Windows 10でプレビューペインが動作しないときの対処法8選
Windowsのエクスプローラーには、ファイルやフォルダーの操作を快適にする便利な機能が数多く搭載されています。そのひとつが「プレビューペイン」です。この機能を使えば、ファイルを開く前に、選択したファイルの中身をプレビューとして確認できます。
通常は問題なく動作しますが、プレビューペインが有効になっているのにプレビューが表示されない、一部のファイルしかプレビューできない、表示に時間がかかるといったトラブルが起こることもあります。本記事では、こうした問題の解決策を8つ紹介します。
1. プレビューペインが無効になっていないか確認する
エクスプローラーにプレビューの項目が表示されない場合、機能が無効になっている可能性があります。まずは有効化しましょう。手順は以下の通りです。
- 画面左下のWindowsのスタートボタンをクリックします。
- エクスプローラーを開きます。
- 「表示」タブを選択します。
- リボンの「プレビュー ウィンドウ」をクリックします。
右側のペインに「プレビューするファイルの選択」という表示が出れば成功です。以前に無効化していたのであれば、これだけで問題は解決するはずです。
オプションがハイライトされているのに表示されない場合は、エクスプローラーを一度閉じて再起動してみてください。それでも解決しない場合は、以下の対処法を順番に試していきましょう。
2. ファイル固有の問題を確認する
特定のファイルはプレビューできるのに、他のファイルはプレビューできない場合、その形式がサポートされていないことが原因です。対応していない形式のファイルはプレビューできません。
また、テキストや画像が大量に含まれるサイズの大きいファイルの場合、プレビューの読み込みに時間がかかることがあります。焦らず読み込みが完了するまで待ちましょう。
逆に、どのファイルもまったくプレビューできない場合は、OS側に何らかの問題が発生している可能性が高いです。次の対処法に進んでください。
3. フォルダーオプションの設定を見直す
OSレベルの修正に進む前に、エクスプローラーのフォルダーオプションで3つの設定を確認しておきましょう。
フォルダーオプションを開くには、「エクスプローラー > 表示タブ」と進み、リボン右端の「オプション」をクリックします。
以下の項目をチェックしてください。
- 「プレビューウィンドウにプレビューハンドラーを表示する」にチェックが入っていることを確認します。

- 「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」のチェックが外れていることを確認します。

- 「全般」タブの「エクスプローラーで開く」ドロップダウンで、「クイックアクセス」ではなく「PC」を選択します。

設定変更後は「適用」をクリックし、「OK」で閉じます。フォルダーオプションを変更したら、エクスプローラーを再起動するとより確実です。これでも解決しない場合は、OS側の他の要因を調査していきましょう。
4. ハードディスクの応答状況を確認する
HDDを使用している場合、ドライブの応答遅延が原因でファイルのプレビューが遅れたり、まったく表示されなかったりすることがあります。珍しいケースですが、CHKDSKスキャンを実行してディスクの問題を排除しておきましょう。
手順は以下の通りです。
- コマンドプロンプトを管理者として実行します。
- 次のコマンドを入力します:
Chkdsk
- Enterキーを押します。

ディスクの使用状況によっては、処理に時間がかかることがあります。エラーが検出されなければ、問題はハードディスクではないため、次の対処法に進みましょう。エラーが報告された場合は、画面の指示に従って修復してください。
5. グラフィックスドライバーを更新する
グラフィック負荷の高い画像や、高精細な画像を含むドキュメントのプレビューで問題が発生している場合は、グラフィックスドライバーに原因があるかもしれません。まずはドライバーを更新して確認しましょう。
更新手順は以下の通りです。
- スタートボタンを右クリックし、デバイスマネージャーを開きます。
- 「ディスプレイアダプター」のカテゴリを展開します。
- 該当するディスプレイドライバーを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。

ドライバーを更新しても変化がない場合は、次にシステムの詳細設定で視覚効果の設定を調整してください。
6. システムの詳細設定を調整する
Windowsでは、システムが視覚効果をどのように処理するかをユーザーが制御できます。「見た目を優先」するか、「パフォーマンスを優先」するかを選択可能です。
もし「パフォーマンスを優先」に設定している場合は、「見た目を優先」に変更することで、OSがグラフィックスを効率的に読み込めるようになります。
手順は以下の通りです。
- スタートボタンを右クリックし、設定アプリを開きます。
- 「システム」の設定に移動します。
- 左側のサイドバーを下にスクロールし、「バージョン情報」セクションへ移動します。
- 右側ペインの「関連設定」にある「システムの詳細設定」をクリックします。

- システムのプロパティウィンドウの「詳細設定」タブにあるパフォーマンスの「設定」ボタンをクリックします。
- パフォーマンスオプションウィンドウで「視覚効果を優先」に変更します。
- 「適用」をクリックし、「OK」で閉じます。

この方法で解決しない場合は、「コンピューターに最適なものをWindowsで選択する」に変更するか、元の「パフォーマンスを優先」に戻してみてください。
7. マルウェアスキャンを実行する
設定の見直しでも解決しない場合は、マルウェアスキャンを実行することをおすすめします。潜伏しているウイルスがOSの応答遅延を引き起こし、各機能に悪影響を与えている可能性があります。
マルウェアスキャンにはさまざまな方法がありますが、最も効果的なのはWindows Defenderのオフラインスキャンを使用してマルウェアを完全に駆除することです。
8. SFCスキャンを実行する
マルウェアスキャンでも解決しない場合は、最終手段としてSFCスキャンを実行しましょう。エクスプローラーのプレビューペインが正しく表示されない原因が、破損したシステムファイルにある可能性を排除できます。
SFCスキャンの実行手順は以下の通りです。
- Windowsの検索ボックスに「cmd」と入力します。
- コマンドプロンプトアプリを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 「sfc /scannow」コマンドを入力してEnterキーを押します。

すべて試してもダメなら代替アプリを活用しよう
上記の対処法をすべて試してもプレビューペインでファイルを確認できない場合は、同じ目的を果たせるサードパーティ製アプリを試してみてください。
数ある選択肢の中でも、ドキュメントのプレビュー用途におすすめなのが「File Viewer Plus 4」です。無料版で200種類、プレミアム版では400種類のファイル形式をサポートしており、ファイル操作を格段に快適にしてくれます。
ダウンロード:File Viewer Plus 4
まとめ:エクスプローラーのプレビューペインを快適に使おう
今回紹介した対処法で、プレビューペインの機能が復旧すれば幸いです。それでも解決しない場合は、OSのリセットを検討してください。または、File Viewer Plus 4などの代替アプリを利用するのもひとつの手です。
ちなみに、エクスプローラーが応答しなくなったときの対処法については、履歴の削除からWindowsの表示設定の変更まで、いくつかの解決策があります。併せてチェックしておきましょう。
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