Windows 11で「DNSサーバーが応答しません」エラーを解決する方法
ドメインネームシステム(DNS)とは、PCやサーバーなどインターネットに接続可能な機器を識別するための分散型命名システムです。自分のコンピューターや受信する通信を正しく識別するために欠かせない仕組みですが、PCがDNSサーバーに接続できないと、さまざまな問題が発生します。
Windows 11で「DNSサーバーが応答しません」というメッセージが表示されても、慌てる必要はありません。このエラーは一時的な不具合であることも多く、適切な手順を踏めばすぐに復旧できます。本記事では、エラーの原因と具体的な解決策を順番に解説していきます。
Windows 11でDNSサーバーが応答しないエラーを解決する方法
このエラーはさまざまな原因で発生します。最も多いのは、そもそもコンピューターがインターネットに接続できていないケースです。また、接続と競合するソフトウェアが原因のネットワーク障害を、WindowsがDNSの問題として誤認識することもあります。
注意: 対処法を試す前に、必ずインターネット接続が安定していることを確認してください。ネットワーク自体の問題が最も一般的な原因のため、まずここを切り分けることが重要です。
方法1:サードパーティ製アンチウイルスを無効にする

Systweak AntivirusやMcAfeeなどのアンチウイルスソフトが、ネットワークと競合してDNSエラーを引き起こしている可能性があります。
原因を切り分けるには、アンチウイルスソフトを数分間無効にして、エラーが解消されるかどうかを確認しましょう。正常に動作するようであれば、そのソフトが原因の可能性が高いです。アンチウイルスベンダーのサポートに問い合わせ、例外設定を行うことをおすすめします。
方法2:DNSキャッシュをクリア(フラッシュ)する
DNSキャッシュのフラッシュは、多くのDNS問題を解決できる手軽な方法です。特に、デバイス側の設定ミスが原因の場合に効果的です。Windows 11でDNSをフラッシュ・更新する手順は以下の通りです。
ステップ1: Win + Rキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開き、CMD と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを起動します。

ステップ2: コマンドプロンプトに ipconfig /flushdns と入力し、Enterキーを押して実行します。

ステップ3: 続けて ipconfig /registerdns と入力し、Enterキーを押します。

ステップ4: 次に ipconfig /release と入力し、Enterキーを押します。

ステップ5: 続いて ipconfig /renew と入力し、Enterキーを押します。
ステップ6: 最後に netsh winsock reset と入力し、Enterキーを押します。
ステップ7: すべてのコマンドを入力し終えたら、パソコンを再起動してください。設定の不具合によるDNSエラーは、これで解消されるはずです。
方法3:WindowsのDNS設定を変更する
プロバイダーの既定のDNSを使っていると、接続に支障が出ることがあります。無料で使えるパブリックDNSへの変更をおすすめします。ルーター設定またはPCのネットワークアダプター設定から変更可能です。代表的な無料DNSサービスは以下の通りです。
- Google:8.8.8.8|8.8.4.4
- Quad9:9.9.9.9|149.112.112.112
- AlternateDNS:76.76.19.19|76.223.122.150
- Cloudflare:1.1.1.1|1.0.0.1
- AdGuard DNS:94.140.14.14|94.140.15.15
- OpenDNS Home:208.67.222.222|208.67.220.220
Windows 11でDNS設定を変更する手順は以下の通りです。
ステップ1: Windows + Iキーを同時に押して、設定アプリを開きます。
ステップ2: 「ネットワークとインターネット > Wi-Fi > ハードウェアのプロパティ」をクリックします。
ステップ3: 「DNSサーバーの割り当て」の横にある「編集」をクリックします。
ステップ4: DNS設定の編集画面で「手動」を選択します。

ステップ5: 利用するDNSに応じて、IPv4またはIPv6のスイッチをオンにします。

ステップ6: 「優先DNS」欄に選択したパブリックDNSのアドレスを入力し、「代替DNS」欄にもう一方のアドレスを入力します。

ステップ7: 暗号化オプションが利用可能な場合は、ドロップダウンメニューから選択します。最後に「保存」をクリックします。

ステップ8: 以上でDNS設定の変更は完了です。エラーが解消され、システムが正常に動作しているかどうかを確認してください。
方法4:ドライバーを更新する
無料のドライバーアップデートツールを利用すれば、必要なドライバーをまとめて素早く更新できます。余計なアプリを入れたくない場合は、Windowsの設定から手動で更新することも可能です。手順は以下の通りです。
ステップ1: Windows + Iキーを押して、設定メニューを開きます。
ステップ2: 「Windows Update」に移動し、「更新プログラムのチェック」をクリックします。
ステップ3: 利用可能なアップデートをすべてインストールした後、システムを再起動します。
ステップ4: 再起動後に同じ問題が発生していないかを確認してください。

補足: Smart Driver Careのようなツールを使えば、メーカーサイトから個別にダウンロードする手間なく、数クリックでドライバーを最新版に自動更新できます。
方法5:セーフモードで起動する
上記の対処法をすべて試しても問題が解決しない場合は、セーフモードでの起動をおすすめします。セーフモードではWindowsが最小限の設定のみで動作するため、エラーの原因となる要因を切り分けやすくなります。セーフモードへの移行手順は以下の通りです。
ステップ1: スタートメニューを開き、電源アイコンをクリックします。
ステップ2: Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックします。
ステップ3: 回復オプションの画面から「トラブルシューティング」を選択します。
ステップ4: 次に「詳細オプション」を選択します。
ステップ5: 詳細メニューから「スタートアップ設定」を選びます。
ステップ6: 「再起動」をクリックします。
ステップ7: ネットワーク機能付きセーフモードで再起動するには、「5」または「F5」キーを押します。セーフモードでもインターネットにはアクセス可能です。
ステップ8: セーフモードで再起動したら、インターネット接続をテストし、問題が継続しているか確認します。エラーが解消された場合は、インストール済みのサードパーティ製アプリやサービスがDNS問題の原因である可能性が高いです。原因のアプリを特定するには、一つずつ削除または無効化していく必要があります。
まとめ:Windows 11でDNSサーバーが応答しない問題を解決しよう
今回は、Windows 11で「DNSサーバーが応答しません」エラーを解決するための方法をご紹介しました。いずれも実際に効果が確認されている手法で、トラブルシューティングの専門家たちにも推奨されているものばかりです。
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