみてください!
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