WindowsでDropboxが同期されない問題を解決する7つの対処法
Dropboxは、世界中で広く利用されているクラウドストレージサービスの一つです。PC上のファイルを自動的にセキュアなサーバーへアップロードし、どこからでも安全にアクセスできるようにしてくれます。
しかし、ユーザーがファイルをアップロードしようとしてもDropboxが認識せず、エラーが表示されることがあります。多くの場合、DropboxクライアントとPCの間の一時的な接続不良が原因ですが、Windowsの設定(ファイアウォールなど)が同期を妨げているケースもあります。
この記事では、Dropboxの同期問題を解消するための7つの方法をご紹介します。
1. システムの互換性を確認する
まず、お使いのOSが最新版のDropboxに対応しているかどうかを確認しましょう。Windowsのバージョンが古い場合、ファイルが正しく同期されないことがあります。アップデートが利用可能な場合は、OSを最新の状態に更新してください。
また、ファイル自体の互換性も確認が必要です。特定のファイル形式や、マルウェアが検出されたファイルは、アップロードがブロックされることがあります。別の拡張子を持つ別のファイルを同期してみて、この可能性を排除しましょう。
OSやファイルに問題がないことを確認できたら、次の対処法に進みましょう。
2. インターネット接続を確認する
互換性に問題がないのにデータがクラウドへ同期されない場合は、インターネット接続に原因がある可能性があります。回線速度が遅かったり不安定だったりすると、Dropboxクライアントがクラウドサービスと安定した接続を確立できず、ファイルが同期されません。
まずはルーターを再起動し、他のデバイスのインターネット接続をオフにして、使用中のデバイスをルーターの近くに置いてみてください。それでも同期できない場合は、Google Driveなど別のクラウドストレージサービスでファイルを同期できるか試してみましょう。どのサービスでも同期できないなら、インターネット接続自体に問題があります。
その場合は、プロバイダ(ISP)に問い合わせて回線の復旧を依頼しましょう。インターネットが正常に動作しているのにファイルが同期されない場合は、さらに以下の方法を試してください。
3. PCを再起動する
一時的な不具合により、特定のファイルのDropboxへの同期が停止しているケースがあります。これが放置されると、すべてのファイルが同期されなくなることもあります。まずは一度システムを再起動して、一時的なエラーではないか確認しましょう。
再起動によって新鮮な接続が確立され、同期が再開されることがあります。PCをクリーンな状態で立ち上げ直し、同期が復旧したかどうか確認してみてください。
4. ファイル名に使えない記号が含まれていないか確認する
ファイル名や拡張子に問題があると、Dropboxはそのファイルをクラウドサーバーに同期しません。特定のファイルだけ、あるいは特定の種類のファイルだけ同期に失敗する場合は、Dropboxがその拡張子に対応しているか、またファイル名に異常がないかを確認してください。
ファイルの場所を開いてファイル名をチェックすれば、この可能性を簡単に排除できます。以下の記号がファイル名に含まれていると、Dropboxは同期しないか、エラーを表示します。
- ?(疑問符)
- |(縦棒)
- "(二重引用符)
- .(ピリオド)
- *(アスタリスク)
- :(コロン)
これらの記号が含まれるファイルを見つけたら、名前を変更して再度同期してみましょう。拡張子がサポート対象で、使えない記号も含まれていないことが確認できたら、次はWindowsファイアウォールが同期をブロックしていないかをチェックします。
5. ファイアウォールを一時的に無効化する
システム内の一部のファイルは、ファイアウォールによって保護されており、アプリからのアクセスが許可されていないことがあります。同じ拡張子のファイルであっても、保護されているファイルは同期されないのです。そこで、ファイアウォールを一時的に無効化することを検討しましょう。
ファイアウォールを無効にするとネットワーク経由のパケットフィルタリングが緩和され、Dropboxがファイルにアクセスして正しく同期できるようになります。無効化の手順は以下の通りです。
- Windowsの検索バーで「コントロールパネル」を検索して開きます。
- 「システムとセキュリティ」をクリックし、「Windows Defender ファイアウォール」を選択します。
- 「Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化」をクリックし、プライベートネットワークとパブリックネットワークの両方の設定で「Windows Defender ファイアウォールを無効にする」を選択します。
作業が完了したら、忘れずにファイアウォールを再度有効にしておきましょう。
6. Dropboxのキャッシュを削除する
Dropboxの一時フォルダには、削除済みのファイルが残り続けることがあります。時間が経つにつれて蓄積されたキャッシュが、Dropboxの処理に干渉することがあるのです。
特に、一時フォルダに保存されている同名のファイルが同期対象になり、正しい同期を妨げるケースがあります。定期的にキャッシュフォルダを掃除することが重要です。
エクスプローラーを開き、以下のパスをアドレスバーに貼り付けて、Dropboxのキャッシュフォルダに移動します。
%HOMEPATH%\Dropbox\.Dropbox.cache
ここがDropboxのキャッシュフォルダ(.Dropbox.cache)で、Dropboxのルートフォルダ内にあります。フォルダ内のすべてのファイルを削除し、ごみ箱も空にしておきましょう。
通常、一時ファイルは3日ごとに自動的に削除されますが、蓄積してしまうこともあります。同期トラブルに遭遇したら、キャッシュフォルダの削除を試みてください。
なお、隠しフォルダが表示されていない場合は、エクスプローラーの設定で隠しファイル・隠しフォルダの表示を有効にする必要があります。
7. 選択型同期(Selective Sync)を使って全ファイルを再同期する
Dropboxには「選択型同期」という機能があり、ファイルをコンピューターから除外しながら、Dropboxサーバー上には保持しておくことができます。ハードディスクの容量を節約できる便利な機能ですが、頻繁に使いすぎると同期トラブルの原因になることもあります。
両場所に保存されているデータ間の不一致をなくすため、選択型同期ですべてのファイルとフォルダを同期対象に含めてみましょう。すべてのファイルを再同期した後、他のファイルが正常に同期されているか確認してください。可能性は低いものの、これが同期問題の間接的な解決につながることもあります。
選択型同期を使ったことがない方のために、手順を紹介します。
- タスクバー左下のアイコンをクリックするか、アイコントレイを展開して、Dropboxのウィンドウを開きます。
- 開いたウィンドウの右上にあるアカウントアイコンをクリックし、「環境設定(Preferences)」を選択します。
- Dropboxの環境設定ウィンドウで「同期(Sync)」タブに移動し、「選択型同期(Selective Sync)」をクリックします。
- 新しい画面で「すべて選択(Select all)」にチェックを入れ、「更新(Update)」をクリックします。
すべてのファイルとフォルダを選択型同期しても変化がない場合は、最終手段としてDropboxを再インストールすることを検討してください。
Dropboxでデータを再び同期しよう
以上の対処法で、Dropboxの同期問題は解決するはずです。どの方法でも改善しない場合は、マルウェアスキャンを実行してみてください。隠れたバグやウイルスが、特定のアプリの動作を妨げている可能性もあります。
ちなみに、Dropboxには紛失・盗難にあったデバイスの場所を突き止めるのに役立つ機能があるのをご存じでしょうか? アカウントへのログインが試みられたIPアドレスを記録しており、別のコンピューターから自分のアカウントにログインすれば、不正アクセス者のIPアドレスを特定できます。
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