Pythonで複素数の実部を取得・変更する方法(numpy.realの使い方)
PythonのNumPyライブラリには、複素数配列の実部を取り出すためのnumpy.real()メソッドが用意されています。このメソッドは、指定された複素数引数の実部(実数成分)を返します。
入力値が実数の場合はそのまま元の型が出力されますが、複素数の要素を含む場合はfloat型で結果が返される点に注意しましょう。また、array.real属性を使えば、配列の実部を後から自由に書き換えることも可能です。
処理の手順
1. 必要なライブラリをインポート
まず、NumPyをインポートします。
import numpy as np
2. array()メソッドで配列を作成
次に、np.array()を使って複素数の配列を作成します。
arr = np.array([36.+1.j , 27.+2.j , 68.+3.j , 23.+2.j])
3. 配列の内容を表示
print("Our Array...\n",arr)4. 配列の次元を確認
print("\nDimensions of our Array...\n",arr.ndim)5. データ型を確認
print("\nDatatype of our Array object...\n",arr.dtype)6. 配列の形状を確認
print("\nShape of our Array...\n",arr.shape)7. 実部を取得
複素数配列の実部を返すには、numpy.real()メソッドを使用します。第1引数のvalには入力配列を渡します。
print("\nReal part...\n",np.real(arr))8. 実部を変更
array.real属性に新しい値を代入すると、すべての要素の実部を一括で書き換えられます。
arr.real = 5
print("\nUpdated result...\n",arr)完全なサンプルコード
import numpy as np
# array()メソッドで配列を作成
arr = np.array([36.+1.j , 27.+2.j , 68.+3.j , 23.+2.j])
# 配列を表示
print("Our Array...\n",arr)
# 次元を確認
print("\nDimensions of our Array...\n",arr.ndim)
# データ型を確認
print("\nDatatype of our Array object...\n",arr.dtype)
# 形状を確認
print("\nShape of our Array...\n",arr.shape)
# numpy.real()メソッドで実部を取得
print("\nReal part...\n",np.real(arr))
# 実部を変更
arr.real = 5
print("\nUpdated result...\n",arr)実行結果
Our Array... [36.+1.j 27.+2.j 68.+3.j 23.+2.j] Dimensions of our Array... 1 Datatype of our Array object... complex128 Shape of our Array... (4,) Real part... [36. 27. 68. 23.] Updated result... [5.+1.j 5.+2.j 5.+3.j 5.+2.j]
このように、np.real()で実部を読み取り、.real属性への代入で実部だけを簡単に更新できます。虚部はそのまま維持されるため、信号処理や数値計算などで複素数データを扱う際に非常に便利な機能です。
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