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MacとiPadでユニバーサルコントロールが動作しない原因と直し方を徹底解説

AppleはmacOS Monterey 12.3でユニバーサルコントロールのベータ版を初めて公開しました。以来、多くのユーザーがこの便利な機能を使い始めましたが、その評判は賛否両論です。快適に使いこなせている人もいれば、「ユニバーサルコントロールがまったく動かない」「スリープ後に接続が切れる」「iPad側でShiftキーが効かない」「iPadでスクロールできない」といったトラブルに悩まされている人も少なくありません。

そして2022年6月24日、macOS Monterey 12.4の提供開始とともに、ユニバーサルコントロールはついにベータを卒業しました。ところが、これですべての問題が解決したわけではありません。むしろ、macOS 12.3の頃から問題なく使えていたユーザーが、12.4へアップデートした途端に動かなくなったという報告も相次いでいます。

本記事では、「iPad・Macでユニバーサルコントロールが動作しない」問題に対する既知の解決策をすべてご紹介します。まずは、Montereyでユニバーサルコントロールがうまくいかない理由から見ていきましょう。

目次

  • 1. Macでユニバーサルコントロールが動作しない理由
  • 2. ハードウェア・ソフトウェアの互換性を確認する
  • 3. iPadとMacでユニバーサルコントロールを有効にする
  • 4. 基本要件を満たす:Bluetooth・Wi-Fi・Handoff
  • 5. ディスプレイを手動で追加する
  • 6. ファイアウォール設定を見直す
  • 7. VPN・セキュリティソフトをオフにする
  • 8. 外部モニターのデュアル接続を避ける
  • 9. Appleデバイスを再起動する
  • 10. アクティビティモニタで強制終了する
  • 11. 無効化してから再度有効化する
  • 12. Apple PencilのBluetooth接続を解除する
  • 13. Apple IDをサインアウト→サインインする
  • 14. iCloudパスワードを変更する
  • 15. Shiftキーが効かないときの対処法
  • 16. スクロールできないときの対処法
  • 17. 「デバイスがタイムアウトしました」エラーの対処法
  • 18. よくある質問(FAQ)

Macでユニバーサルコントロールが動作しない理由とは?

macOS Montereyでユニバーサルコントロールが動作しなくなる原因はさまざまですが、よくあるものは以下の通りです。

  • Bluetoothが有効になっていない
  • ソフトウェアのバグ
  • デバイスやOSが非対応
  • デバイス同士が離れている
  • 同じApple IDでサインインしていない
  • ファイアウォールが接続をブロックしている
  • VPNなどサードパーティ製ツールによる干渉

原因の候補がわかったところで、早速問題を解決していきましょう。以下の対処法を順番に試して、ユニバーサルコントロールが正しく動作する環境を整えてください。

補足:ユニバーサルコントロールはIntel MacとM1 Macの両方に対応しています。以下の手順は、どちらのMacでも共通して使えます。

ハードウェア・ソフトウェアの互換性を確認する

ユニバーサルコントロールを初めて使う場合は、まずお使いのデバイスが対応機種かどうかを確認しましょう。以下のリストに該当するかチェックしてください。

  • MacBook(2016年以降)
  • MacBook Pro(2016年以降)
  • MacBook Air(2018年以降)
  • iMac(2017年以降)
  • iMac(5K Retina 27インチ、2015年末モデル)
  • iMac Pro/Mac mini(2018年以降)
  • Mac Pro(2019)
  • すべてのiPad Pro
  • iPad(第6世代以降)
  • iPad Air(第3世代以降)
  • iPad mini(第5世代以降)

さらに、MacにはmacOS Monterey 12.3以降、iPadにはiPadOS 15.4以降が必要です。なお、macOS 12.3にはiPadOS 15.4、macOS 12.4にはiPadOS 15.5といったように、バージョンを揃えるのがおすすめです。最新のmacOS(現時点では12.4)へアップデートした後にユニバーサルコントロールが使えなくなった場合は、iPad側も最新OSへ更新してから再試行してください。

iPadとMacでユニバーサルコントロールを有効にする

意外と知られていませんが、ユニバーサルコントロールはMacで自動的に有効になるわけではありません。初めて使う際は自分で設定する必要があります。一度設定すれば、条件が揃ったときに自動的に動作するようになります。ここでは、iPadとMacでユニバーサルコントロールを有効にする方法を説明します。

Macでの設定手順

  1. Appleメニュー > システム環境設定 を開きます。
  2. 「ディスプレイ」>「ユニバーサルコントロール」をクリックします。
  3. 「近くにあるMacやiPad間でポインタとキーボードを移動することを許可」にチェックを入れます。
  4. 他の2つのオプションにもチェックを入れておきましょう。
  5. システム環境設定 >「一般」を開きます。
  6. 「このMacとiCloudデバイス間でHandoffを許可」にチェックを入れます。

iPadでの設定手順

  1. 「設定」>「一般」を開きます。
  2. 「AirPlayとHandoff」をタップします。
  3. 「カーソルとキーボード」をオンにします。

基本要件を満たす:Bluetooth・Wi-Fi・Handoff

デバイスが対応機種で、設定も完了しているなら、次は以下の追加条件を満たしているか確認しましょう。実はトラブルの多くはここに潜んでいます。たとえば、全デバイスでBluetoothをオンにし忘れるのは非常によくあるミスです。

  • ユニバーサルコントロールには最低1台のMacが必要です。
  • すべてのデバイスを同じWi-Fiネットワークに接続します。
  • BluetoothとHandoffを全デバイスでオンにします。
  • すべてのデバイスで、同じApple ID(二要素認証有効)でサインインします。
  • インターネット共有やテザリングは使えません。(Mac:「システム環境設定」>「共有」>インターネット共有をオフ。iPad:「設定」>「セルラー」>「インターネット共有」>「ほかの人の参加を許可」をオフ)
  • デバイス同士は10メートル(30フィート)以内に置きます。
  • Macがスリープ中でなく、iPadがロックされていないことを確認します。
  • 組織によって管理・割り当てられたApple IDでは使用できません。

まだ二要素認証を有効にしていない場合は、以下の手順で設定しておきましょう。

iPadの場合

  1. 「設定」> 自分の名前 >「パスワードとセキュリティ」を開きます。
  2. 「二要素認証をオンにする」を選択し、「続ける」をタップします。
  3. 確認コードを受け取る電話番号を入力して「次へ」をタップします。
  4. 届いたコードを入力して本人確認を完了します。

Macの場合

  1. Appleメニュー > システム環境設定 を開きます。
  2. 「Apple ID」>「パスワードとセキュリティ」をクリックします。
  3. 「二要素認証を設定」をクリックして「続ける」を選択します。
  4. 確認用の質問に答えて「確認」をクリックします。
  5. 電話番号を入力し、確認方法を選んで「続ける」をクリックします。
  6. 6桁のコードを入力して本人確認を済ませます。

補足:ユニバーサルコントロールの動作には最低1台のMacが必要で、iPhoneには対応していません。

すべての条件を満たしているのにまだ動かない場合は、次に紹介する方法でデバイスを手動接続してみてください。

ディスプレイを手動で追加する

通常、すべての設定が整っていればユニバーサルコントロールは自動的に動作します。うまくいかないときは、「ディスプレイ」設定から手動で接続してみましょう。

  1. Appleメニュー > システム環境設定 を開きます。
  2. 「ディスプレイ」>「ディスプレイを追加」をクリックします。
  3. 「キーボードとマウスをリンク」の項目から、接続したいMacまたはiPadを選択します。
  4. デバイスが表示されない場合は、すべてのデバイスをスリープさせてから復帰させ、再度接続を試みてください。

ファイアウォール設定を見直す

ファイアウォールが有効になっていると、Wi-Fi接続時にユニバーサルコントロールが動作しないことがあります。その場合は、ユニバーサルコントロールからの着信接続をブロックしないよう設定を変更しましょう。

  1. システム環境設定 >「セキュリティとプライバシー」を開きます。
  2. 「ファイアウォール」>「ファイアウォールオプション」を選択します。
  3. 「すべての着信接続をブロック」のチェックを外します。
  4. (+)ボタンをクリックします。
  5. Macintosh HD/システム/ライブラリ/CoreServices へ移動します。
  6. 「Universal Control」を選択して「追加」をクリックします。

VPN・セキュリティソフトをオフにする

残念ながら、どちらかのAppleデバイスでVPNが有効になっていると、ユニバーサルコントロールは動作しません。同じWi-Fiネットワーク上のデバイスを検出する必要があるため、VPNに接続しているとローカルネットワークの一員として認識されないのです。

VPN起因の不具合を解消するには、両方のデバイスでVPNを無効化してください。また、サードパーティ製のウイルス対策ソフトも接続を妨げることがあります。インストールしている場合は一時的に無効化してから、再度ユニバーサルコントロールを試してみましょう。

外部モニターのデュアル接続を避ける

デュアルモニター環境のMacユーザーの間では、macOS 12.4へのアップデート後にユニバーサルコントロールが動かなくなる事例が報告されています。対策としては、使用中はモニターを1台だけ接続することです。モニターを1台外してMacを再起動すると、アプリが頻繁にクラッシュする症状にも効果的です。

デュアルモニターを使っている方は、1台を取り外してユニバーサルコントロールが動くか試してみてください。

Appleデバイスを再起動する

どちらかのデバイスがスリープすると接続が切れますが、通常は後ほど自動的に再接続されます。スリープ復帰後に再接続されない場合は、全デバイスを再起動してメモリをリフレッシュし、軽微なバグを解消してみましょう。

Macの場合

左上のAppleロゴをクリックし、「再起動」を選択します。

ホームボタンありのiPadの場合

  1. 電源オフスライダーが表示されるまで、トップボタンを長押しします。
  2. スライダーをドラッグし、30秒待ってiPadの電源を切ります。
  3. Appleロゴが表示されるまでトップボタンを長押しします。

ホームボタンなしのiPadの場合

  1. 音量上げる/下げるボタンとトップボタンを、電源オフスライダーが表示されるまで同時に長押しします。
  2. スライダーをドラッグし、30秒待ってiPadの電源を切ります。
  3. Appleロゴが表示されるまでトップボタンを長押しします。

アクティビティモニタでユニバーサルコントロールを強制終了する

それでも改善しない場合は、アクティビティモニタでプロセスを強制終了し、まっさらな状態からやり直すのも有効です。スリープ復帰後に再接続されないケースにも役立ちます。

  1. アプリケーション > ユーティリティ フォルダから「アクティビティモニタ」を開きます。
  2. 検索欄に「universal control」と入力します。
  3. 該当プロセスを選択し、(X)ボタンをクリックします。
  4. 「強制終了」をクリックします。

ユニバーサルコントロールを無効化して再度有効化する

1日に何度もクラッシュするような場合は、一度無効化してから再度有効にする方法が功を奏することがあります。設定をオフにして、改めてセットアップし直しましょう。

  1. MacでAppleメニュー > システム環境設定 を開きます。
  2. 「ディスプレイ」>「ユニバーサルコントロール」をクリックします。
  3. すべてのオプションのチェックを外します。
  4. 「完了」をクリックします。
  5. iPadで「設定」>「一般」>「AirPlayとHandoff」を開きます。
  6. 「カーソルとキーボード」をオフにします。
  7. すべてのデバイスを再起動します。
  8. 先ほどと同じ手順で、MacとiPadのユニバーサルコントロールを再度有効にします。

Apple PencilのBluetooth接続を解除する

少し意外に聞こえるかもしれませんが、Mac側でApple PencilのBluetooth接続を削除したところ、ユニバーサルコントロールが使えるようになったユーザーもいます。条件を満たし、設定も正しいのに動かない場合は、Bluetooth設定を確認して、Apple Pencilなど不要な接続を削除してみてください。

Apple IDをサインアウトして再度サインインする

macOS Monterey 12.4へのアップデート後に動かなくなった場合は、対象デバイスでApple IDからサインアウトしてみてください。「ディスプレイを追加」のドロップダウンメニューから「キーボードとマウスをリンク」の項目が消えてしまった場合にも、この方法が有効だったという報告があります。

iCloudパスワードを変更する

上記の方法をすべて試しても改善しない場合は、iCloudのパスワードをリセットしてみましょう。アカウントの同期がうまくいっていないために、ユニバーサルコントロールが機能しない可能性があります。

  1. Appleメニュー > システム環境設定 >「Apple ID」を開きます。
  2. 「パスワードとセキュリティ」>「パスワードを変更」をクリックします。
  3. 管理者パスワードを入力し、新しいパスワードを2回入力します。
  4. 「変更」をタップします。
  5. すべてのAppleデバイスで再度サインインします。

Shiftキーが効かないときの対処法

Macの内蔵キーボードや外付けキーボードで、iPad側にShiftキーを入力できない場合は、設定を変更する必要があります。以下の手順を試してください。

  1. iPadで「設定」>「アクセシビリティ」を開きます。
  2. 「キーボード」を選択し、「フルキーボードアクセス」をオンにします。
  3. 「小文字キーを表示」をオンにします。

スクロールできないときの対処法

Logicool(ロジクール)製マウスを使用している場合、ユニバーサルコントロール有効時に、接続先のiPadやもう一台のMacでスクロールホイールが効かないことがあります。iPad側でスクロールを使いたい場合は、現行のLogi Optionsを最新のLogi Options+へアップデートするか、以下の手順でMacのLogitechデーモンを無効化してください。

  1. Appleメニュー > システム環境設定 を開きます。
  2. 「セキュリティとプライバシー」を開き、「プライバシー」タブを選択します。
  3. 「アクセシビリティ」を選択し、「LogiOptions Daemon」のチェックを外します。
  4. Macを再起動します。

「デバイスがタイムアウトしました」エラーの対処法

Appleデバイス間でユニバーサルコントロールを確立しようとした際に、「'デバイス'に接続できません。デバイスがタイムアウトしました。」というエラーが表示されることがあります。この場合は、各デバイスがユニバーサルコントロールの要件を満たしているか、二要素認証済みの同一Apple IDでのサインインや同一Wi-Fiへの接続など、追加条件をすべて確認しましょう。

要件を満たしているのにまだ動かない場合は、全デバイスで一度無効化してから、再度有効にしてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. Macでユニバーサルコントロールを有効にするには?

A. システム環境設定 >「ディスプレイ」>「ユニバーサルコントロール」を開き、「近くにあるMacやiPad間でポインタとキーボードを移動することを許可」にチェックを入れます。

Q. Intel Macでもユニバーサルコントロールは使えますか?

A. はい、Intel Macでも利用できます。「M1 Mac専用機能だ」という記述を目にして混乱するかもしれませんが、調べてみればわかる通り、Appleの公式ドキュメントでユニバーサルコントロールがM1限定機能として挙げられたことは一度もありません。

Q. Appleのユニバーサルコントロールとは何ですか?

A. 1つのキーボードやトラックパッドで、Macと近くにある最大2台のMacまたはiPadを操作できる機能です。有効にすると、条件が揃ったときに自動的に近くのAppleデバイスと接続されます。これにより、コピー&ペーストやファイル転送などを、デバイスを行き来しながらシームレスに行えます。

  1. MacとiPadでユニバーサルコントロールが動作しないときの対処法11選

    MacとiPadでユニバーサルコントロールがうまく起動しないことはありませんか?その原因は、デバイスの互換性の問題、機能の制限、あるいは誤った設定であることが多いです。以下のヒントと解決策を順番に試して、ユニバーサルコントロールを再び使えるようにしましょう。1. デバイスを再起動するつい最近まで問題なくユニバーサルコントロールを使えていたのであれば、まずはMacとiPadを再起動してみてください。機能の動作を妨げているソフトウェア関連の一時的な不具合を解消できる可能性があります。Macを再起動するAppleメニューを開いて「再起動」を選択します。その際、「再度ログイン時にウインドウを再度開く」

  2. MacでiMessageが使えないときの対処法|原因と解決策をわかりやすく解説

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