macOS High SierraでMacのリカバリーモードが動作しないときの対処法5選
デバイスを使っていると、突然思い通りに動かなくなり、イライラや焦りを感じることは珍しくありません。macOS SierraやHigh Sierraを利用している一部のMacユーザーから寄せられた相談の中に、「Macのリカバリーモードが起動しない」というトラブルがありました。
最初の相談は、Mac mini(2014年モデル)のHDDをSSDに交換したユーザーからのものでした。電源を入れてもAppleロゴが画面に表示されず、セーフモードやリカバリーモードへのショートカットキー操作をいくつも試したものの、まったく反応しないという内容です。本記事では、この「Macのリカバリーモードが機能しない」問題について、原因と具体的な解決策を詳しく解説します。
MacBookのリカバリーモードとは?
すべてのMacユーザーがリカバリーモードを理解しているとは限らないため、まず基本から説明します。Macのリカバリーモードとは、ディスク上に確保された専用パーティションで、リカバリーイメージとOS Xインストーラーのコピーが格納されています。Time Machineからのデータ復元、ハードディスクの修復・消去、オンラインヘルプへのアクセス、macOSの再インストールなどを行える多機能な内蔵ユーティリティです。名前の通り、ソフトウェアに不具合が発生した際にMacを復旧させるための重要な機能といえます。
通常、Macでリカバリーモードにアクセスする手順は以下の通りです。
1. 電源ボタンを押してMacの電源を入れます。
2. 電源投入直後に、Command + Rキーを同時に長押しします。回転する地球マークまたはAppleロゴが表示されるまで押し続けます。
3. 「macOSユーティリティ」の画面が表示されたら、実行したい項目を選択します。
4. リカバリーモードを終了するときは、Appleメニューからシステム終了を選択します。
MacBookのリカバリーモードが動作しないときの対処法
リカバリーモードで再起動しようとしても、うまく起動しないケースがあります。比較的新しいMacでは、このような場合に自動的にインターネット経由でのmacOS起動へ切り替わる仕組みになっており、その際にはAppleロゴの代わりに回転する地球マークが表示されます。
時間を節約したい場合は、起動時にOption + Command + Rキー、またはShift + Option + Command + Rキーを長押しすることで、インターネットリカバリーを手動で開始できます。それでも問題が解決しない場合は、以下の方法を順番に試してみてください。
方法1:Time Machineのバックアップを使用する
Time Machine用の外付けドライブを接続してバックアップを運用している場合は、そのドライブに含まれるリカバリー機能を利用できます。手順は以下の通りです。
1. Macを再起動し、起動音が鳴ったらすぐにOptionキーを押し続けます。
2. Time Machineのドライブを接続し、しばらく待ちます。接続したドライブが認識されると起動可能になります。
3. 表示される一覧からRecovery Drive(リカバリードライブ)を選択してMacを起動します。
方法2:起動可能なUSBインストールメディアを使用する
万が一のトラブルに備えて、起動可能なOS Xインストーラーを入れた専用USBメモリを用意しておくことは、すべてのMacユーザーにとって有効な対策です。起動ディスクを使ってリカバリーする手順は以下の通りです。
1. Macを再起動し、起動音が鳴るまでOptionキーを連打し続けます。
2. 起動可能なインストーラーUSBをMacに接続します。
3. ポップアップ表示された一覧から該当ドライブを選択します。Macが再起動したら、修復作業を進められます。
方法3:インターネットリカバリーを使用する
Macがインターネットに接続できる環境であれば、以下の手順を試せます。
1. Macを再起動します。
2. 起動音が鳴ったら、Option + Command + Rキーを長押しします。地球マークとステータスバーが表示されるまで待ちます。
3. Wi-Fi接続の場合は、利用可能なネットワークを選択します。
4. ステータスバーが完全に読み込まれるまで待ち、画面の指示に従って処理を完了させます。
方法4:サードパーティ製ツールを活用する
バックアップの重要性は、実際にデータを失って初めて実感するものです。大切なデータを守るためのフェイルセーフとして、完全バックアップを支援するサードパーティ製ソフトウェアも多数存在します。こうしたツールは、再起動後にSafariのオンラインヘルプ機能などから検索して入手できます。
方法5:OS Xを再インストールする
どうしてもリカバリーモードにアクセスできない場合は、OS X自体を再インストールして不具合を解消するのが合理的な選択肢です。「OS Xの再インストール」を選択し、以降の画面指示に同意して進めるだけで実行できます。
まとめると、データの価値は、バックアップやフェイルセーフなしで失ってしまったときに初めて痛感するものです。リカバリーモードが動作しない問題も、Time Machine、起動ディスク、インターネットリカバリーなど複数の手段を知っておくことで、冷静かつ迅速に対処できるようになります。日頃から備えておくことが、大切なデータを守る最大の鍵となるでしょう。
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