「Windows 10 メディア作成ツールがUSBドライブを認識できない」エラーの直し方6選
Windows 10 のメディア作成ツール(Media Creation Tool)を使えば、Windows 10 Home や Pro のISOファイルを簡単にダウンロードできます。しかし、このツールにはいくつかの不具合が発生することがあり、その代表例が「Windows 10 メディア作成ツールがUSBドライブを見つけられません」というエラーです。
多くの場合、この問題は外付けUSBドライブ側に起因しますが、システム関連のさまざまな要因が引き金になるケースもあります。本記事では、このエラーの主な原因を確認したうえで、考えられるすべての解決策を順番にご紹介します。
「Windows 10 メディア作成ツールがUSBドライブを見つけられない」エラーの原因
このエラーは、以下のようなハードウェアおよびシステム固有の問題によって発生することがあります。
- USBドライバーが古い、または破損している
- USBデバイス自体が破損・故障している、またはマルウェアに感染している
- USBポートが故障している
- PCのシステムファイルが破損している
- BIOSの更新が必要になっている
それでは、これらの原因に対する具体的な対処方法を見ていきましょう。
1. まず試したい簡単な対処法
詳細な手順に進む前に、まずは以下の基本的な対処法を試してみてください。
- PCを再起動する:単純な再起動だけで問題が解消することもあります。
- 別のUSBデバイスを使う:可能であれば8GB以上の容量を持つUSBメモリを用意しましょう。
- 別のUSBポートに差し込む:これで解決する場合は、元のポートが故障している可能性が高いです。
- 別のPCでUSBデバイスをテストする:他のPCで正常に認識されれば、問題はお使いのPC側にあります。逆に認識されなければ、USBデバイス自体が原因です。
- 高速スタートアップを一時的に無効化する:この機能は起動を高速化しますが、パフォーマンス面でさまざまなトラブルの原因になることがあります。
それでも問題が解決しない場合は、次に紹介する方法を順番に試してみてください。
2. USBのフォーマットをFAT32に変更する
対応していない形式のUSBデバイスを使用すると、このエラーが発生しやすくなります。PCがUEFIに対応している場合、USBはFAT32形式でフォーマットされている必要があります。多くのUSBデバイスはNTFS形式で初期化されているため、まずフォーマット形式を確認しておきましょう。
なお、フォーマットを実行するとUSB内のデータはすべて消去されます。作業前に、別の外部ストレージへファイルのバックアップを取っておいてください。
USBデバイスのフォーマット形式は、以下の手順で確認できます。
- USBデバイスを右クリックし、プロパティを選択します。
- プロパティ画面で、ファイルシステムが「FAT32」と表示されているか確認します。
ファイルシステムが「NTFS」や「exFAT」と表示されている場合は、以下の手順で再フォーマットしてください。
- USBデバイスを右クリックし、フォーマットを選択します。
- ファイルシステムのドロップダウンメニューから「FAT32(既定)」を選択します。
- クイックフォーマットのチェックを外し、「開始」をクリックします。
3. USBドライバーを更新または再インストールする
破損したUSBドライバーが原因の場合は、ドライバーの更新または再インストールで改善できる可能性があります。
まずは、USBドライバーを更新する方法から見ていきましょう。
- Win + Xキーを押し、メニューからデバイスマネージャーを選択します。
- ユニバーサル シリアル バス コントローラーをダブルクリックして展開します。
- お使いのPCのUSBアダプターを右クリックし、ドライバーの更新を選択します。
画面の指示に従って処理を完了させたら、PCを再起動してください。
これで解決しない場合は、USBドライバーの再インストールを試みましょう。
- 前述の手順でデバイスマネージャーを開き、USBアダプターを展開します。
- PCのUSBアダプターを右クリックし、デバイスのアンインストールを選択します。
続いて操作タブを開き、ハードウェア変更のスキャンを選択します。処理が完了したら、PCを再起動しましょう。
4. USBセレクティブ サスペンド設定を無効にする
USBセレクティブ サスペンド機能は、PCの消費電力を抑えるためのものです。有効にすると、不要な電力消耗を避けるために特定のUSBポートが一時停止されます。しかし、この機能がメディア作成ツールの不具合の原因になっていることがあります。
この場合は、同設定を一時的に無効化することで問題が解決するかもしれません。手順は以下の通りです。
- Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「control」と入力し、OKを押してコントロールパネルを開きます。
- 表示方法のドロップダウンメニューから「大きいアイコン」を選択します。
- 電源オプションをクリックし、「プラン設定の変更」を選択します。
- 次の画面で「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
- USB設定の項目を見つけて展開します。
- USBセレクティブ サスペンドの設定を展開し、バッテリー駆動と電源に接続の両方を「無効」にします。
「適用」をクリックし、「OK」を押します。最後にPCを再起動して、変更を反映させてください。
5. ハードウェアとデバイスのトラブルシューティング ツールを使う
Windowsに標準搭載されているハードウェアとデバイスのトラブルシューティング ツールを利用するのも有効です。このツールは、さまざまなシステムの問題を自動的に検出して修復してくれます。
実行手順は以下の通りです。
- Windowsの検索バーに「トラブルシューティング」と入力し、最適な結果を選択します。
- ハードウェアとデバイスの項目を選び、「トラブルシューティング ツールの実行」ボタンをクリックします。
処理が完了したら、トラブルシューティング ツールを閉じて、修正を適用するためにPCを再起動してください。
6. DISMおよびSFCツールを使う
システム固有の問題が原因の場合は、DISMとSFCという信頼性の高いWindows標準ツールが役立ちます。これらは、破損または欠落したシステムファイルの修復をサポートしてくれます。
まずは、DISMツールの実行方法から見ていきましょう。
- Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「CMD」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押して管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
スキャンが完了したら、続けて以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
処理が完了したら、PCを再起動してください。
次に、以下の手順でSFCスキャンを実行します。
- 前述の手順と同じように、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
sfc /scannow
処理が完了したら、コマンドプロンプトを閉じてPCを再起動しましょう。
まとめ:Windows 10 メディア作成ツールを快適に使おう
「Windows 10 メディア作成ツールがUSBドライブを見つけられません」というエラーは非常に厄介ですが、起動可能なUSBドライブへのWindowsダウンロードを諦める必要はありません。本記事で紹介した対処法を順番に試せば、問題は必ず解決に向かうはずです。
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