MacのFinderが応答しない・フリーズする時の対処法まとめ
Macの標準ファイルマネージャーであるFinderは、Mac内のすべてのファイルやアプリに素早くアクセスするために欠かせない存在です。しかし何の前触れもなく、それまで正常に動いていたFinderが突然応答しなくなることがあります。macOS MontereyやBig Surで特に報告が多く、以下のような症状に悩まされるケースがあります。
- Finderが繰り返しクラッシュする
- ファイルやフォルダ、アプリを開こうとしてもFinderが反応しない
- ファイルを移動する際にFinderが固まる
- Finderを再起動できない
- デスクトップからFinderのアイコンが消えた
どのケースに該当してもご安心ください。この記事では、さまざまな原因を分析したうえで、「MacのFinderが応答しない」問題を解決する方法をほぼ網羅的にまとめました。さっそく見ていきましょう。
目次
- MacのFinderが応答しない原因とは?
- Finderが応答しない・クラッシュし続ける場合の解決策
- Finder不具合に関するよくある質問(FAQ)
MacのFinderが応答しない原因
Finderがフリーズしたり応答しなくなったりする理由は一つではありません。ユーザーごとの状況やFinderの仕組みによって、考えられる原因は多岐にわたります。ここでは、特によくある原因をまとめました。
- Macのストレージ容量不足。空き容量が少なくなると、Mac上のあらゆる動作が遅くなったり、一時的にフリーズしたりします。
- メモリ(RAM)の枯渇。同時に起動するアプリが多いほどメモリ消費量は増加し、開いているプログラムの動作が遅くなったり、頻繁にクラッシュしたりします。
- Finderの一時的な不具合。Finderの環境設定ファイルや設定ファイルが破損すると、Finderが誤動作することがあります。
- システムエラー。OS側のエラーやバグにより、一部のアプリが異常動作することがあり、Finderもその例外ではありません。
- 他のソフトウェアとの干渉・競合。macOSとの互換性が不完全だったり、マルウェアを含んでいたりするサードパーティ製アプリは、Finderなどの純正アプリの不調を引き起こすことがあります。
- 周辺機器の問題。接続した外付けデバイスにウイルスが含まれていたり、サードパーティ製ドライバーが組み込まれていたりすると、Finderの動作に支障が出る可能性があります。
Finderが応答しない・クラッシュし続ける場合の解決策
MacBook Pro、MacBook Airをはじめとする各モデルでFinderが応答しなくなるのは珍しいことではなく、macOS MontereyやBig Sur環境でFinderがクラッシュし続けるという報告もあります。
実際には、前述の原因を見ても分かるように、Finderの不調はシステムだけでなくさまざまな要因によって起こり得ます。そのため、根本原因をすぐに特定するのは難しく、以下の対処法を順番に試して切り分けていくのが現実的です。
macOS Monterey / Big SurでFinderが応答しないときの対処法:
- Finderを再起動する
- アクティビティモニタでFinderプロセスを強制終了する
- Macを再起動する
- ストレージ容量を確認・整理する
- 不要なアプリを閉じる
- Finderの環境設定ファイル(PLIST)をリセットする
- サードパーティ製アプリをアンインストールする
- 最近接続した周辺機器を取り外す
- macOSをアップデートする
対処法1:Finderを再起動する
動作が遅い、クラッシュする、フリーズするといったFinderは作業効率を大きく下げます。まずは一度Finderを終了して、再度起動してみましょう。
Finderの動作が重い程度であれば、ウィンドウ左上の終了ボタンをクリックして閉じ、改めて開き直すだけでOKです。
一方、Finderが完全にフリーズして終了ボタンすら受け付けない場合は、直接再起動する必要があります。再起動の方法は主に2つあります。
方法1:画面左上のAppleメニュー > 「強制終了」を選択し、一覧から「Finder」を選んで「再起動」をクリックします。
方法2:キーボードで「Command + Option + Esc」を同時に押して「強制終了」ウィンドウを開き、「Finder」を選択して「再起動」をクリックします。
対処法2:アクティビティモニタでFinderプロセスを終了する
Finderが開けない、あるいは強制終了後にも再起動できない場合は、Finderがバックグラウンドで動いたまま応答しなくなっている可能性があります。
その確認には、macOSに標準搭載されている「アクティビティモニタ」を使います。これはMac上で実行中のプログラムを監視・管理できるツールです。リストにFinderが表示されている場合は、そのプロセスを終了させましょう。
- 「Command + Space」キーを同時に押してSpotlight検索を開きます。
- 検索ボックスに「アクティビティモニタ」と入力し、表示されたアプリをダブルクリックして起動します。
- アクティビティモニタ右上の検索ボックスに「Finder」と入力します。
- CPUタブの下にFinderが表示されたら選択し、上部の停止ボタン(×アイコン)をクリックして「強制終了」を選びます。
少し待ってからFinderを再度開き、正常に動作するか確認してください。
対処法3:Macを再起動する
Finderを開き直しても問題が解決しない場合は、Mac本体の再起動を試みてください。Finder自体ではなく、システム側のエラーや不具合が原因でFinderが正常に動いていないこともあるためです。
再起動は、Appleメニュー > 「再起動」から行えます。
対処法4:ストレージ容量を確認して整理する
Finderの動作が遅い、反応しないという症状は、ストレージの空き容量不足が原因のこともあります。
Appleメニュー > 「このMacについて」>「ストレージ」を開き、Macintosh HDの空き容量を確認しましょう。
空き容量がほとんど残っていない場合は、「管理」ボタンをクリックして、大きなファイルや不要な書類・アプリを削除してください。アプリやシステムが快適に動作するためには、最低でも20GB程度の空き容量を確保しておくことをおすすめします。
対処法5:不要なアプリを閉じてメモリを解放する
Finderだけでなく、他に起動中のアプリも動作が重かったり、開こうとしても反応しなかったりする場合は、メモリ不足を疑ってください。
メモリ(RAM)は、Mac上で動作中のアプリやシステムプロセスに割り当てられる領域です。一度に多くのアプリを起動するとメモリが使い果たされ、Mac全体が遅くなったり、頻繁にクラッシュ・フリーズしたりします。Finderも例外ではありません。
メモリの使用状況はアクティビティモニタで確認できます。「メモリ圧力」のグラフが赤や黄色で表示されている場合は、メモリが逼迫しているサインです。
そのようなときは、以下の方法でメモリを解放しましょう。
- 使っていないメモリ消費の大きいアプリを終了する
- ブラウザで開きっぱなしになっている余分なタブを閉じる
これらを行ったうえで、Finderが正常に戻ったか確認してください。
対処法6:Finderの環境設定ファイルをリセットする
Finderの誤動作は、環境設定ファイルの破損が原因であることもあります。macOSでは、アプリの環境設定ファイルは「PLISTファイル」と呼ばれ、Finder経由ではライブラリフォルダ内に保存されています。
Finderの環境設定ファイルをリセットするには、まず該当ファイルをMacから削除し、その後コンピュータを再起動して自動的に再生成させる流れになります。
ただし、Finderが応答しない・クラッシュし続ける状態では、Finderからライブラリフォルダを開いてPLISTファイルを削除できません。そんなときは「ターミナル」を使えば削除できます。
ターミナルで破損したFinder環境設定ファイルを削除する手順は以下の通りです。
- Launchpad > 「その他」>「ターミナル」を開きます。
- 以下のコマンドをコピーしてターミナルに貼り付け、Return(Enter)キーを押します。
sudo rm ~/Library/Preferences/com.apple.finder.plist - 管理者パスワードを入力します。
- ターミナルを終了します。
その後Macを再起動してFinderを開けば、FinderのPLISTファイルが自動的に再作成されます。問題が解消したかどうかを確認してみてください。
対処法7:サードパーティ製アプリをアンインストールする
見落とされがちですが、一部のサードパーティ製アプリがFinderの不具合を引き起こしているケースもあります。
これらのアプリはmacOSからの完全なサポートを受けていないことが多く、インストールして実行するとシステムと競合を起こします。競合の具体的な症状としては、Mac全体のクラッシュや、Finderをはじめとする純正アプリの不調などが挙げられます。
サードパーティ製アプリが犯人かどうかを確かめるには、最近インストールしたアプリをMacからアンインストールしてみてください。その後Finderを再起動し、正常に戻ったか確認します。
対処法8:最近接続した周辺機器を取り外す
接続した外付けハードディスク、USBメモリなどの外部デバイスにウイルスやマルウェアが含まれている場合、システムや純正アプリの動作に悪影響を及ぼすことがあります。
何らかの周辺機器をMacに接続した後に、Finderが急に応答しなくなったり、フリーズ・クラッシュを繰り返すようになったなら、それらを取り外してみてください。それだけでFinderの問題が解決する可能性があります。
対処法9:macOSをアップデートする
上記の方法を試してもFinderがまだ応答しない場合、現在使用中のmacOSのバージョンに未修正のバグやエラーが潜んでいる可能性があります。
特に、macOS MontereyやBig Surの初期バージョンを使っている場合は注意が必要です。実際、フォーラムなどでは「macOS MontereyでFinderが応答しない」という話題が多く投稿されていました。
同様の状況であれば、Macをアップデートすることで問題を解決できます。
- 画面左上のAppleロゴ >「システム環境設定」を選択します。
- 「ソフトウェア・アップデート」をクリックします。
- 「今すぐアップデート」「今すぐ再起動」をクリックしてマイナーアップデートを実行します。「今すぐアップグレード」と表示されている場合は「詳細情報」をクリックし、現在のバージョンに更新があるか確認してください。
Finder不具合に関するよくある質問(FAQ)
Q1. MacのFinderがフリーズし続けるのはなぜ?
A. 原因は多岐にわたります。ストレージ容量の不足、メモリの枯渇、Finder環境設定ファイルの破損、ソフトウェア間の競合、システムエラーなどが代表的な要因です。
Q2. MacでフリーズしたFinderを復旧させるには?
A. Appleメニュー >「強制終了」を選択し、一覧から「Finder」を選んで「再起動」をクリックしてください。または、「Command + Option + Esc」キーを同時に押してFinderを再起動すれば、フリーズ状態を解除できます。
Q3. MacのFinderをリセットするにはどうすればいい?
A. Appleロゴをクリックして「強制終了」を選択し、一覧から「Finder」を選んだうえで「再起動」をクリックすると、Mac上のFinderをリセットできます。
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