ブラウザ
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> ブラウザ

【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法

ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCEは、Chromeブラウザの初期の時代から存在する比較的古いエラーメッセージです。このエラーは主に、SSLバージョンの判定に問題があるか、パソコン上でSSLバージョンの競合が発生していることを示しています。多くの場合、特別な手間をかけずにすぐに解決できます。

【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法

SSL(Secure Sockets Layer:セキュアソケットレイヤー)とは、TCPソケットを通じて情報を送信する際に活用される技術です。Google Chromeもまた、Google、YouTube、Facebookなどの安全なウェブサイトと通信する際にSSLを使用しています。

Google Chromeで「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーが発生する原因

このエラーメッセージは、TLS設定をはじめとするChromeの設定に起因することが多いのですが、調査の結果、サードパーティ製のウイルス対策ソフトが原因で発生するケースもあることが分かりました。このエラーが発生する主な理由は以下の通りです(これらに限られません)。

  • TLS 1.3: TLS 1.3を無効化すると、エラーが即座に解消されることがあります。トランスポート層セキュリティ(TLS)が、Chrome上のSSLと競合することがあるのです。
  • ウイルス対策ソフト: 多くのウイルス対策ソフトにはWeb保護機能が搭載されています。閲覧を保護しようとする一方で、逆にSSLと衝突してしまう場合があります。
  • 一時データ: Chromeはユーザーにより良い体験を提供するため、随時一時データを保存しています。この一時データがSSL設定と競合し、エラーを引き起こすことがあります。
  • 破損したインストールファイル: ごくまれに、Chromeのインストールファイルが破損または不完全になっている場合があります。

解決策を試す前に、パソコンに管理者としてログインしていること、そして有効なインターネット接続があることを確認してください。ここでいう有効なインターネット接続とは、ファイアウォールやプロキシがないプライベートネットワークを使用している状態を意味します(病院や公共施設などに設置されている公衆ネットワークは除きます)。

方法1: TLS 1.3を無効化する

TLS(Transport Layer Security)は、インターネット上の接続にエンドツーエンドのセキュリティを提供することを目的とした暗号化プロトコルです。TLSの前身であるSSL(Secure Socket Layer)も現在でも広く使われており、そのバージョン3.0がTLS 1.0の基礎となりました。ChromeでTLS 1.3を無効化することでエラーが即座に解決したケースが数多く報告されています。まずはこの方法から試してみましょう。

  1. Chromeで新しいウィンドウを開き、アドレスバーに以下のアドレスを入力してEnterキーを押します。
    chrome://flags
  2. ページ上部の検索ボックスで「TLS」と検索します。検索結果に「TLS 1.3」の項目が表示されます。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  3. 該当オプションをDisabled(無効)に設定し、変更を保存してブラウザを終了します。その後、パソコンを再起動して、問題が発生していたウェブサイトに再度アクセスしてみてください。

方法2: ウイルス対策ソフトを無効化する

このエラーが発生するもう一つの原因として、パソコンにインストールされたウイルス対策ソフトによる干渉が考えられます。多くのウイルス対策ソフトは、Webサービスをフィルタリングしながらパソコンを保護しており、その代表例として「Avast Web Shield」や「Kaspersky Internet Security」などが挙げられます。

この解決策では、ご自身でウイルス対策ソフトの設定を確認し、インターネット保護に関連する機能がないか探す必要があります。つまり、インターネット上の通信を監視・検査するタイプの機能を探すということです。

【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法

該当する機能が見つかった場合は、ウイルス対策ソフト自体を一時的に無効にするか、インターネット上のアクティビティをスキャンするシールド機能だけを停止することをおすすめします。問題の原因でないことが確認できたら、後から再度有効化すれば大丈夫です。

方法3: 日付と時刻を確認する

SSLは、ブラウザやシステム設定に関する情報など、システムから提供される複数のパラメータをもとに正しく動作します。これらの設定には、タイムスタンプとして機能するシステムの日付と時刻も含まれています。時刻が正しく設定されていないと、このエラーメッセージが表示されます。まずは日付と時刻を修正して、問題が解決するか確認しましょう。

  1. Windows + Rキーを同時に押し、ダイアログボックスに「control」と入力してEnterキーを押します。
  2. コントロールパネルが開いたら、表示形式(カテゴリ表示か大きいアイコン表示か)に応じて、「日付と時刻」または「時計と地域」を選択します。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  3. 時計の画面が開いたら、「日付と時刻の変更」をクリックします。正しい時刻を設定し、あわせて正しい地域(タイムゾーン)も選択してください。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  4. 日付と時刻を修正したら変更を保存し、パソコンを再起動します。その後、ウェブサイトにアクセスして問題が解決したか確認してください。なお、タイムゾーンを自動的に同期するよう設定しておくのも有効です。

方法4: 閲覧履歴データを削除する

Chromeを完全に再インストールする前に、まずは閲覧履歴データや、ブラウザがパソコン内に保存している各種一時情報を削除してみましょう。問題の原因がパソコン上の不良ファイルだけであるならば、この操作だけで解決する可能性があります。なお、閲覧データはChromeにログイン中のアカウントからも削除されます。アカウント全体のデータを消したくない場合は、事前にアカウントからログアウトしてから作業を進めてください。

  1. Chromeを開いた状態で、キーボードのCtrl + Shift + Delキーを押します。
  2. 詳細設定」タブを選択し、期間を「全期間」に変更します。すべての項目にチェックを入れてから、「データを削除」をクリックします。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  3. パソコンを正しく再起動し、Chromeを開きます。ウェブサイトにアクセスして、問題が完全に解決したか確認しましょう。

方法5: Chromeを再インストールする

Chromeのリセットではなく、システムへの再インストールを直接行う方法もあります。アプリケーションのインストールファイルが破損していたり欠落していたりすると、今回のような予期しない動作が発生することがあります。まずChromeを適切にアンインストールし、AppDataフォルダ内の残存ファイルを削除したうえで、最新版をクリーンインストールします。

  1. Windows + Rキーを押し、ダイアログボックスに「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。
  2. プログラムの一覧が表示されたら、Google Chromeを探して右クリックし、「アンインストール」を選択します。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  3. 再度Windows + Rキーを押し、今度は「%appdata%」と入力してEnterキーを押します。
  4. Application Dataフォルダが開いたら、「Google > Chrome」フォルダを探します。その中にあるChromeフォルダを削除してください。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  5. 続いて、Google Chromeの公式サイトにアクセスし、最新バージョンのインストーラーを分かりやすい場所にダウンロードします。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  6. ダウンロードした実行ファイルを起動してChromeをインストールします。インストール完了後、ウェブサイトにアクセスして、エラーメッセージがまだ表示されるかどうかを確認してください。

方法6: ハードウェアアクセラレーションを無効化する

場合によっては、Chromeのハードウェアアクセラレーション機能がこの特定の問題を引き起こしていることがあります。そこでこのステップでは、ハードウェアアクセラレーションを完全に無効化し、エラーが解決するかどうかを確認します。手順は以下の通りです。

  1. Chromeを開き、新しいタブを立ち上げます。
  2. 右上隅の縦三点リーダー(⋮)をクリックし、メニューから「設定」を選択します。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  3. 設定画面を下にスクロールし、「詳細設定」をクリックします。
  4. システム」の項目にある「使用可能な場合はハードウェア アクセラレーションを使用する」のスイッチをオフにします。【解決策】Google Chromeの「ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE」エラーを直す6つの方法
  5. 設定後にChromeを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。

上記のいずれの方法でも問題が解決しない場合は、ファイアウォールの設定が正しく構成されていない可能性があります。WindowsファイアウォールでChromeを許可アプリとして登録する必要があります。Chromeにファイアウォール経由でネットワークアクセスを許可する具体的な手順については、別途専用記事で詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。これで問題が解決することを願っています。

  1. Google Chromeの「ERR_ADDRESS_UNREACHABLE」エラーを解決する方法【Windows対応】

    Google Chromeは世界で最も利用されている人気ブラウザですが、残念ながらバグやエラーとは無縁ではありません。Chromeで発生する「ERR_ADDRESS_UNREACHABLE」エラーは多くのユーザーを悩ませ、インターネット閲覧の妨げとなっています。この記事では、Windows PCでこの問題を解決するための具体的な方法をいくつかご紹介します。 ChromeでERR_ADDRESS_UNREACHABLEエラーを修正する方法 方法1:Google Chromeを再起動する トラブルシューティングの基本として、まずはハードウェアやソフトウェアの再起動を試すのが定番です。Chrome

  2. Chromeの「ERR_CACHE_MISS」エラーを解決する6つの対処法

    Chromeは間違いなく優れたブラウザですが、決して完璧ではありません。どんなユーザーでも、時折何らかのトラブルに遭遇することがあります。この記事では、その中でも多くのChromeユーザーを悩ませる「ERR_CACHE_MISS」エラーについて詳しく解説します。特定のウェブページを読み込もうとした際にこのエラーが表示され、お困りの方はぜひ参考にしてください。まずは基本から見ていきましょう。 Google ChromeにおけるERR_CACHE_MISSとは? Chromeで「ERR_CACHE_MISS」エラーが表示されるということは、読み込もうとしているウェブサイトと、キャッシュに保存されて