【保存版】Outlook for Macの検索が機能しないときの原因と直し方
Outlookは、複数のメールアカウントを一元管理できる優れたメールクライアントです。カレンダーやタスク管理など、時間管理に役立つ機能も豊富に備えており、ビジネスパーソンのメール管理ツールとして幅広く活用されています。
しかし、非常に便利なOutlook for Macにも、いくつかのトラブルが発生することがあります。その中でも特によく報告されるのが「検索が機能しない」という問題です。特定のメールを探して検索しても「結果が見つかりません(No Results)」と表示され、フォルダの中に確かに存在するはずのメールまでヒットしないことがあります。
このエラーは事前の警告なく発生するため、防ぐことも難しく、メールを大量に保有している方にとっては、すべてのメールを目視で確認するのに膨大な時間がかかる深刻な問題となります。
このエラーの正確な原因はまだ完全には特定されていませんが、考えられる主な要因は以下の通りです。
- Spotlightインデックスの破損または未完了
- 親フォルダのいずれかがSpotlightの「プライバシー」タブに登録されている
- Outlookプロファイルフォルダが誤った場所に保存されている
- プロファイル名に特殊文字が含まれている
原因が複数考えられるため、解決策もいくつか存在します。以下の方法を順番に試し、それぞれ実行後に問題が解決したかどうかを確認してください。
まず試したい基本の対処法
- インデックス作成の完了を待つ: 最近新しいアカウントやプロファイルを追加したり、新しいデータをインポートしたばかりの場合は、単に時間の問題である可能性があります。新しく取り込んだデータがSpotlightインデックスに反映されるまでには時間がかかります。インデックス作成が完了してから、再度検索してみてください。
- Microsoft Officeを最新版に更新する: Officeのアップデートによって問題が解決することも少なくありません。Outlookを開き、メニューバーの「ヘルプ」→「更新プログラムのチェック」を選択すれば、自動的に確認・インストールされます。
- プロファイルフォルダの保存場所を確認する: プロファイルフォルダが誤った場所に保存されていると、不具合の原因になることがあります。デフォルトの保存場所は以下の通りです。
/Users/<ユーザー名>/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/Outlook/Outlook 15 Profiles/ - プロファイル名の特殊文字を確認する: プロファイル名に特殊文字が含まれていると、さまざまな問題を引き起こします。含まれている場合は、後述の「方法1」でプロファイルを作り直してください。どうしても再作成したくない場合は、上記のパスからプロファイルフォルダの名前を特殊文字なしの名前に変更する方法もあります。「<ユーザー名>」はご自身のMacのユーザー名に置き換えてください。

方法1:Outlookプロファイルを作り直す
現在のOutlookプロファイルを一度削除して再作成すると、問題が解決することがあります。手順は以下の通りです。
- Outlookを開きます
- メニューバーの「Outlook」→「環境設定」を選択します
- 「アカウント」を選択します
- 問題が発生しているアカウントを選び、マイナス(-)ボタンをクリックします
- 確認画面が表示されたら、「削除」を選んで操作を確定します
- アカウントの削除が完了したら、Outlookを終了します
- 「アプリケーション」フォルダを開きます
- Outlookを右クリックし、「パッケージの内容を表示」を選択します
- 「Contents」→「ShareSupport」フォルダへ移動します
- 「Outlook Profile Manager」(Outlookプロファイルマネージャ)を開きます
- 問題のあるメインプロファイルを選択し、マイナス(-)ボタンで削除します。追加の確認画面があれば確定します
- 削除できたら、画面左下のプラス(+)ボタンをクリックして新しいプロファイルを作成します
- 新しいプロファイルには「Main Profile」とは別の名前(自分の名前など任意の名前)を付けます。特殊文字は絶対に使わないでください
- 改めてOutlookを開きます
- 「Outlook」→「環境設定」を選択します
- 「アカウント」を選択します
- 左下のプラス(+)ボタンをクリックしてアカウントを追加します
- 追加したいアカウントの種類を選択して、画面の指示に従って進めます
アカウントを追加したら、メールの同期とインポートが完了してから検索結果を確認してください。
方法2:メッセージを別のフォルダに移動する
これは根本的な解決策というより回避策ですが、多くのユーザーに効果があります。問題が発生しているメッセージを、一旦Outlook内の一時フォルダへ移動し、その後元のフォルダに戻すと、検索が正常に機能するようになります。これは、移動操作によってOutlookが強制的に再インデックスを行うためです。
手順は以下の通りです。
- Outlookを開きます
- Ctrl(Control)キーを押しながら、フォルダリスト内の任意のフォルダをクリックします。ここに一時フォルダとなる新規フォルダを作成します
- 「新規フォルダ」を選択し、任意の名前を付けてEnterキーを押します
- Commandキーを押しながら、移動したいアイテムを順番にクリックして選択します
- 選択できたら、「ホーム」タブの「移動」をクリックします
- 「フォルダを選択」を選びます
- 移動先フォルダ名(ここでは先ほど作成した一時フォルダ名)を入力します。候補に表示されたらそれをクリックします
- 「移動」を選択します
- メッセージの移動が完了したら、手順4〜8を繰り返して、メッセージを元のフォルダに戻します
完了したら検索結果を確認してください。正常に動作するはずです。一時フォルダが不要になった場合は、フォルダを右クリックして「削除」を選択し、確認画面で確定すれば削除できます。
方法3:Spotlightの「プライバシー」タブを確認する
Outlookプロファイルフォルダ、またはその親フォルダが、Spotlightの「プライバシー」タブに登録されていないか必ず確認してください。ここに登録されたフォルダはSpotlightの検索対象から除外されるため、検索結果に出てこなくなります。該当するフォルダがあれば、プライバシータブから削除して再度試してみましょう。
フォルダをプライバシータブから外す手順は以下の通りです。
- Appleメニューを選択します
- 「システム環境設定」→「Spotlight」を選択します
- 「プライバシー」タブをクリックします
- リストの中に、Outlookプロファイルフォルダやその親フォルダがないか探します
- 見つかった場合はフォルダを選択し、左下のマイナス(-)ボタンをクリックしてリストから除外します
- Outlookプロファイルに関連するすべてのフォルダについて、同じ操作を繰り返します
完了したらシステム環境設定を閉じ、しばらく待ちます。Spotlightの再インデックスには時間がかかります。再インデックスが完了したら、検索が正常に動作するか確認してください。
方法4:破損したSpotlightインデックスを修復する
ここまでの方法で解決しない場合は、Spotlightインデックス自体が破損している可能性が高いです。以下の手順でSpotlightを再インデックスすれば、破損したインデックスが原因だった場合に問題を解消できます。
手順は以下の通りです。
- まずMacを再起動し、Spotlightのインデックスサービスが正常に動作している状態にします
- CMD(Command)キーを押しながらスペースキーを押します
- terminal(ターミナル)と入力してEnterキーを押します
- mdimport –Lと入力してEnterキーを押します。Microsoft Outlook Spotlight Importer.mdimporterが2つ以上表示された場合は、使用していないOutlookアプリケーションを削除します。その後、ゴミ箱を空にし、Macを再起動して手順1に戻ります
- 次のコマンドを入力します
mdimport -g "/Applications/Microsoft Outlook.app/Contents/Library/Spotlight/Microsoft Outlook Spotlight Importer.mdimporter" -d1 "/Users/<user_name>/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/Outlook/Outlook 15 Profiles/<my_profile_name>"
なお、macOSの最近のバージョンでは「-g」オプションが機能しなくなっています。上記のコマンドが動作しない場合は、代わりに以下のコマンドを実行して、以降の手順に進んでください。
mdimport -r "/Applications/Microsoft Outlook.app/Contents/Library/Spotlight/Microsoft Outlook Spotlight Importer.mdimporter" -d1 "/Users/<user_name>/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/Outlook/Outlook 15 Profiles/<my_profile_name>"
入力したらEnterキーを押します。「<user_name>」はご自身のMacのユーザー名に、「<my_profile_name>」はOutlookのプロファイル名(例:Main Profile)にそれぞれ置き換えるのを忘れないでください。
補足: -gはOutlookのデフォルトのインストール場所を示し、-d1の後に続くアドレスはプロファイルフォルダのデフォルトパスを示します。Outlookをカスタムの場所にインストールしている場合は、-gの部分をご自身のインストールパスに置き換えてください。また、プロファイルフォルダの保存場所を変更している場合は、-d1の後にそのパスを指定してください。
コマンドの処理が完了するまでお待ちください。Spotlightの再インデックスにはある程度時間がかかります。完了したら、もう一度検索を試して、問題が解決したかどうかを確認しましょう。
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