Mac/MacBookのピンクスクリーン問題を素早く解決する7つの対処法
電源を入れた瞬間、MacBook Pro/Airに突然ピンク色の画面が表示されたら、焦ってしまうでしょう。黒い画面や白い画面ほど一般的ではないため、なおさら不安になりますよね。
これは「ピンクスクリーン・オブ・デス(死のピンク画面)」と呼ばれる症状で、MacBookが正常に起動できず、何らかの問題を抱えていることを示しています。システムはピンク色の画面を使って、早めにMacを修理するよう警告しているのです。
この状態では、MacBookに保存されているデータにもアクセスできず、データ消失のリスクがあります。まずはデータを救出し、その後、ピンク画面の原因となっている問題を修正しましょう。
なお、画面にピンク色の縦線や横線が表示される場合は、別記事「Mac画面の紫/青/ピンク/黒/緑の線を直す方法」をご参照ください。
目次
- 1. ピンク画面が表示されるMacからファイルを救出する
- 2. MacBookのピンクスクリーン・オブ・デスの直し方
ピンク画面が表示されるMacからファイルを救出する
ピンク画面などの問題で起動しなくなったMacBookからデータを復旧する方法を紹介した動画があります。手順をステップごとに解説しているので、ぜひご覧ください。
ピンク画面の問題によるデータ消失を避けたい場合は、iBoysoft Data Recovery for Macでデータを復元しましょう。この安全かつプロフェッショナルなデータ復元ソフトは、起動しないMacからのデータ復元を完全サポートしています。
macOSリカバリーモードでiBoysoft Data Recoveryを実行するには?
関連記事では、起動可能なUSBドライブの有無にかかわらず、macOSリカバリーモードでiBoysoft Data Recoveryを使用する2つの方法を詳しく紹介しています。
MacBookのピンクスクリーン・オブ・デスの直し方
なぜMacBookの画面がピンク色になったのでしょうか?MacBook Proの画面ちらつき問題と同様に、電源、画面表示、ソフトウェアの非互換性、カーネルパニック、ハードウェアの非互換性などが主な原因として考えられます。
まず、以下の簡単な対処を試してみてください:
- 最近接続した外部機器を取り外す
- Macをシャットダウンし、電源を切る
- Macを再起動する
このクイックフィックスで、一時的な不具合かどうかを確認できます。それでも改善しない場合は、以下の解決策を順番に試してみましょう。
- SMCをリセットする
- NVRAM設定をリセットする
- GPUを確認・リセットする
- セーフモードでソフトウェアの非互換性を解消する
- macOSリカバリーモードでカーネルパニックを修復する
- macOSを再インストールする
- ハードウェアの非互換性を解消する
1. SMCをリセットする
SMC(System Management Controller)は、Macのスリープ機能とすべての電源関連機能を制御しています。再起動しても解決しない電源トラブルが発生している場合、SMCのリセットで解決できることがあります。なお、Apple M1搭載MacにはSMCは存在しません。
MacBook Pro / MacBook AirでSMCをリセットする方法:
- 電源アダプタを取り外してから、Macをシャットダウンします。
- Shift + Option + Controlキーを押し続けながら、電源ボタンも押します。10秒後にすべてのキーを離します。
- 電源ケーブルを接続し直し、Macの電源を入れます。
iMacやMac miniなどのデスクトップMacでSMCをリセットする方法:
- Macをシャットダウンし、電源ケーブルを15秒間抜きます。
- 電源コードを接続し直して、Macの電源を入れます。
2. NVRAM設定をリセットする
macOSにおけるNVRAM(不揮発性RAM)は、RAMのごく一部で、ディスプレイの解像度や明るさ、起動ディスクの選択、直近のカーネルパニック情報などの設定を保存しています。
NVRAMをリセットすることで、ピンク画面の原因となる設定関連の問題を解決できます。
- MacBookをシャットダウンします。
- Macの再起動時に、Option + Command + P + Rキーを押し続けます。
- 2回目の起動音が聞こえたらキーを離します。T2チップ搭載Macの場合は、Appleロゴが2回目に表示されて消えた後にキーを離します。
注意:M1 MacでもNVRAMは利用可能ですが、起動時に自動的にテストを実行し、必要に応じてNVRAMを自動的にリセットするように設定されています。
3. GPUを確認・リセットする
GPU(Graphics Processing Unit)は、グラフィックス描画を高速化するために設計された専用プロセッサです。通常、グラフィックスには「専用グラフィックス」と「内蔵グラフィックス」の2種類があります。
Mac(通常はMacBook Pro)に両方のグラフィックスが搭載されている場合、2つのグラフィックスの切り替え時にピンク画面が表示されることがあります。その場合は、「自動グラフィックス切り替え」を無効にすることをおすすめします。
Retinaディスプレイ搭載MacBook Proの場合:
- Macをセーフモードで起動します。
- Appleメニュー > システム環境設定 > 省エネルギーを開きます。
- 「自動グラフィックス切り替え」のチェックを外します。
これにより、Macは専用グラフィックスのみを使用するようになります。ただし、バッテリー駆動時間が短くなる点に注意してください。
ディスクリートGPUを無効化するもう一つの方法(全Macモデル対応):
- Macリカバリーモードで起動します。
- ユーティリティ > ターミナルを選択します。
- ターミナルウィンドウに以下のコマンドを入力します。
nvram fa4ce28d-b62f-4c99-9cc3-6815686e30f9:gpu-power-prefs=%01%00%00%00
上記の方法を試してもピンク画面が解消されない場合は、より深刻な問題を抱えている可能性があります。真の原因はシステム、ソフトウェア、ハードウェアに関係しているかもしれません。
4. セーフモードでソフトウェアの非互換性を解消する
ソフトウェアの非互換性とは、特定のソフトウェア(通常はサードパーティ製)が一部のOS上で動作できないことを指します。対応していないシステムで無理に動作させると、ピンク画面のような問題が発生します。
macOS Big SurからmacOS Montereyへのアップグレード後など、システムアップグレード後にピンク画面が発生しやすいのは、サードパーティ製ソフトウェアが新しいシステムに対応していないためです。
また、M1搭載MacBookでもピンク画面の問題が頻繁に報告されています。M1 MacはCPUアーキテクチャがIntelベースのMacから変更されましたが、多くのサードパーティ製ソフトウェアは依然としてIntelチップ向け・旧システム向けのままです。そのため、M1 Macではソフトウェアの非互換性が起こりやすいのです。
サードパーティ製ソフトウェアの非互換性を確認・修正するには、セーフモードで起動する必要があります。セーフモードでは、macOSはサードパーティ製ソフトウェアなしで、必要最低限のソフトウェアとドライバーのみで起動します。
Intel搭載MacBookでセーフモードに入る方法:
- Macをシャットダウンし、約10秒待ちます。
- 再起動時にShiftキーを押し続けます。
- ログインウィンドウが表示されたらShiftキーを離します。
ARMベースのM1 Macでセーフモードに入る方法:
- Macをシャットダウンし、約10秒待ちます。
- 起動ディスクとオプションが画面に表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。
- 起動ディスクを選択し、Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリックします。
Macがセーフモードで起動できた場合、ピンク画面の原因は最近インストールしたサードパーティ製ソフトウェアである可能性が高いです。アプリをアンインストールしてから、Macを再起動してください。
5. macOSリカバリーモードでカーネルパニックを修復する
カーネルはOSの中核を担うコンピュータプログラムで、システム内のあらゆるものを完全に制御しています。そのため、カーネルパニックが発生するとシステムも破損し、MacBook Proの起動中にピンク画面やピンク色の線が表示されるといった形で現れます。
Macのカーネルパニックは、ハードウェア障害、ソフトウェアのバグ、ソフトウェアの非互換性、マルウェア、その他のエラーによって引き起こされる可能性があります。
まず、Macリカバリーモードで起動する必要があります。
Intel搭載Macの場合:
- Macの再起動時に、Command + Option + R + Shiftキーを押し続けます。
- 回転する地球儀が表示されたらキーを離します。
なお、Macはインターネットに接続しておく必要があります。
Apple M1 Macの場合:
- M1 Macの電源を入れ、電源ボタンを押し続けます。
- 起動オプションのウィンドウが表示されたら、電源ボタンを離します。
- 「オプション」を選択し、「続ける」をクリックします。
macOSリカバリーモードでは、ディスクユーティリティのFirst Aid機能を実行して、起動ディスク(システムが格納されているディスク)のエラーを修復できます。
6. macOSを再インストールしてピンク画面を解決する
First Aidを実行してもピンク画面が表示され、起動できない場合は、システムのエラーが単純なものではない可能性があります。このときは、macOSリカバリーモードの「macOSを再インストール」ユーティリティを使って、macOSを再インストールしましょう。
ただし、macOSの再インストールによりデータが失われる可能性があります。Time Machineのバックアップがない場合は、再インストール前にiBoysoft Data RecoveryでMacのデータを復元しておくのがおすすめです。
それでも解決しない場合は、Macにハードウェアの問題があるかもしれません。
7. ハードウェアの非互換性を解消する
ハードウェアの非互換性とは通常、入出力装置などのコンピュータのハードウェア部品が、特定のマザーボード、CPUアーキテクチャ、バス、システムとうまく連携できないことを意味します。そのため、ハードウェアを更新した後にピンク画面の問題が発生することがあります。
外部ハードウェアの非互換性を確認するには:
- 接続されているすべての周辺機器を取り外します。
- 一度に1台ずつ機器を接続し直し、そのたびにMacを再起動します(具体的なハードウェア故障の特定のため)。
Mac内部のハードウェアについては、「Apple Diagnostics」(旧称:Apple Hardware Test)を実行して、ハードウェアの問題をチェックできます。
これらの対処法でも解決しない場合は、Macに深刻なハードウェアの故障や破損がある可能性があります。Appleの修理センターに持ち込んでください。
まとめ
Macのピンクスクリーン・オブ・デスは珍しい問題ですが、決して起こらないわけではありません。ソフトウェアやハードウェアの非互換性、カーネルパニック、ディスプレイのエラーなど、原因が何であれ、必ず解決策があります。
この記事では、Macのピンク画面問題に対する一連の解決策を提供するとともに、起動しないMacからのデータ復元方法もご紹介しました。皆様のお役に立てば幸いです。
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