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フリーズしたMacの直し方|強制終了・再起動から原因調査まで徹底解説

Macがフリーズすることはそれほど頻繁にあるわけではありませんが、Macもすべてのコンピュータと同様に処理を繰り返して動作しており、まれにソフトウェアがループ状態にはまり込むことがあります。そうなると、Wordなどの特定のアプリ、あるいはmacOS全体が反応しなくなることがあります。

この記事では、Macがフリーズしたとき、カーソルが虹色の回転するビーチボール(通称「スピニングビーチボール」「死の回転ピザ」)になったとき、マウスやキーボードが操作できなくなったとき、強制終了もシャットダウンもログインもできないときの対処法を詳しく解説します。最悪の場合、「作業中の書類が消えてしまうのでは」と心配になり、電源を切らずにフリーズを解除する方法を探したくなるかもしれません。

以下の手順に従えば、フリーズしたMacを復旧させ、再び正常に動作させられるはずです。あわせて「電源が入らない・起動しないMacの直し方」や、Macのよくあるトラブルを解決する完全ガイドも参考にしてください。

フリーズしたMacを復旧させる5つのステップ

まずは全体像として、Macのフリーズを解除するための5つのステップを紹介します。それぞれの詳細は後述します。

  1. アプリの強制終了を試す: アプリ使用中にフリーズした場合は、そのアプリを強制終了できるか確認しましょう。問題がMac本体ではなく特定のアプリだけに起因していることも多く、そのアプリを閉じるだけで解決するケースがあります。
  2. Macを再起動する: カーソルが動かない、キーボードが反応しないなどで強制終了もできない場合は、Macの再起動が必要になることがあります。
  3. 周辺機器を外して再起動する: 再起動後も問題が続く場合は、接続している周辺機器をすべて取り外してから再度再起動してみてください。
  4. セーフブートを試す: それでも改善しない場合は、セーフモードでMacを起動してみましょう。
  5. 原因を調査する: フリーズを解除できたとしても、根本原因を突き止めることが重要です。ストレージ容量の不足、メモリの問題、macOSのバージョンの不具合、特定アプリの問題などを順番にチェックしていきます。

フリーズしたMacの直し方|強制終了・再起動から原因調査まで徹底解説

フリーズしたアプリを強制終了する方法

最初に確認すべきは、macOS全体が影響を受けているのか、それとも特定のアプリだけなのかという点です。

マウスとキーボードがまだ使えるのであれば、原因は特定のアプリである可能性が高いでしょう。アプリのメニューやアイコンが反応せず、虹色の回転するビーチボール(スピニングビーチボール、SPODとも呼ばれます)が表示されることで気づくことが多いはずです。

問題の原因がアプリかどうかを見分ける方法はいくつかありますが、フリーズしたMacを復旧させるには、原因となっているアプリを終了して再起動するのが最も効果的です。

どのアプリが原因かわからない場合でも使える、アプリを閉じる方法を紹介します。

  1. 別のアプリのウィンドウやデスクトップをクリックするなど、macOS上の別の場所へ移動します。あるいは「Command + Tab」キーを押して別のアプリに切り替えてください。以前は全体が反応しなかった状況でも、これでMacの操作権限を取り戻せるはずです。
  2. メニューバーのAppleロゴ()をクリックし、「強制終了」を選択します。
  3. 応答していないアプリはここでハイライト表示されるので、対象を選んで「強制終了」をクリックします。フリーズしたMacの直し方|強制終了・再起動から原因調査まで徹底解説

もうひとつ、アプリを確認して閉じる方法もあります。

  1. Dock内のアプリアイコンを右クリック(またはControlキーを押しながらクリック)します。「終了」という項目が表示されればアプリはおそらく正常で、「強制終了」と表示されれば異常が発生しているサインです。
  2. 「終了」しか表示されないアプリを強制終了したい場合は、右クリック時にOption(Alt)キーを押してください。「終了」が「強制終了」に変わります。

Macに「Ctrl + Alt + Delete」はある?

Windowsの経験がある方なら、PCでアプリを強制終了するときに使う「Ctrl + Alt + Delete」キーはご存じでしょう。Macでの同等の操作は何か気になるところです。

  • Macでは「Command + Option(Alt)+ Esc」キーを押すことで、Windowsの「Ctrl + Alt + Delete」と同じ効果が得られます。

これにより、前述の「強制終了アプリケーション」ウィンドウが開きます。単にアプリが閉じるわけではなく、強制終了するアプリを選択できる画面が表示される点に注意してください。

Macでの強制終了については詳細ガイドを用意しています。また、Finderを強制終了して再起動する方法もあわせて参考にしてください。

多くの場合、原因が単一のアプリケーションであれば(典型的にはアプリがループ状態にはまり、メモリを使いすぎているケース)、簡単に見分けられます。「アプリケーションが予期しない理由で終了しました」といった警告ダイアログが表示されるからです。

フリーズしたMacの直し方|強制終了・再起動から原因調査まで徹底解説

アプリが強制終了できない場合の再起動方法

アプリを強制終了できない場合や、macOSが完全に反応しなくなった場合は、以下の手順に沿ってMacを再起動してください。

  1. 画面左上のAppleメニュー()をクリックし、「再起動」を選択して「再起動」ボタンをクリックします。
  2. Appleメニューを操作できない場合(マウスが反応しないなど)は、古いMacなら「Command + Control + メディア取り出しキー」、新しいMacなら「Control + Option + Command + 電源ボタン」を押してみてください。保存するかどうかを尋ねられた後にアプリが終了し、Macがシャットダウンします(Touch IDセンサー搭載機種では動作しない場合があります)。
  3. それでもダメな場合(キーボードも反応しない場合)は、Macの電源ボタンを長押しして電源が切れるまで待ちます。数秒待ってから、電源ボタンを押して離し、Macを再度起動してください。

再起動後、作業中だったファイルが自動的に開くことがありますが、ファイルが破損している可能性もあります。その場合は、復元できる部分だけを取り出し、内容を新しいファイルに移してから(元のファイルは削除してください)。

関連記事:失われたWord文書を復元する方法

Macがクラッシュ・フリーズした原因を調べる方法

同じトラブルの再発を防ぐために、クラッシュの原因を必ず調査しましょう。フリーズが頻発する場合は、以下の項目を確認してください。

  1. ストレージ空き容量の確認: 動作低下を避けるため、HDD/SSD容量の約20%は空けておくのが理想です。(関連記事:Macの空き容量を増やす方法)
  2. macOSを最新版に更新: 「システム環境設定 > ソフトウェアアップデート」を確認するか、古いバージョンのmacOSではMac App Storeを開いてアップデートをチェックします。アップデートが完了しない問題がある場合は、macOSアップデートが完了しないときの対処法を参照してください。
  3. アプリのアップデート確認: Mac App Storeでインストール済みアプリの更新がないか確認します。
  4. App Store以外のアプリの手動更新: App Store以外からインストールしたアプリは手動で更新します。多くのアプリには「アップデートを確認」機能があります。
  5. 周辺機器の切り分け: ソフトウェアを更新したら、周辺機器をすべて取り外し、1台ずつ再接続して、どれかが原因になっていないか確認します。
  6. プラグインの無効化: プラグイン対応アプリを使用している場合は、プラグインを無効化(または削除)して、問題の原因になっていないか調べてください。
  7. セーフモードの活用: セーフモードは追加プロセスなしでmacOSを起動し、クリーンアップスクリプトを実行します。Intel製Macでは起動時にShiftキーを押し続けます。M1/M2搭載Macでは、電源ボタンを長押しして起動オプションが表示されるのを待ち > 起動ディスクを選択 > Shiftキーを押し続け > 「セーフモードで続ける」をクリックします。(関連記事:Macをセーフモードで起動する方法)
  8. ディスクユーティリティで修復: ディスクユーティリティの「First Aid(ディスクを検証/修復)」機能を使って、ハードドライブの問題を解消します。
  9. Apple Diagnosticsの実行: Appleサポートサイトが提供する専用ユーティリティで、Macの問題を検出できます。セーフモードと同様に、機種によって手順が異なります。M1/M2搭載Macの場合は、システム終了 > 電源ボタンを押し続けながら起動 > 起動オプションが表示されたら「Command + D」キーを押します。Intel製Macの場合は、システム終了後にDキーを押しながら起動します。診断の実行方法についてAppleが公式に解説しています。

問題を報告する方法

原因が特定のアプリにあると思われる場合は、再発を防ぐためにいくつかの確認を行うことをおすすめします。

  1. 問題のアプリを再度起動します。
  2. Appleまたは開発者にレポートを送信する選択肢が表示されたら、送信しましょう。アプリケーションがクラッシュするたびに、macOSはクラッシュレポートをAppleへ送信します。Appleはこのデータを活用してmacOSの開発を進め、将来的により安定したOS(そしてより安定したアプリ)を提供しています。
  3. アクティビティモニタを開き、アプリ使用中にどんなプロセスが動いているのか観察します。たとえば、Safariのウィンドウを開いているときに問題が起きる、Macが利用可能なメモリ(RAM)をほぼ使い切っている、といったことに気づけば、それが原因である可能性があります。

フリーズしたMacの直し方|強制終了・再起動から原因調査まで徹底解説

ウイルスやマルウェアが原因の可能性は?

Macでウイルスは珍しいため、問題の原因がウイルスである可能性は低いといえます。ただし、「safari-get」と呼ばれる攻撃手法を使った詐欺サイトのように、訪れたMacにマルウェアを読み込み、大量のメール下書きやiTunesウィンドウを次々と開かせてシステムメモリに負荷をかけ、フリーズを引き起こす事例が知られています。

心当たりがある場合は、Macのセキュリティ対策のコツやおすすめMac antivirusソフトの記事を参考にしてください。

Macは何年くらい使えるのか気になる方は、「Macの寿命は何年?」の記事もぜひご覧ください。

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