Windows 11のよくある問題15選とその解決策を徹底解説
Windows 11を新規インストールした、またはWindows 10からアップグレードした後に、何らかの不具合や問題に直面している方は、この記事が役立つはずです。ここでは、各種フォーラムでユーザーから数多く報告されている、Windows 11の代表的な問題とその対処法を詳しく紹介します。Microsoftも継続的にアップデートで多くの不具合を修正していますが、本記事はそれらに加えて活用できるトラブルシューティングの参考資料としてご利用ください。

Windows 11の主な問題・不具合一覧
Windows 11で頻繁に報告されている主な問題は以下の通りです。
- 「このPCではWindows 11のシステム要件を満たしていません」と表示される
- Windowsのライセンス認証ができない
- タスクバーへのドラッグ&ドロップができない
- ウィジェットが真っ白で表示されない
- Microsoft Storeからアプリをダウンロードできない
- インターネット接続が遅い、またはつながらない
- 起動(ブート)時間が遅い
- プリンターが動作しない
- バッテリーの減りが早い
- 既定のブラウザーを変更できない
- CPU使用率やメモリ使用率が高い
- エクスプローラーの動作が遅い
- 不要なプリインストールアプリ(bloatware)だらけ
- 画面が真っ黒になる
- 全体的な動作が遅い
それぞれの問題について、以下で詳しく解説します。

1. 「このPCはWindows 11のシステム要件を満たしていません」と表示される
このエラーは、Windows 11のインストール前、「PC正常性チェック」アプリでハードウェア要件を確認する際に表示されることがあります。Windows 11はTPM(Trusted Platform Module)2.0やセキュアブートなどを必須としているため、古いハードウェアではこの問題が発生しやすいです。ただし、非対応のハードウェアにWindows 11をインストールする方法はいくつかあります。たとえば、DLLファイルの差し替えやレジストリへのエントリ追加などが挙げられます。また、非対応ハードウェアへのクリーンインストールも可能です。
2. ライセンス認証ができない
Windows 10からWindows 11へアップグレードした場合、通常は自動的にライセンス認証されます。しかし、認証されずにエラーコードが表示される場合は、早めに対処しましょう。放置するとデスクトップに「Windowsのライセンス認証」の透かし(ウォーターマーク)が表示され続けます。ライセンス認証を完了させるには、専用の手順に従ってWindows 11を有効化してください。
3. タスクバーへのドラッグ&ドロップができない
MicrosoftはWindows 11に多数の新機能を追加しましたが、その一方で従来の便利な機能を削除してもいます。その一例が、タスクバーへのドラッグ&ドロップによるピン留めです。以前のバージョンでは可能だった操作ができなくなりました。この機能を復活させたい場合は、GitHubで公開されている「Windows11DragAndDropToTaskbarFix」をダウンロードして導入するとよいでしょう。
4. ウィジェットが真っ白で表示されない
Windows 10のタスクバーには「ニュースと関心事項」がありましたが、Windows 11のウィジェットはより柔軟で多機能です。しかし、ウィジェットが使えない、または空白のまま読み込まれないケースがあります。まず試したいのはMicrosoftアカウントへのサインインです。それでも解決しない場合は、ウィジェットの空白問題を修正するための専用手順を参照してください。
5. Microsoft Storeからアプリをダウンロードできない
これもWindows 11ユーザーの間でよく報告される問題です。Microsoft Store(旧Windowsストア)からアプリやゲームがダウンロードできません。まずは以下を確認してみてください。
- Microsoftアカウントにサインインしているか
- 日付と時刻の設定が正しいか
- 有効なライセンスを持っているか
また、「問題が発生したため、このアプリをインストールできませんでした」というエラーが出る場合の対処法も用意されていますので、そちらも参考にしてください。
6. インターネット接続が遅い、またはつながらない
特にノートパソコンユーザーから多く報告されている問題です。他の端末より通信速度が明らかに遅い、5GHz帯のWi-Fiが動作しない・頻繁に切断される、そもそもWi-Fiが検出されない、などの症状があります。まずはWindows 11のネットワーク速度低下の対処法を試すほか、Wi-Fiドライバーの再インストールやネットワークアダプターのトラブルシューティングツールの実行も効果的です。
7. 起動(ブート)時間が遅い
起動時間を短縮するためにできることはいくつかありますが、最も重要なのがスタートアップアプリの見直しです。起動時に実行されるアプリが多いほど、起動時間は確実に遅くなります。Windows 11でスタートアッププログラムを無効化する手順に従って、不要なアプリを減らしましょう。減らす数が多いほど起動は速くなりますが、効果はアプリ自体の処理負荷にも依存します。
8. プリンターが遅い、または動作しない
Windows 11でのプリンター関連のトラブルには、大きく分けて次の3パターンがあります。
- プリンターがまったく動作しない
- 印刷はできるが極端に遅い
- カラー印刷ができない
まったく動作しない場合は、既存のドライバーまたはクライアントソフトを一度アンインストールして再インストールしてください。動作が遅い場合は、プリンターのハードリセット、プリンター設定の確認、Print Spoolerサービスの再起動などを試みましょう。カラー印刷だけができない場合は、比較的簡単で、設定を変更するだけで解決することがほとんどです。
9. バッテリーの減りが早い
Windows 10など旧OSよりもバッテリー消耗が速いと感じる場合は、いくつかの対策が可能です。具体的には、バッテリーセーバーモードのオン、アプリごとのバッテリー使用量の確認(どのアプリが電力を消費しているか特定)、電源に関するトラブルシューティングの実行などがあります。ただし、最も影響が大きいのはハードウェア性能と日々使用するアプリの数です。重量級のアプリを同時に複数立ち上げれば、バッテリー持続時間は必然的に短くなります。
10. 既定のブラウザーを変更できない
Windows 11では既定のブラウザー変更がかなり面倒になり、一般ユーザーを悩ませています。以前はワンクリックで変更できましたが、現在ではファイル拡張子ごとに個別にブラウザーを指定する必要があります。EdgeではなくGoogle ChromeやMozilla Firefoxなどを使いたい場合は、拡張子ごとの変更手順を解説したガイドを参照してください。
11. CPU使用率・メモリ使用率が高い
RAM容量が少なかったりCPUが古かったりする環境では、Windows 11インストール後に高CPU・高メモリ使用率の問題が発生しやすくなります。タスクマネージャーでディスク・CPU・メモリ使用率が常に100%近くになっている場合は、原因となっているアプリの特定、設定変更、Chkdskコマンドの実行などの対策を行いましょう。
12. エクスプローラーの動作が遅い
MicrosoftはWindows 11でエクスプローラーを刷新しましたが、これに伴う不具合も少なくありません。最も多いのは「開くのに時間がかかる」という症状で、クラッシュやフリーズ、Windows 10の旧エクスプローラーよりも内容表示が遅いという報告もあります。こうした場合は、従来型のエクスプローラーを有効化する方法が有効です。別プロセスとして実行されなくなるため、動作の遅さが解消されます。さらに、旧式の右クリックメニュー(コンテキストメニュー)も復活させるというメリットがあります。
13. 不要なプリインストールアプリ(bloatware)だらけ
Windows 11にはNetflix、Spotify、Facebookなど、不要と感じる人も多い追加アプリが大量にプリインストールされています。これらを削除したい場合は、Windowsの設定画面からアンインストールできます。ほぼすべての余分なアプリを取り除くことが可能です。
14. 画面が真っ黒になる
非対応のハードウェアにWindows 11をインストールした場合、カーソルのみが点滅する真っ黒な画面(black screen)に悩まされることがあります。この場合は、外部機器をすべて取り外す、起動ソース(ブートデバイス)を変更するなどの対処が有効です。また、シャットダウン後に黒い画面になる場合は、グラフィックスドライバーの更新、電源管理設定の変更、ブートログの有効化などを試してください。
15. 全体的な動作が遅い
「Windows 11はWindows 10より明らかに遅い」と感じるユーザーもいます。同じように感じたら、Windows 10にダウングレードする前に、まずいくつかの設定を見直しましょう。スタートアップアプリ数の制限、プリインストールアプリの削除、高速スタートアップの有効化、視覚効果の無効化などが効果的です。Windows 11を快適に高速化するためのガイドもぜひ参考にしてください。
トラブル解決のためのポイント
- 自分の問題が見つからない場合: 本記事に該当する症状がない場合は、サイト内検索を活用してください。目的の解決策が見つかる可能性は十分にあります。
- 基本的な対処を先に行う: 多くの問題は、基本的なトラブルシューティングだけで解決します。汎用的なWindows修正手法を試せば大半の問題は改善しますが、個別の対処が必要な場合は、本記事内の各リンク先の詳細な解決策を参照してください。
- サポートを活用する: MicrosoftはMicrosoftサポートへの問い合わせ窓口を充実させています。また、本記事のコメント欄でお困りの内容を投稿いただければ、可能な限りお手伝いします。
よくある質問
Windows 11には互換性の問題があるのか?
現時点で、Windows 11との互換性に問題があるアプリは確認されていません。Windows 10やそれ以前のバージョンで動作するアプリは、基本的にWindows 11でも動作します。ただし、特定のWindowsバージョン専用に開発されたアプリの場合、Windows 11上でわずかなラグを感じることがあるかもしれません。
Windows 11が重い(ラグい)のはなぜ?
対応ハードウェアであれば、Windows 11自体が重いことはありません。体感のラグは、搭載しているハードウェア、使用しているアプリ、同時に開いているアプリの数、アプリの処理負荷など、さまざまな要因によって変わります。OS側の設定を少し調整するだけで、ラグを解消できる可能性は十分にあります。
以上が、Windows 11でよく報告されている問題とその解決策でした。もし本記事で取り上げていない問題に遭遇した場合は、ぜひ下のコメント欄でお知らせください。
-
VPNがつながらない?よくある問題の原因とトラブルシューティング解決ガイド
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、インターネット利用時のプライバシーを守るための必須セキュリティツールです。安全にウェブを閲覧できるだけでなく、地理的制限のあるコンテンツを解除できる点も大きな魅力です。VPNを活用すれば、Netflix、Hulu、Disney+、ESPNといった人気の動画配信サービスや、地域によってアクセスが制限されているウェブサイトにも簡単に接続できます。遠隔地のサーバーに接続するだけで、お住まいの地域では配信されていない映画やドラマも楽しめるでしょう。ただし、どれほど優れた技術でも、技術的な不具合や接続トラブルが発生することは珍しくありません。「VPNが急につなが
-
Windows 10のCortanaが動かない・反応しないときの解決策まとめ
Windows 10は、これまでにリリースされたWindows OSの中でも大きく進化したバージョンです。数々の新機能とともに登場し、その中の一つが音声アシスタント「Cortana」でした。この高性能なパーソナルアシスタント機能は、リリース当時大きな話題を集めました。しかし、他の機能と同様に、Cortanaにもコマンドどおりにスムーズに動作しないといったトラブルが発生することがあります。タスクマネージャーにCortanaが表示されない、期待した結果が得られないなどの問題に直面している場合は、以下の対処法を試してみてください。 Cortanaの問題を解決する手順自体はシンプルですが、困ったときに