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Windows 10 Anniversary Update(AU)のよくある問題16選とその解決方法

Windows 10の無償アップグレード提供が終了し、MicrosoftはOSの最新大型アップデート「Anniversary Update(AU)」をリリースしました。Windows 10は絶えず進化を続けており、今回のリリースでは多くの新機能に加え、従来バージョンで不満点だった問題の修正も行われています。

しかし、新しいリリースには新たな問題がつきものです。軽い不便さから深刻なトラブルまで、このアップデートで発生した変更点とその対処法を見ていきましょう。

まだアップデートしていない場合は、先にAnniversary Updateを入手してからこれらの修正を試すことができます(事前に本記事を読んで準備しておくのがおすすめです)。無料アップデート期間を逃した方にも回避策が残されていますが、いつ閉じられてもおかしくないため、早めの行動をおすすめします。

1. タスクバーにアプリが再ピン留めされる

Anniversary Update(以下AU)はユーザーの設定を変更しないと謳っていますが、インストール後にはMicrosoft Edge、エクスプローラー、Microsoft Storeのショートカットがタスクバーに再びピン留めされているはずです。Edge(拡張機能対応になったとはいえ)やStoreを使わない場合は、各アイコンを右クリックして「タスクバーからピン留めを外す」を選べば元通りになります。

その際、タスクバー右側にペンのアイコンが表示されていることにお気づきかもしれません。これは刷新された「Windows Ink」機能へのショートカットです。使わない場合は、タスクバーの空いている場所を右クリックし、「Windows Ink ワークスペース ボタンを表示する」のチェックを外しましょう。

2. 既定のアプリがリセットされる

タスクバーへのアプリ追加と合わせて、AUでは一部の既定のアプリがMicrosoft推奨のプログラム(音楽ファイルならGrooveミュージックなど)にリセットされます。元に戻すには、「設定 > システム > 既定のアプリ」に移動し、種類ごとに好きなアプリを選択してください。

3. スタートメニューの広告が増える

Windows 10ではスタートメニューにアプリの「おすすめ」表示という厄介な機能が搭載されましたが、AUではその表示頻度が2倍になりました。オフにするには、「設定 > 個人用設定 > スタート」を開き、「スタートにときどきおすすめを表示する」を無効にします。

4. Skype Previewがインストールされ自動サインインされる

Skypeは今も優れたサービスですが、Microsoftは執拗にプッシュしてきます。デスクトップ版Skypeをインストール済みでも、AUの後には「Skype Preview」アプリが勝手にインストールされます。Windows 8時代にも経験した煩わしさですね。さらに、Microsoftアカウントで自動サインインされるため、Skypeの連絡先からの連絡を受け取りたくない、そもそもSkypeを使わないという人には悩みの種です。

対処するには、スタートメニューで「Skype Preview」と検索し、エントリを右クリックして「アンインストール」を選択します。インストールは残しつつ必要な時だけ使いたい場合は、画面左下のユーザーアイコンをクリックして「サインアウト」を選びましょう。

5. ドライブのパーティションが消える

AUで最も深刻な問題のひとつが、Windowsがハードドライブのパーティションを正しく認識しなくなるケースです。NTFSではなくRAW形式として検出され、データ復旧には別途ツールが必要になることもあります。ドライブ上のデータをすべて失ったように感じるかもしれませんが、実際にはデータは失われていません。

EaseUS Partition MasterやAOMEI Partition Assistantなどの無料ツールを使えば、影響を受けたパーティションやドライブ(通常は未割り当てとして表示されます)を右クリックし、パーティション復元機能やウィザードを実行できます。これでドライブが復旧し、再び使えるようになるはずです。

AUをまだ適用していない場合は、万が一に備えて必ず事前にドライブのバックアップを取っておきましょう。

6. 更新エラー 0x8024200D

AUの実行時にこのエラーが表示された場合は、まずWindows Updateのトラブルシューティングツール(FixIt)を実行してエラーを解消してみてください。それでも改善しない場合は、メディア作成ツールでWindows 10のインストール情報を入れたUSBメモリを作成し、そこからインプレースアップグレードを実行すれば、既存の設定を保持したまま更新できます。

7. ストレージ容量エラー

アップデート実行時にディスクの空き容量が不足していると、より多くの空き容量が必要だというエラーが表示されることがあります。ディスククリーンアップのテクニックを参考に、空き容量を確保して問題を解決しましょう。

8. 互換性のないソフトウェアエラー

PC上のアプリケーションがアップグレードと互換性がないと判断され、システムの更新がブロックされることがあります。原因はたいていアンチウイルスソフトです。Avast、AVG、Aviraなど使用中のセキュリティソフトを一時的に無効化してから再度アップデートを試してください。それでもダメな場合は、該当アプリを一時的にアンインストールすればアップデートを完了できます。

9. Windowsがアクティブ化できない

Windowsをアクティブ化できないというエラーが出る場合は、1日ほど待ってから再確認してみてください。AU展開中はアクティベーションサーバーが混雑しています。また、無料アップグレードは終了したため、Windows 7や8.1からのアップデートはもはやできず、新しいキーの購入が必要になる点にも注意しましょう。

ただし現時点では、有効なWindows 7または8.xのプロダクトキーでWindows 10をアクティブ化することはまだ可能です。古いキーをお持ちでアクティブ化に問題がある方は、Microsoftがこの方法を封じる前に試してみてください。

10. Aero Glassとの競合

Windows 7のAeroルックを再現する無料ソフト「Aero Glass」を使用している場合は、AUを実行する前に必ずアンインストールしてください。Glassを導入したままアップデートしようとして深刻な問題が発生したという報告があり、数GBものエラーログが出力されるケースもありました。

しかもアップデート後もAero Glassは正常に動作しません。どうしても使いたい場合は、開発者による修正版を待つのが賢明です。

11. ロック画面を強制的に無効化する

AU以前は、ロック画面が不要と感じる場合、グループポリシーを使って解除できました。グループポリシー自体は今も存在しますが、Candy Crushのような「おすすめ」ジャンクアプリのダウンロード停止やロック画面の無効化といったオプションの一部が削除されました。

とはいえ、ユーザーは常に方法を見つけ出すもの。Windows 10 Proでロック画面を無効にする手順は以下の通りです。

スタートメニューで「ローカル セキュリティ ポリシー」と入力して開きます。「ソフトウェアの制限ポリシー」を開き、何も表示されない場合は「操作 > 新しいソフトウェアの制限ポリシーを作成する」を実行します。次に、新しく追加された「追加の規則」フォルダ内で空き部分を右クリックし、「新しいパスの規則」を選択してください。

パスには以下を貼り付けます:

C:\Windows\SystemApps\Microsoft.LockApp_cw5n1h2txyewy

「セキュリティ レベル」を「許可しない」に設定してOKをクリックすれば、ロック画面が無効になります!

なお、グループポリシーは正式にはWindows 10 Pro専用ですが、Home版でもアクセスする裏技があります。ちなみに、Proへのアップグレードのためだけに99ドル(約1万円)を払う価値はありません。

12. Cortanaを削除する

AU以前は、Cortanaを簡単にオフにして検索ボックスを基本的な機能だけにできました。しかし現在のMicrosoftはCortanaの無効化を望んでいないため、オフにするにはひと手間かける必要があります。

Windows 10 Homeユーザーはレジストリ編集で行います。スタートメニューで「regedit」と入力してレジストリエディターを起動し、以下へ移動してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Windows Search

「Windows Search」フォルダが存在しない場合は、親フォルダ「Windows」を右クリックして「新規 > キー」を選択し、「Windows Search」という名前を作成します。次に「Windows Search」フォルダを右クリックして「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選び、「AllowCortana」という名前を付けて値を「0」に設定します。レジストリ編集の常として、サインアウトして再度サインインするか再起動すると反映されます。

Windows 10 Proなら、スタートメニューで「gpedit.msc」と入力してグループポリシーを開けば、より簡単に設定を編集できます。「コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windowsのコンポーネント > 検索」へ移動し、「Cortanaを許可する」をダブルクリックして「無効」に設定します。サインアウトして再度サインインすれば、Cortanaは姿を消します。

13. Cortanaが表示されない

CortanaがWindows 10に標準搭載されたことを歓迎する人もいれば、そもそもCortanaが表示されないという問題に直面している人もいます。固まってしまったように見える場合は、簡単なレジストリ修正で解決できることがあります。

スタートメニューで「regedit」と入力してレジストリエディターを起動してください(編集時は十分注意すること)。以下のキーへ移動します。

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Search

「BingSearchEnabled」の値を0から1に変更して再起動してください。Cortanaが正常に動作するようになるはずです!

14. ゲームのパフォーマンスが低下する

大型アップデートはWindowsでのゲームに大きな影響を与えることが多く、AUも例外ではありません。更新後にゲームのフレームレートが低下した場合は、ゲームバーのDVR機能をオフにしてみてください。以下のレジストリキーを編集します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\PolicyManager\default\ApplicationManagement\AllowGameDVR

値を0に設定して再起動してください。改善しない場合は、グラフィックドライバーが最新の状態か(AUによって削除されていないか)を確認し、グラフィックソフトウェアの設定がリセットされず適切な値になっているかもチェックしましょう。

15. 時計のフォントが読めなくなる

タスクバー右下の時計は時間を素早く確認できる便利な機能ですが、フォントが黒く変わって読めなくなるという報告があります。報告されている修正方法は、これまたグループポリシーの編集です。

スタートメニューで「gpedit.msc」と入力し、「コンピューターの構成 > Windowsの設定 > セキュリティの設定 > ローカル ポリシー > セキュリティ オプション」へ移動します。ここで「ユーザー アカウント制御: ビルトイン Administrator アカウントの管理者承認モード」を有効にし、PCを再起動してください。

16. スタートメニューとエクスプローラーがフリーズする

アップデート後、スタートメニューが開かなくなったり、さまざまなアプリがフリーズしたりしたという報告があります。可能であれば、まずWindowsスタートメニューのトラブルシューティングツール(FixIt)を実行するのが効果的です。それでも解決しない場合は、新しいユーザープロファイルを作成して、現在のプロファイルが破損していないか確認しましょう。

コマンドプロンプトを管理者として開き、以下のコマンドを入力して新しいユーザーを作成します。

net user <username> /add

この新しいユーザーに管理者権限を与えるには、代わりに以下を入力します。

net localgroup Administrators <username> /add

新しいプロファイルが正常に動作することを確認できたら、データを移行しましょう。Microsoftアカウントの同期が有効になっていれば、作業がスムーズになります。

新しいアップデート、新しい問題

Anniversary Updateの実行中やインストール後には、ここで挙げた以外にもさまざまなトラブルに遭遇する可能性がありますが、本記事で紹介したものはネット上で最も多く報告されている問題です。もちろん、Windows 10の本当に腹立たしい点の中にはこのアップデートでも変わらなかったものもあります。そうした問題にまだ悩まされている方は、Windowsの問題を解決する高評価の無料ツールもぜひ試してみてください。

Windows 10を使い始めたばかりの方は、安全に無効化できる機能をチェックして、システムをすっきり軽量化するのもおすすめです。

あなたはAnniversary Updateでどんな問題に遭遇しましたか?コメント欄でお悩みの内容をぜひ教えてください!

画像クレジット:broken heart by chuugo via Shutterstock

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