macOS Montereyアップデート後にMacが遅くなる原因と7つの解決策
新しいmacOS 12 Montereyは、Big Surに比べると小規模なアップデートではありますが、魅力的な機能が数多く搭載されています。強化されたFaceTime、1台のマウスやトラックパッドで複数デバイスを操作できるユニバーサルコントロール、進化したSafariのブラウジング体験、プライバシー機能の向上など、挙げればきりがありません。
誰もが新OSを心待ちにしてアップデートボタンを押したものの、いざ使ってみるとMacの動作が重くなるといったパフォーマンス問題に直面した方も多いのではないでしょうか。よくある症状は以下の通りです。
- アプリの起動が遅い、または頻繁にフリーズする
- ファンが常に回り続け、騒音がひどい
- インターネットが極端に遅く、YouTube動画もまともに視聴できない
こうしたmacOS Montereyの動作が遅い問題(iMac、MacBook Pro、MacBook Air)にお困りの方は、ぜひこの記事を読み進めてください。効果的な対処法をご紹介します。
注意:Macが遅くなる原因はさまざまです。まず基本的な対処法から順に試していきましょう。ひとつの方法で改善しない場合は、次の方法を試してみてください。
1. MacがMontereyに対応しているか確認する
厳密にはこれは「修正方法」ではありませんが、最初に確認すべき重要なステップです。Appleがリリースするすべての新macOSには、ハードウェアの最低要件が定められています。古いMacの場合、最新OSの動作が重くなったり、そもそも最新バージョンに対応していないこともあります。
macOS Montereyの対応機種リストを確認し、お使いのMacが含まれているかチェックしましょう。また、Montereyのインストーラファイルは12GBありますが、新システムを快適に動作させるには最低35GB、できれば50GB以上の空きストレージが必要です。
もしMacが古すぎてMontereyに対応していない場合は、以前のバージョンに戻すことをおすすめします。アップデート後により深刻なパフォーマンス問題に直面する可能性が高く、速度改善のための有効な手立ても少ないからです。
2. ログイン項目(アプリと隠れたLaunch Agent)を無効化する
こんなときに有効:Macの起動が遅いとき
起動時に自動的に立ち上がるアプリやLaunch Agentを確認し、不要なものはできるだけ無効化しましょう。起動時に自動実行されるプログラムが少ないほど、Macの動作は軽快になります。手順は以下の通りです。
- 画面左上のAppleメニューをクリックします。
- 「システム環境設定」>「ユーザとグループ」>「ログイン項目」を選択します。
- 自動起動する必要のないアプリを選択し、「−(マイナス)」ボタンをクリックして削除します。
また、バックグラウンドで常駐する隠れたLaunch Agent(ヘルパーアプリやサービス)が起動速度を低下させているケースもあります。これらは目視では発見しづらいため、CleanMyMac Xのようなツールを使うのが便利です。
削除の手順は以下の通りです。
- CleanMyMacを起動します。
- 「最適化」>「すべての項目を表示」>「Launch Agent」を選択します。
- Macの起動後に自動的に実行されるヘルパーアプリやサービスの一覧が表示されます。不要なものを選択して「削除」ボタンをクリックします。
これで完了です。Macを再起動すると、動作の改善を実感できるはずです。
3. アクティビティモニタで負荷の高いアプリを見つけて終了させる
こんなときに有効:特定のアプリ使用時にMacが遅くなるとき
macOS Montereyの動作が遅いもう一つの原因は、リソースを大量に消費するアプリがシステムリソースを占有していることです。Photoshop、Camtasia、Final Cut Proなどの大型アプリは、小規模なアプリよりもはるかに多くのリソースを使用しがちです。大きな画像を編集したり動画をレンダリングしたりするときにリソースを使うのは正常ですが、必要以上に常時リソースを消費しているなら、何か問題があるかもしれません。
どのアプリやサービスが過剰にリソースを消費しているかを確認するには、以下の手順に従ってください。
- 「Finder」>「アプリケーション」>「ユーティリティ」を開きます。
- 「アクティビティモニタ」を見つけてダブルクリックで起動します。
- リストの上位にあるプロセスを確認し、CPU使用率が50%を超えるなど、異常に負荷の高いプロセスがないかチェックします。
- 負荷の高いプロセスを見つけたら、選択して上部ツールバーの「×」ボタンをクリックして終了させ、様子をみてみましょう。
場合によっては、これだけでMacが再びスムーズに動くようになることもあります。
注意:よく使う大型の編集アプリがある場合は、最新版がリリースされていないかも確認しましょう。あれば、最適なパフォーマンスを得るためにアップデートすることをおすすめします。
4. システムジャンクとアプリジャンクを削除する
こんなときに有効:明確な理由なくMontereyの動作が遅いとき
Montereyへのアップデート後にMacBookやiMacを高速化するもう一つの手軽な方法は、システムジャンクやアプリジャンクの削除です。Macをアップデートするたびに、インストール完了後には不要になるファイルが書き込まれますが、それらがMac内に残ったままになっていることがあります。サードパーティ製アプリでも同様です。こうした不要ファイルを削除するだけで、Monterey環境のMacが速くなることがよくあります。
ただし、ジャンクファイルの特定は思ったより難しく、コンピュータに詳しい人でない限り手作業での判別は困難です。一般的なMacユーザーにとっては、サードパーティ製ツールを使うのがベストな選択肢です。ここでもCleanMyMacをおすすめします。シンプルで使いやすく、無料版と有料版が用意されています。無料版でもシステムジャンクやアプリジャンクの掃除は十分に行えますが、有料版ならジャンクファイルの蓄積自体を未然に防げるため、検討する価値があります。
クリーンアップの手順は以下の通りです。
- CleanMyMacアプリを開き、左パネルから「システムジャンク」をクリックします。
- 黄色い「アクセスを許可」ボタンをクリックして、アプリがより多くのジャンクを検出できるようにします。
- 「スキャン」ボタンを押して開始します。
- すぐに安全に削除できるジャンクファイルの一覧が表示されます。
- 「写真ジャンク」「iTunesジャンク」にも移動して、アプリジャンクを忘れずに削除しましょう。
5. 「ストレージを最適化」機能を有効にする
こんなときに有効:Montereyアップデート後にストレージ容量が不足しているとき
一般論として、Macの空きストレージ容量が多いほど動作は速くなります。問題は、どうやって手早く空き容量を確保するかです。「ストレージを最適化」は便利な機能で、視聴済みの映画やTV番組を自動的にMacから削除してスペースを節約してくれます。
- Appleロゴをクリックします。
- ドロップダウンメニューから「このMacについて」>「ストレージ」>「管理」を選択します。
- 表示されたウィンドウで、「ストレージを最適化」の「最適化」ボタンをクリックします。
- 処理が完了するまで待ちます。
6. SMCとNVRAMをリセットする
こんなときに有効:ファンの音がうるさい、音量に異常がある、バッテリーの減りが早いなど
Appleによると、SMC(システム管理コントローラ)のリセットは、ファン、バッテリー、電源、その他一部の機能に関する問題を解決できることがあります。同様に、NVRAMのリセットは、ディスプレイの解像度、スピーカーの音量、起動ディスクの選択、直近のカーネルパニック情報などに関連する問題の解決に役立ちます。macOS Montereyへアップデート後にMacの調子がおかしいと感じたら、SMCとNVRAMのリセットを試すタイミングかもしれません。
SMCとNVRAMのリセットは無害な操作で、簡単に行えます。Apple公式のガイドに従うか、YouTubeの解説動画で手順を確認してください。
7. macOS Montereyをクリーンインストール(再インストール)する
こんなときに有効:上記の方法をすべて試してもMacが遅いままのとき
macOS Montereyは優れたOSですが、完璧ではありません。だからこそAppleは2021年6月のWWDCで初公開されて以来、継続的に改良を加えています。上記の対処法をすべて試してもMacの動作が重い場合は、再インストールが最後の手段となるでしょう。
クリーンインストールを行うと、Macのハードドライブ上のデータがすべて消去され、カスタマイズ設定もサードパーティ製アプリもユーザーデータもない、新品同様の状態になります。つまり、購入当初のように速く動作するはずです。詳細については関連記事を参照してください。
重要:クリーンインストールを始める前に、必ずMacのバックアップを取ってください。
iMacやMacBook ProがMontereyアップデート後に遅くなる理由
原因はいくつも考えられます。まず第一に、お使いのコンピュータが最新macOSに実際には対応していないケースです。AppleはMontereyの対応機種リストを公表しており、以下の通りです。
- MacBook:2016年以降のモデル
- MacBook Air:2015年以降のモデル
- MacBook Pro:2015年以降のモデル
- iMac:2015年末以降のモデル
- iMac Pro
- Mac mini:2014年以降のモデル
- Mac Pro:2013年以降のモデル
ご覧の通り、macOS Montereyを動作させるには、MacBookであれば2015年以降のモデルである必要があります。2014年以前のモデルをお使いの場合、残念ながら新OSは利用できません。たとえ対応機種であっても、年式が古いMacでは速度改善の余地があまりなく、アップグレードしないことが最善の選択となる場合もあります。
その他の原因は、ハードウェア関連とソフトウェア関連の2種類に分けられます。MacがSSDではなく回転式HDDを搭載している場合、SSD(ソリッドステートドライブ)はHDD(ハードディスクドライブ)よりもはるかに高速なため、全体的に動作が遅くなります。ソフトウェアが原因であるケースもあります。その場合は、前述の各対処法が有効です。
まとめ
Appleの最新OSであるmacOS Montereyは、Macユーザーにとって間違いなくパワフルで美しく、インストールする価値のある魅力的なシステムです。しかし、Appleのようなテック大手がリリースする新ソフトウェアであっても、不具合が発生することがあり、その一つがアップデート後のMacの動作低下です。本記事で紹介した対処法を活用して、macOS Montereyを快適な速度で使いこなしましょう。
さて、あなたのMacBook ProやiMacは最新macOSにアップデート後に遅くなりましたか?解決できましたか?下のコメント欄でお知らせください。できる限りサポートいたします。
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