Google Chromeで「サーバーのDNSアドレスが見つかりません」エラーを解決する17の方法
Windows 8、8.1、10を使用していると、特定のWebサイトにアクセスしようとした際に「サーバーのDNSアドレスが見つかりません」というエラーメッセージが表示され、サイトが開けないことがあります。
「サーバーのDNSアドレスが見つかりません」の意味とは?
インターネット上のすべてのWebサイトには数値のIPアドレスが割り当てられており、人間が理解しやすいドメイン名(例:example.com)と紐づけられています。DNS(ドメインネームシステム)サーバーは、このドメイン名をIPアドレスに変換する「翻訳役」を担っています。何らかの理由でDNSサーバーが目的のサイトのIPアドレスを取得できない場合、このエラーが発生します。
主な原因としては、以下のようなケースが考えられます。
- アクセスしようとしているドメイン自体がダウンしている
- DNSサーバー側に障害が発生している
- ローカルのDNSキャッシュが古いIPアドレスを保持している(サーバー側でIPアドレスが変更された後などに発生しやすい)
本記事では、このエラーを解決するための手順を複数紹介します。ただし、訪問先のサイト側でサーバー設定の不備がある場合は、これらの方法では解決しないことがあります。
方法1:DNSサーバーをGoogle Public DNSに変更する
最も一般的かつ効果的な対処法は、使用するDNSサーバーをGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)やCloudflare(1.1.1.1)など、信頼性の高いパブリックDNSに変更することです。ISP提供のDNSサーバーが不安定な場合に有効です。
- Windows + R キーを押し、「
ncpa.cpl」と入力してEnter - 使用中のネットワークアダプター(イーサネットまたはWi-Fi)を右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」をダブルクリック
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、以下を入力
優先:8.8.8.8
代替:8.8.4.4 - 「OK」で閉じ、ブラウザで再度アクセスを試す
方法2:IPアドレスを調べてhostsファイルに手動登録する
一時的な回避策として、サイトの現在のIPアドレスを調べ、ローカルのhostsファイルに記述して名前解決を強制する方法があります。ただし、サイト側でIPが変更されると再度編集が必要になります。
- whatsmydns.net などで対象ドメインのAレコード(IPアドレス)を確認
- メモ帳を管理者として実行(スタート右クリック → 「メモ帳」 → 「管理者として実行」)
C:\Windows\System32\drivers\etc\hostsを開く(ファイル種類を「すべてのファイル」に)- 末尾に
IPアドレス ドメイン名の形式で追記(例:142.250.196.46 www.google.com) - 上書き保存後、ブラウザでアクセスを試す
これでアクセスできればDNS解決の問題、変わらなければサイト側の問題の可能性が高いです。スマホなど別デバイスからアクセスして切り分けると確実です。
方法3:ネットワーク設定をコマンドでリセットする
TCP/IPスタックやWinsockカタログの破損が原因の場合、以下のコマンドでリセットすると改善することがあります。
- コマンドプロンプトを管理者として起動(Windows+R →
cmd→ Ctrl+Shift+Enter) - 以下のコマンドを順に実行(各行Enter)
netsh int ip reset netsh winsock reset ipconfig /release ipconfig /renew ipconfig /flushdns
- PCを再起動して確認
方法4:DNSクライアントサービスを再起動する
WindowsのDNSキャッシュサービスがハングアップしている場合に有効です。
- Windows+R →
services.msc→ Enter - 「DNS Client」を探し、右クリック → 「再起動」
- (無効になっている場合は「開始」を選択、スタートアップの種類を「自動」に)
方法5:Google Chromeを再インストールする
ブラウザ自体の設定破損や拡張機能の悪影響が疑われる場合は、クリーンインストールが確実です。
- 設定 → アプリ → インストールされているアプリ → Google Chrome → 「アンインストール」
- 「閲覧データも削除する」にチェック(ブックマーク等を残す場合は外す)
- 公式サイトから最新版をダウンロードし、インストール
方法6:起動時のページ設定を「新しいタブ」に戻す
悪質な拡張機能や設定変更により、起動時に特定ページが開くよう設定されていてエラーになるケースがあります。
- Chrome右上の「︙」 → 設定
- 左メニュー「起動時」 → 「新しいタブページを開く」を選択
- Chromeを再起動
方法7:etcフォルダ内の不要ファイルを削除する
C:\Windows\System32\drivers\etc フォルダに、hostsファイル以外の謎のファイルが紛れ込んでいると名前解決に支障が出ることがあります。※ 作業前にフォルダごとバックアップを推奨
- エクスプローラで上記パスを開く
hosts、networks、protocol、services以外のファイルを削除(Shift+Deleteで完全削除)
方法8:ネットワークアダプターのドライバーを更新・再インストールする
古い、または破損したネットワークドライバーが原因の場合があります。デバイスマネージャーから手動で、または「Driver Easy」などのツールで自動更新できます。
- Windows+R →
devmgmt.msc - 「ネットワーク アダプター」展開 → 使用中のアダプター右クリック → 「デバイスのアンインストール」
- PC再起動でWindows Update経由で自動再インストールされる
- 改善しない場合、メーカー公式サイトから最新ドライバーを手動インストール
方法9:DNSサーバー設定を手動で構成する(コントロールパネル経由)
方法1と同じ内容ですが、従来のコントロールパネルから設定する手順です。Windows 10/11の「設定」アプリからでも可能です(設定 → ネットワークとインターネット → アダプターのオプション)。
方法10:DNSキャッシュをフラッシュ(クリア)する
古いDNSキャッシュが残っていると、新しいIPアドレスに切り替わらないことがあります。
- 管理者コマンドプロンプトを開く
- 以下を順に実行
ipconfig /flushdns ipconfig /registerdns ipconfig /release ipconfig /renew
方法11:VPNを使用してアクセスする
特定の国・地域からのアクセスを制限しているサイト(ジオブロッキング)の場合、VPNで接続先国を変えるとアクセスできることがあります。信頼できる有料VPN(NordVPN、ExpressVPN、Mullvad等)の利用を推奨します。無料VPNはセキュリティリスクがあるため避けてください。
方法12:Chrome内部のDNSキャッシュをクリアする
Chrome独自のDNSキャッシュが悪さをしている場合があります。
- 新しいタブで
chrome://net-internals/#dnsを開く - 「Clear host cache」ボタンをクリック
- 合わせて
chrome://net-internals/#sockets→ 「Flush socket pools」も実行するとより確実
方法13:検索・URLの予測サービスを無効にする
オムニボックス(アドレスバー)の予測機能が稀に干渉することがあります。
- 設定 → 「Google との同期とサービス」
- 「検索とURLの自動補完」をオフ
方法14:ネットワーク トラブルシューティング ツールを実行する
Windows標準の診断機能で自動修復を試みます。
- 設定(Win+I) → 「システム」 → 「トラブルシューティング」 → 「その他のトラブルシューティング」
- 「インターネット接続」の「実行」をクリックし、指示に従う
方法15:ネットワークドライバーを完全に再インストールする
方法8の詳細版です。デバイスマネージャーでデバイスを削除し、再起動時にWindowsがクリーンドライバーを入れ直すのを待ちます。
方法16:プロキシ設定を無効にする
意図せずプロキシが有効になっていると、名前解決がプロキシ経由になりエラーになることがあります。
- Win+R →
inetcpl.cpl→ Enter - 「接続」タブ → 「LAN の設定」
- 「LAN にプロキシ サーバーを使用する」のチェックを外す
- 「自動的に設定を検出する」のみチェック(またはすべて外す)
※ セーフモードで行う必要は通常ありません。通常モードで設定変更可能です。
方法17:Internet Explorerの設定をリセットし、Chromeもリセットする
Windowsのシステムコンポーネント(WinINET等)がIEの設定を参照するため、IEリセットがChromeに波及することがあります。
- Win+R →
inetcpl.cpl→ 「詳細設定」タブ → 「リセット」→ 「個人設定の削除」にチェック → リセット - Chrome設定 → 「詳細設定」 → 「設定のリセット」 → 「設定を元の既定値に戻す」
- PC再起動
まとめ:試すべき順序の目安
- DNS変更(方法1)・DNSキャッシュクリア(方法10)・Chrome DNSクリア(方法12) → 最も効果が高く簡単
- ネットワークリセット(方法3)・DNSサービス再起動(方法4) → システム側の不具合に対処
- ドライバー更新(方法8/15)・プロキシ確認(方法16) → ハードウェア・設定由来の問題
- hosts編集(方法2)・VPN(方法11) → 緊急回避・切り分け用
- Chrome再インストール(方法5)・設定リセット(方法6/13/17) → ブラウザ側の問題
上記を順に試しても解決しない場合、ルーターの再起動、ファームウェア更新、またはISPへの問い合わせを検討してください。また、特定サイトのみ発生する場合はサイト側の障害の可能性が高いため、時間をおいて再試行するか、サイト運営者へ連絡しましょう。
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