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Wi-Fiルーターの不具合を解消する方法【遅い・つながらない・乗っ取られた場合の対処法】

Wi-Fiルーターには、さまざまなトラブルが発生することがあります。ルーターに接続できない、接続できても通信速度が遅い、インターネットにまったくつながらないなど、症状は多岐にわたります。

しかし、症状に応じてどこを確認し、何をすればよいのかを把握していれば、Wi-Fiルーターの問題を解決するのは決して難しいことではありません。

なお、複数の症状が重なって現れることもあります。たとえば、断続的に発生する接続の問題は、速度の低下として現れることがあります。以下の手順は、上から順番に試すことで、可能性の高い原因から順に排除できるよう構成されています。簡単な対処から始めて、複雑なものへと進みましょう。

Wi-Fiルーターのトラブルの主な原因

Wi-Fiルーターに問題が発生する原因は数多くあります。最も一般的なのは、あまりにも多くのデバイスが大量の帯域幅を使うことで、無線チャンネルが混雑してしまうケースです。逆に最も起こりにくいのは、ルーター本体のハードウェア故障です。そのほかにも、デバイスへのマルウェア感染、ルーターのハッキングなど、さまざまな原因が考えられます。

Wi-Fiの通信速度が遅い場合の対処法

Wi-Fiルーターの問題が「ネットワークを使う人が多すぎること」によるものかどうかを調べる最も簡単な方法は、自分以外のすべての接続をブロックしてからスピードテストを実行することです。このテストにより、問題がプロバイダー(ISP)側にあるのか、自分の側にあるのかが判明します。

  1. 管理者としてルーターに接続する。必ずイーサネットケーブル(有線LAN)で接続してください。こうすることで、すべての無線接続をブロックした後でも、Wi-Fiを使わずに管理画面へログインできます。

  2. ネットワーク上のすべてのデバイスをブロックする。ルーターの管理メニューにある「アクセスコントロール(Access Control)」設定から行えます。新しいデバイスの接続をすべて拒否する設定にしたうえで、現在接続中のデバイスもすべてブロックしてください。有線で接続しているため、自分の接続には影響しません。

  3. インターネット速度テストを実行する。プロバイダーと契約しているプランで、本来どの程度の速度が出るはずなのかを事前に確認しておきましょう。自分だけが接続している状態であれば、測定速度はプランの表記に近い値になるはずです。もし大きく下回る場合は、問題はルーターではなくプロバイダー側にあるため、ISPに連絡してアカウントのトラブルシューティングを依頼しましょう。

  4. ルーターをセキュリティで保護する。多くの人は、ルーターの初期設定を変更しないまま使っているため、第三者に勝手にインターネットを利用される危険があります。他人があなたのネットワークに接続していると、帯域幅を消費され、通信速度が低下します。必ず設定を見直して安全な状態にしておきましょう。

  5. すべてのテストとセキュリティ設定が完了したら、ルーターを完全に再起動する。再接続後、「新しいデバイスの接続を許可(Allow all new devices to connect)」の設定を再度有効にします。

ここまでの手順で、プロバイダーから契約どおりの速度が得られていること、そして無線のパスワードを知らない人がネットワークに接続できない状態になっていることが確認できました。それでもWi-Fiルーターの問題が解決しない場合は、次のセクションに進んでください。

Wi-Fiルーターがハッキングされた場合の対処法

意外に思われるかもしれませんが、ルーターは専用に設計された小型のコンピューターであり、ウイルスに感染することがあります。特に、管理者パスワードを初期設定のまま変更していない場合や、脆弱なネットワークパスワードを設定している場合は注意が必要です。

ハッカーがルーターに侵入すると、設定を改ざんしたり、ポートを開放したりして、さまざまな問題を引き起こします。幸い、ルーターが感染した後でも、これらの問題を修復する方法はあります。

  1. ルーターを工場出荷時の状態にリセットする。ハードリセットを行うと、重要な設定がすべてプロバイダーが最初に構成したデフォルト値に戻ります。リセットの際は、必ず「30-30-30ルール」(リセットボタンを30秒押し続け、電源を切って30秒待ち、さらに30秒ボタンを押し続ける)に従ってください。

  2. 前のセクションの手順を繰り返してルーターを再び保護する。さらに一歩進んで、WPS(Wi-Fi Protected Setup)を無効化すると、セキュリティを強化できます。

  3. ルーターのIPアドレスを変更する。一部のパブリックIPアドレスは、ハッカーに「狙われやすい標的」として知られ、他よりも頻繁に攻撃を受けることがあります。IPアドレスの解放と再取得(release & renew)を行えば、新しいIPアドレスを取得できます。どうしても変更できない場合は、プロバイダーに連絡して新しい固定IPアドレスを依頼しましょう。

  4. より安全なセカンダリールーターの導入を検討する。プロバイダーが提供する機器の中には、モデムとルーターが一体化したタイプがあり、セキュリティが必ずしも十分とは限りません。モデムのWi-Fi機能をオフにし、よりセキュリティの高いWi-Fiルーターを有線で接続して、自宅のWi-Fiネットワークを構築する方法がおすすめです。

  5. ハッキング後にネットワーク全体を安全化する。ルーターが感染していた場合、ネットワーク上の他のデバイスも感染している可能性があります。ルーターの駆除と保護が完了したら、Windows 10 PC、Mac、スマートフォンなどのデバイスも必ずスキャンし、ウイルスを除去してください。

その他のWi-Fiルーターの問題を解決する

ここまでの対処を試してもルーターに接続できない、あるいはパフォーマンスが悪いままの場合は、別の原因が潜んでいる可能性があります。

  1. デバイスごとにWi-Fiチャンネルを変える。家の中のすべてのデバイスが5GHz帯を使っていると、干渉が発生する可能性があります。スマートホーム機器やスマートフォンを2.4GHz帯に変更し、デスクトップPCやノートPCは5GHz帯を使い続けるようにしてみましょう。

  2. 個別のインターネット接続をトラブルシューティングする。ここまでの対処でルーターは正常に動作しているのに、接続状態が悪いままであれば、個々のデバイス側に問題があるかもしれません。その場合は、Windows 10、macOS、Android、iOSなど、各OS固有のWi-Fi接続トラブルの解決方法を調べてみてください。

  3. ルーターの設置場所を見直す。よくある失敗は、ルーターを家の隅に置いてしまうことです。これにより、Wi-Fi信号が弱いエリアや、接続が不安定な場所が生じます。広い家の場合は、設置場所の改善や、Wi-Fi中継器(ブースター)の購入によって信号を強化するのも有効な解決策です。

  4. DHCP設定を確認する。ルーターに誤ったDHCP設定がされていると、断続的または恒久的な接続問題が発生することがあります。DHCPの範囲は、ゲートウェイアドレスと一致している必要があります。

  5. ルーターのDNSサーバー設定を確認する。ルーターにはDNSサーバーのIPアドレスが設定されています。プロバイダーのテクニカルサポートに正しい値を確認し、設定が変わっていないかチェックしましょう。また、Google Public DNSなどのパブリックDNSサーバーを一時的に設定してテストし、問題が解決するか確認する方法もあります(解決する場合は、プロバイダーのDNSサーバー側に問題がある可能性があります)。

Wi-Fiルーターの問題は解決しましたか?

ここまでの対処でWi-Fiルーターの問題を解決できましたか?それでも接続のトラブルが続く場合は、思い切ってデバイスを新しいものに買い替えることも検討しましょう。

まず、プロバイダーがサポートしているモデムの機種を確認し、新しいケーブルモデムを購入してください。モデムとWi-Fiルーターが一体化した製品を選ぶなら、高いセキュリティと使いやすさを兼ね備えた製品が市場に数多く出ています。

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