MacとiPadでユニバーサルコントロールが動作しないときの対処法11選
MacとiPadでユニバーサルコントロールがうまく起動しないことはありませんか?その原因は、デバイスの互換性の問題、機能の制限、あるいは誤った設定であることが多いです。
以下のヒントと解決策を順番に試して、ユニバーサルコントロールを再び使えるようにしましょう。

1. デバイスを再起動する
つい最近まで問題なくユニバーサルコントロールを使えていたのであれば、まずはMacとiPadを再起動してみてください。機能の動作を妨げているソフトウェア関連の一時的な不具合を解消できる可能性があります。
Macを再起動する
Appleメニューを開いて「再起動」を選択します。その際、「再度ログイン時にウインドウを再度開く」のチェックボックスをオフにしてから、もう一度「再起動」をクリックしてください。

iPadを再起動する
「設定」アプリを開き、「一般」>「システム終了」をタップします。次に、電源オフスライダーを右にドラッグし、30秒ほど待ってからトップボタンを長押ししてデバイスを再起動します。

2. デバイスの互換性を確認する
Sidecar(サイドカー)と同様に、ユニバーサルコントロールは比較的新しいMacとiPadでしか利用できません。初めてこの機能を使おうとしている場合は、まずお使いのデバイスが対応しているかどうかを確認することをおすすめします。
Macの互換性を確認する
ユニバーサルコントロールは2018年以降に発売されたすべてのMacに対応しています。それ以前のmacOSデバイスでも、2016年・2017年モデルのMacBook Pro、2016年のMacBook、2017年のiMac、2015年の5K Retina 27インチiMacであれば利用可能です。
さらに、MacにはmacOS Monterey 12.3以降が必要です。Appleメニューを開いて「このMacについて」を選択すると、モデル名とシステムソフトウェアのバージョンを確認できます。

iPadの互換性を確認する
ユニバーサルコントロールには、iPad Pro(全世代)、第6世代以降のiPad、第3世代以降のiPad Air、第5世代以降のiPad miniが必要です。また、iPadOS 15.4以降も必須条件となります。「設定」アプリを開いて「一般」>「情報」を選択すれば、デバイスのモデルとシステムソフトウェアのバージョンを確認できます。

3. システムソフトウェアをアップデートする
ユニバーサルコントロール対応のMacやiPadでも、システムソフトウェアが古い場合は、macOS 12.3 MontereyまたはiPadOS 15.4以降へアップデートしなければ機能を利用できません。また、アップデートには一般的な機能強化やバグ修正が含まれていることが多いため、未適用のアップデートは常にインストールしておくのがおすすめです。
Macをアップデートする
Appleメニューを開き、「このMacについて」>「ソフトウェア・アップデート」>「今すぐアップデート」の順に選択します。

iPadをアップデートする
「設定」アプリを開き、「一般」>「ソフトウェア・アップデート」>「ダウンロードとインストール」をタップします。

MacやiPadのアップデートがうまくいかない場合は、アップデートが止まってしまう問題の解決方法を確認してみてください。
4. ユニバーサルコントロールの設定を確認する
次に、MacとiPadでユニバーサルコントロールが有効になっているか、意図したとおりに設定されているかを確認しましょう。
Mac側の設定を確認する
Appleメニューを開いて「システム環境設定」>「ディスプレイ」>「ユニバーサルコントロール」の順に選択します。「近くにあるMacやiPad間でカーソルとキーボードを行き来できるようにする」のチェックボックスがオフになっている場合は、オンに切り替えてください。

その他の2つのオプションも、理想的には有効にしておきましょう。それぞれ以下のような効果があります。
ディスプレイの縁を押し越えて近くのMacやiPadに接続 — カーソルを画面の端まで押し出すことで隣接するデバイスに接続します。
近くにあるMacやiPadに自動的に再接続 — 範囲内にあるデバイスへ自動的に再接続します。
iPad側の設定を確認する
「設定」アプリを開き、「一般」>「AirPlayとHandoff」をタップします。「キーボードとマウス(ベータ)」のオプションがオフになっている場合は、オンに切り替えてください。

5. 手動でデバイスに接続する
Macのユニバーサルコントロール設定で「近くにあるMacやiPadに自動的に再接続」が無効になっている場合は、機能を開始するためにiPadへ手動で接続する必要があります。
接続するには、コントロールセンターのアイコンを選択して「ディスプレイ」を展開します。次に、「キーボードとマウスを接続」セクションから接続したいデバイスを選択してください。

6. 同じApple IDを使用する
MacとiPadで同じApple ID(iCloudアカウント)を使用していないと、ユニバーサルコントロールは動作しません。仕事用と個人用など、複数のApple IDを使い分けている場合は、これが原因になっていないか確認しましょう。
MacでApple IDを確認する
Macで「システム環境設定」を開き、「Apple ID」を選択します。ウインドウの左側に自分のApple IDが表示されます。

iPadでApple IDを確認する
iPadで「設定」アプリを開き、上部にある自分のプロフィールをタップします。画面の最上部にApple IDが表示されます。

間違ったApple IDでサインインしていた場合は、正しいiCloudアカウントでのサインイン方法を確認してください。
7. ディスプレイの配置を調整する
ユニバーサルコントロールはデバイスの位置関係を自動的に判断する賢い機能ですが、まれに認識を誤ることがあります。確認するには、Macで「システム環境設定」を開いて「ディスプレイ」を選択します。ディスプレイの並び順が実際の配置と異なる場合は、ドラッグして正しい位置に調整してください。

8. BluetoothとWi-Fiを確認する
ユニバーサルコントロールは、BluetoothとWi-Fiを使ってMacとiPadの間を切り替えます。機能がうまく動作しない場合は、両方のデバイスでBluetoothとWi-Fiが有効になっているかを確認してください。
MacでBluetoothとWi-Fiを確認する
コントロールセンターを開きます。BluetoothとWi-Fiのアイコンが無効になっている場合は、クリックして有効にしてください。

iPadでBluetoothとWi-Fiを確認する
画面の左上から下にスワイプしてコントロールセンターを開きます。BluetoothとWi-Fiのアイコンが無効になっている場合は、タップして有効にしてください。

9. Handoff(ハンドオフ)を確認する
BluetoothとWi-Fiに加えて、ユニバーサルコントロールの通信にはHandoffも必要です。無効になっている場合は、有効に切り替えましょう。
MacでHandoffを確認する
Appleメニューを開いて「システム環境設定」を選択します。次に「一般」を選び、「このMacとiCloudデバイス間でHandoffを許可」のオプションを有効にします。

iPadでHandoffを確認する
「設定」を開き、「一般」>「AirPlayとHandoff」をタップします。次に、「Handoff」の横にあるスイッチをオンにします。

10. インターネット共有と個人用ホットスポットを無効にする
インターネット共有と個人用ホットスポットは、MacとiPadのユニバーサルコントロールに干渉する可能性がある2つの機能です。これらを無効にして、改善されるかどうか確認してみてください。
Macでインターネット共有を無効にする
「システム環境設定」を開き、「共有」を選択して、「インターネット共有」のチェックボックスをオフにします。

iPadで個人用ホットスポットを無効にする
「設定」アプリを開き、「個人用ホットスポット」をタップして、「ほかの人の接続を許可」のスイッチをオフにします。

11. ネットワーク設定をリセットする
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合は、MacとiPadのネットワーク設定をリセットする必要があります。デバイス間の通信を妨げている破損したBluetoothやWi-Fiの設定を解消できるはずです。
Macでネットワーク設定をリセットする
Finderを開き、メニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」を選択して、以下のフォルダにアクセスします。
/Library/Preferences/
次に、以下のファイルをゴミ箱へドラッグします。
com.apple.Bluetooth.plist

続けて、以下のフォルダにアクセスします。
/Library/Preferences/SystemConfiguration/
そして、以下のファイルをすべてゴミ箱へドラッグします。
com.apple.airport.preferences.plist
com.apple.network.identification.plist
com.apple.network.eapolclient.configuration.plist
com.apple.wifi.message-tracer.plist
NetworkInterfaces.plist
preferences.plist
最後に、Macを再起動します。
注意: その後ネットワーク関連の問題が発生した場合は、上記のファイルをゴミ箱から元の場所に戻してください。
iPadでネットワーク設定をリセットする
「設定」アプリを開き、「一般」>「転送またはiPadをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」の順にタップします。次に、デバイスのパスコードとスクリーンタイムパスコードを入力し、「リセット」をタップして確定します。

まとめ
ユニバーサルコントロールはMacとiPadを快適に連携させる便利な機能です。正しく動作させられるよう時間をかける価値は十分にあります。ただし、ソフトウェア関連のトラブル全般に言えることですが、両方のデバイスのシステムソフトウェアを常に最新の状態に保てば、今後の問題発生のリスクを最小限に抑えられます。
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