Macのソフトウェアアップデートがインストール中に固まる問題の解決方法

MacBookを持つ大きな魅力のひとつは、定期的なmacOSアップデートによってシステムがより効率的になることです。アップデートはセキュリティパッチの改善や新機能の追加をもたらし、常に最新のテクノロジーを使える状態に保ってくれます。しかし、最新のmacOSへアップデートする際に、読み込みバーで固まってしまう、Appleロゴから先に進まないといったトラブルに遭遇することがあります。

Macのソフトウェアアップデートが固まる問題の直し方
アップデート処理が何らかの原因で中断されると、MacBookは最新のmacOSバージョンへ正常に更新できません。その結果、読み込みバーで止まる、Appleロゴで固まるなどの症状が現れます。アップデート中断の主な原因は以下の通りです。
- バッテリーの問題: MacBookが十分に充電されていないと、アップデートの途中で電源が切れ、インストーラーのダウンロードが完了しないことがあります。
- ストレージ不足: アップデートに必要な空き容量がシステム側に足りない場合も、アップデートが固まる原因になります。
- ネットワークの問題: 新しいアップデートは、Wi-Fiの通信量が少なくなる夜間などにダウンロードするのがおすすめです。この時間帯はAppleのサーバーも混雑していないため、スムーズに最新版をダウンロードできます。
- カーネルパニック: 起動とクラッシュを繰り返すループ状態に陥る、非常に一般的なトラブルです。ドライバーが古かったり、プラグインと競合していたりすると発生しやすく、Appleロゴや読み込みバーで固まるエラーにつながります。
Macが最新macOSに更新できない理由がわかったところで、まずは基本的なアップデート方法と互換性の確認方法を見ていきましょう。
macOSをアップデートする方法
Macでは以下の手順で利用可能なアップデートを確認できます。
1. Appleメニューから「システム環境設定」をクリックします。
2. 「ソフトウェア・アップデート」をクリックします。

3. 「今すぐアップデート」を選択します。
注意: 購入から5年以上経過した古いMacの場合、無理に最新OSを入れず、現状のOSを使い続ける方が安定して動作するケースもあります。

macOSとの互換性を確認する方法
アップデートが正しく動作するには、お使いのMacの機種に対応している必要があります。App Storeで対応状況を確認しながらダウンロードする手順は以下の通りです。
1. Macで「App Store」を起動します。
2. 目的のアップデート(例:Big SurやSierra)を検索します。
3. ページを下にスクロールし、「互換性」を確認します。
4A. 「お使いのMacに対応しています」という表示が出れば、そのアップデートはあなたのMacで利用可能です。「入手」をクリックしてインストールを開始しましょう。
4B. 対応していないアップデートを無理にダウンロードしても意味がありません。最悪の場合、デバイスがクラッシュしたり、Appleロゴや読み込みバーで固まる問題が発生したりする恐れがあります。
方法1: 時間を置いてから再試行する
シンプルな方法に聞こえるかもしれませんが、システムに時間を与えることで、アップデートが固まる問題が自然に解消されることがあります。パソコンを長時間使用していると、バックグラウンドアプリがバッテリーを消耗させたり、ネットワーク帯域を占有したりしています。これらが停止すれば、macOSは通常どおりアップデートできるようになります。また、Appleサーバー側の一時的な不具合であれば、それも同時に解決されます。そのため、24〜48時間ほど待ってから再度アップデートを試すことをおすすめします。
方法2: ストレージの空き容量を確保する
新しいアップデートのインストールには、多くのストレージ容量が必要です。ダウンロードとインストールに十分な空き容量があるか、事前に必ず確認しましょう。Macのストレージ容量を確認する手順は以下の通りです。
1. ホーム画面左上の「Appleメニュー」をクリックします。
2. 「このMacについて」をクリックします。

3. 「ストレージ」タブを開きます。

4. OSアップデートに十分な空き容量がない場合は、不要なファイルやコンテンツを削除して空き容量を増やしましょう。
方法3: インターネット接続を確認する
macOSのアップデートには、高速で安定したインターネット接続が必要不可欠です。アップデート中に通信が途切れると、カーネルパニックを引き起こす可能性があります。Speedtestなどのサイトで回線速度を測定し、速度が遅い場合はルーターを再起動してみてください。それでも改善しない場合は、プロバイダーに問い合わせましょう。
方法4: Macを再起動する
アップデートが固まる問題への対処として、最も手軽なのはデバイスの再起動です。
注意: 最新macOSのアップデートには長い時間がかかることがあり、一見固まっているように見えても、実際にはインストールが進行中の場合があります。インストール中に無理に操作を加えると、前述のカーネルエラーが発生しかねません。そのため、再起動する前には、一晩かけてアップデートを完了させる余裕を与えるのが賢明です。
アップデート画面が完全に固まっている(Appleロゴや読み込みバーから動かない)場合は、以下を試してください。
1. 電源ボタンを10秒間押し続けます。
2. パソコンが再起動するのを待ちます。
3. 再度アップデートを実行します。

方法5: 外部デバイスを取り外す
外付けハードディスクやUSBメモリなどの外部機器が接続されたままだと、アップデートが固まる原因となることがあります。アップデートを実行する前に、不要な外部機器はすべて取り外しておきましょう。
方法6: 日付と時刻を自動設定にする
macOSをアップデートしようとした際に「アップデートが見つかりません」というエラーが表示されることがあります。これは、デバイスの日付と時刻の設定が誤っていることが原因の場合があります。以下の手順で設定を変更しましょう。
1. 画面左上の「Appleアイコン」をクリックします。
2. Appleメニューが表示されます。
3. 「システム環境設定」>「日付と時刻」を選択します。

4. 「日付と時刻を自動的に設定」にチェックを入れます。

方法7: セーフモードでMacを起動する
WindowsだけでなくmacOSにもセーフモードが用意されています。セーフモードは診断用の起動モードで、バックグラウンドアプリやデータがすべてブロックされるため、特定の機能が正常に動作しない原因を特定できます。このモードでもアップデートの状況を確認できます。macOSでセーフモードを起動する手順は以下の通りです。
1. パソコンの電源が入っている場合、画面左上の「Appleアイコン」をクリックし、「再起動」を選択します。

2. 再起動中に「Shiftキー」を押し続けます。
3. 再びAppleアイコンが表示されたら、Shiftキーを離します。
4. Appleアイコンをクリックして、セーフモードでログインできているか確認します。
5. 「このMacについて」ウィンドウから「システムレポート」を選択します。
6. 「ソフトウェア」をクリックします。

7. 「起動モード」の項目に「セーフ」と表示されていることを確認します。
注意: 「起動モード」に「セーフ」が表示されない場合は、最初からもう一度手順を実行してください。
セーフモードで起動できたら、再度アップデートのインストールを試してみてください。
方法8: リカバリーモードでMacを起動する
上記の方法がすべてうまくいかない場合は、リカバリーモードからアップデートを再インストールしてみてください。リカバリーモードでのOS更新には次の2つのメリットがあります。
- ダウンロード中のトラブルでファイルが失われないように保護できます。
- アップデートに使用しているインストーラーを復旧できます。
リカバリーモードはインターネット接続も可能なので、非常におすすめの手段です。以下の手順でリカバリーモードを起動しましょう。
1. 画面左上の「Appleアイコン」をクリックします。
2. メニューから「再起動」を選択します。

3. MacBookの再起動中に、キーボードの「Command + Rキー」を押し続けます。
4. 約20秒後、または画面にAppleロゴが表示されるまで待ちます。
5. 求められたら「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
6. 「macOSユーティリティ」ウィンドウが表示されたら、「macOSを再インストール」を選択します。

方法9: PRAMをリセットする
PRAM(パラメータRAM)の設定をリセットすることは、Mac OSのさまざまな不具合を解消するのに有効な手段です。
1. MacBookの電源を切ります。
2. すぐに電源を入れます。
3. キーボードの「Command + Option + P + Rキー」を押します。
4. Appleロゴが2回目に表示されたら、キーを離します。
注意: 処理中にAppleロゴは3回表示・消灯を繰り返します。その後、MacBookは通常どおり再起動するはずです。
5. Appleメニューから「システム環境設定」を開きます。

6. 日付と時刻、ディスプレイの解像度などの設定をリセットします。
これでPRAMのリセットは完了です。アップデートが固まる問題が解消されていれば、再度最新macOSのアップデートを試してみてください。
方法10: Macを出荷時設定に戻す
MacBookを出荷時(初期)設定に戻すと、Macオペレーティングシステムが自動的に再インストールされます。そのため、後から混入したバグや破損ファイルの除去にも効果的です。
注意: 初期化を行うと、システム内のすべてのデータが削除されます。必ず全データのバックアップを取ってから作業を始めてください。
Macを出荷時設定に戻す手順は以下の通りです。
1. 「方法8」で説明した手順に従い、リカバリーモードでMacを再起動します。
2. Macの「ユーティリティ」フォルダから「ディスクユーティリティ」を開きます。
3. 起動ディスク(例:Macintosh HD - Data)を選択します。
4. 上部のメニューバーから「消去」をクリックします。

5. フォーマットに「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択し、「消去」をクリックします。
6. 次に、左上の「表示」メニューから「ディスクユーティリティメニュー」を開きます。
7. 「ディスクユーティリティを終了」を選択します。
8. 最後に、macOS「ユーティリティ」フォルダ内の「macOSを再インストール」をクリックします。
方法11: Appleストアに相談する
上記の方法をすべて試しても解決しない場合は、お近くのAppleストアに相談するのが賢明です。Apple公式サイトのチャットサポートで問題を伝えることもできます。相談の際は、購入時のレシートや保証書を手元に準備しておきましょう。Appleの保証状況は公式サイトから簡単に確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Macがアップデートできないのはなぜ?
主な原因として、Wi-Fi接続が遅い、パソコンのストレージ空き容量不足、デバイスドライバーの古さ、バッテリーの問題などが挙げられます。
Q2. Macを最新バージョンにアップグレードするには?
以下の手順でMacを最新バージョンにアップグレードできます。
- 画面左上の「Appleアイコン」をタップし、「システム環境設定」を選択します。
- メニューから「ソフトウェア・アップデート」を選びます。
- 利用可能なアップデートが表示されます。アップデートがある場合は「今すぐアップデート」をクリックしてください。
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本記事で紹介した方法が、Macのソフトウェアアップデートが固まる問題の解決に役立てば幸いです。その他ご不明な点があれば、下のコメント欄にお気軽にお寄せください。できるだけ早くお答えいたします。
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