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SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

SetupDiagは、Microsoftが無料で提供している診断ユーティリティで、Windows 10のアップデート時に発生するさまざまな問題の調査に非常に役立ちます。この記事では、このツールを使ってアップデート失敗の根本原因を特定し、適切な対策を講じる方法を解説します。

バージョン1903への移行時に問題が発生している場合は、ぜひSetupDiagを試してみてください。本当のボトルネックがどこにあるのかを把握できます。筆者も最近、このツールを活用してWindows 10をバージョン1903から1909へ移行する際(KB4532695アップデート)のトラブルシューティングを行いました。

ダウンロードと必要要件

SetupDiagはMicrosoftの公式ページからダウンロードできます。利用に必要な条件は、対象システムがWindows 10であること、そして.NET Framework 4.6以降がインストールされていることだけです。

PowerShellウィンドウで以下のコマンドを実行すると、Windowsデバイスの.NETのバージョンを確認できます。この種の確認作業は、必ず管理者モードで行ってください。

reg query "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Net Framework Setup\NDP\v4" /s
SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

この例ではバージョンが4.8と表示されており、要件を十分に満たしていることがわかります。最新の.NETは、Microsoftの公式サイトからいつでもダウンロード可能です。

SetupDiagでWindows 10のアップデート問題を診断する

SetupDiagのexeファイルをダブルクリックすると、コマンドターミナルが開きます。ツールが各種セットアップログからベースライン情報を収集するため、処理が完了するまでそのままお待ちください。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

SetupDiagはWindows 10システム全体を解析し、60以上のエラールールと照合します。対象には、起動失敗の検出、システムパーティションのディスク容量不足、コンポーネントの障害などが含まれます。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

この例では、SetupDiagが致命的なプラグインエラーを1件検出しました。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

診断が完了すると、SetupDiagのexeファイルと同じフォルダに、ログファイルと構成ファイルの2つのファイルが作成されます。結果はZip解凍ツールなどで開いて確認できます。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

エラーの詳細は以下のとおりです。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

その後のトラブルシューティング方法

アップグレード中に発生しうるエラーは非常に多種多様なため、それぞれのケースに応じて個別に確認する必要があります。この例で検出されたのは、「FindFatalPluginFailure – E48E3F1C-26F6-4AFB-859B-BF637DA49636」というエラーでした。

前のセクションで紹介したエラールールを確認すると、このエラーはルール41に該当していました。これは「セットアップにとって致命的なプラグイン障害で、プラグイン名、操作内容、エラーコードが出力されるもの」を示すルールです。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

プラグイン名はログに表示されており、フォルダ内を簡単に検索するだけで該当ファイルを見つけられました。さらにオンラインで調査したところ、この問題のプラグインは筆者のシステムと互換性がないものの、それ自体は無害であることが判明しました。これはDLLファイルで、マルウェアは含まれていないため、無視しても問題ありません。他のプログラムが使用している可能性があるため、このようなファイルを削除するのは避けましょう。また、Microsoft以外のサイトからDLLファイルをダウンロードするのも、トラブルの原因になりかねないため推奨されません。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

破損したファイルに対処する最善の方法は、「システムファイルチェッカー(sfc)」というツールで修復することです。管理者モードで以下のコマンドを入力してください。破損ファイルの修復が完了したら、バージョンアップグレードを再開できます。

sfc/scannow

また、chkdskコマンドを実行して、ディスクのエラーを定期的にチェックすることもおすすめです。

SetupDiagでWindows 10アップデートの問題を診断・解決する方法

その他のエラーも、ほとんどは通常の方法で解決できます。たとえば、システムボリュームの空き容量が不足している場合は、不要なプログラムを削除してスペースを確保しましょう。Windows 10のアップグレードエラーコードとその解決策の包括的な一覧については、Microsoftの公式ページを参照してください。

SetupDiagでWindows 10の問題を解決したら、PowerToysをインストールして機能を拡張したり、便利なショートカットを活用して作業効率を高めたりするのもよいでしょう。

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