色覚異常でも快適に使える!Windows 10のカラーフィルター設定ガイド

テクノロジーは、障害を持つ方にとって必ずしも使いやすいものとは限りません。特に色覚異常(色盲・色弱)の方にとっては、その傾向が顕著です。しかし朗報があります。Windows 10には数多くのアクセシビリティ機能が標準搭載されており、Microsoftは既存機能の改善や新機能の追加を続けています。そのひとつが「Windowsカラーフィルター」です。
Windowsカラーフィルターとは
この機能はOSに組み込まれているため、特別なソフトをダウンロードする必要はありません。P型(1型・Protanopia)、D型(2型・Deuteranopia)、T型(3型・Tritanopia)の色覚異常をお持ちの方でも、いくつかの設定を調整するだけで、Windows 10が格段に見やすくなります。最初の2つは赤/緑系の色覚異常、最後の1つは青/黄系の色覚異常に対応しています。
なお、このフィルターはWindows 10でのみ利用可能です。それ以前のバージョンのWindowsでは、コントラストの調整やサードパーティ製ツールの導入が選択肢となりますが、動作が不安定だったり有料だったりすることもあります。
適切なフィルターを有効にすれば、Windows 10上で色をよりはっきりと区別できるようになるはずです。
フィルターの設定方法
Windowsカラーフィルターの設定はすべて、「簡単操作」設定内にあります。まず「設定」を開き、「簡単操作」を選択しましょう。

左側のメニューから「カラーフィルター」を選びます。

「カラーフィルターをオンにする」トグルをオンにすると、使用するフィルターを選択できるようになります。選択肢は以下の6種類です。
- 反転 – すべての色を反対の色に変更します。
- グレースケール – 黒・グレー・白の階調のみを使用します。
- グレースケール反転 – 写真のネガのような画面表示を作成します。
- 赤緑(2型) – 緑が弱い赤/緑系の色覚異常に対応します。
- 赤緑(1型) – 赤が弱い赤/緑系の色覚異常に対応します。
- 青黄(3型) – 青/黄系の色覚異常に対応します。

オプションを選択すると、すぐに画面の色が変化します。フィルターの下にあるカラーホイールを確認すれば、各フィルターで色がどう変化するかを事前にチェックできます。
ハイコントラストの活用
Windows 10で色をより見やすくするために、もうひとつ活用したい設定があります。設定画面の左側にある「ハイコントラスト」をクリックしてください。

「ハイコントラストをオンにする」トグルをオンにします。Windowsが調整されるまで数秒かかる場合があります。この設定は、どのカラーフィルターとも併用可能です。有効にすると、色がはるかに鮮明になったことがすぐにわかるでしょう。
ハイコントラスト設定は、色覚異常がない方でも利用できます。ハイコントラストを使うために、カラーフィルターをオンにする必要はありません。
テーマの選択や、テキスト、ボタンテキスト、ハイパーリンクなど共通要素の色指定など、ハイコントラスト設定を自分好みにカスタマイズしてみてください。
ショートカットキーの活用
Windowsカラーフィルターは、コンピュータを自分一人だけで使っている場合には理想的です。しかし、色覚異常のない他の人も同じPCを使用している場合、相手は元の設定に戻したがるかもしれません。
毎回「簡単操作」を開いて手動で設定を変更するのは面倒ですよね。そんなときは、キーボードショートカットを有効にして、希望の設定へ素早く切り替えられるようにしましょう。
カラーフィルター画面には、ショートカットキーを有効にするオプションがあります。「ショートカット キーでフィルターのオンとオフを切り替えることを許可する」にチェックを入れてください。

あとは Win + Ctrl + C を押すだけで、設定のオン/オフを切り替えられます。
ハイコントラスト設定についても同様です。特別な設定を有効にする必要はなく、Alt + Shift + Print Screen を押すだけで切り替えられます。
設定をいろいろ試して、自分にとって見やすい色合いを見つけ、Windows 10をまったく新しい感覚で楽しんでください。
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