Excelの連絡先データをvCard(VCF)形式へ簡単エクスポート|誰でもできる2つの実証済み方法
以下のサンプルデータには、氏名・携帯電話番号・メールアドレスが含まれています。このデータをもとに、vCardファイルを作成する手順を解説します。

方法1:Windowsの「連絡先」機能を使って変換する
Windowsには、ExcelのデータからvCardファイルを作成できる標準機能が備わっています。ただし、その前にファイルの拡張子を変更しておく必要があります。なお、余分なヘッダー行が残っているとエラーの原因になるため、ここではシートの2行目をあらかじめ削除して進めます。

手順
- 「ファイル」タブを開きます。

- ファイルを「CSV(カンマ区切り)」形式で保存します。

- スタートメニューのWindowsアイコンをクリックし、検索バーに「Contacts(連絡先)」と入力します。
- 表示された「Contacts」をクリックします。

- 連絡先フォルダが開きます。
- 「インポート」タブを選択します。

- 「Windows連絡先へのインポート」画面で「CSV(Comma Separated Values)」を選択します。
- 「インポート」をクリックします。

- ファイルを選択する画面に切り替わるので、「参照」をクリックします。

- 先ほど作成した連絡先情報を含むCSVファイルを選びます。
- 「開く」をクリックします。

- CSVインポートウィンドウで「次へ」ボタンを押します。

- 次に列見出しのマッピングを行います。「Mobile」にチェックを入れると、対応項目の選択肢が表示されます。

- 「携帯電話」を選択して「OK」をクリックします。

- 同様に「Email」の見出しを「電子メールアドレス」に割り当てて「OK」を押します。

- 「完了」をクリックします。

これでCSVファイルがWindows連絡先形式に変換されます。

- フォルダ内のファイルを開いてみましょう。氏名・メールアドレス・携帯電話番号が正しく登録されているのが確認できます。

- 次に、これらのファイルをvCard(vCalendar)形式に変換します。「エクスポート」タブを選択してください。

- 「vCards(.vcfファイルのフォルダ)」を選択します。
- 「エクスポート」をクリックします。

- 連絡先の保存先フォルダを参照して指定し、「OK」をクリックします。

この操作により、連絡先ファイルがVCFファイルに一括変換されます。

- 作成されたファイルは、既定ではOutlookで開きます。連絡先形式で開くことも可能です。
- ウィンドウ右上には連絡先情報の概要が表示されます。

以上のように、Windowsの連絡先機能を活用すれば、ExcelからVCFファイルを簡単に作成できます。
方法2:VBAを使ってVCFファイルを作成する
続いて、VBAマクロで自動的にVCFファイルを生成する方法をご紹介します。大量の連絡先を扱う場合に特に便利です。
手順
- 「開発」タブを開き、「Visual Basic」を選択します。

- VBAエディターが起動したら、「挿入」>>「標準モジュール」を選択して新しいモジュールを開きます。

- 以下のコードをVBAモジュールに入力します。
Sub CreateVCFFromExcel()
Dim mn_File_Num As Integer
Dim mn_start_row As Double
mn_start_row = 2
mn_File_Num = FreeFile
mn_Output_Path = ThisWorkbook.Path & "\PhoneAndEmail.VCF"
Open mn_Output_Path For Output As mn_File_Num
While VBA.Trim(Sheets("Sheet1").Cells(mn_start_row, 1)) <> ""
mn_Name = VBA.Trim(Sheets("Sheet1").Cells(mn_start_row, 1))
mn_Email_Address = VBA.Trim(Sheets("Sheet1").Cells(mn_start_row, 2))
mn_Mobile_Number = VBA.Trim(Sheets("Sheet1").Cells(mn_start_row, 3))
Print #mn_File_Num, "BEGIN:VCARD"
Print #mn_File_Num, "VERSION:3.0"
Print #mn_File_Num, "FN:" & mn_Name
Print #mn_File_Num, "EMAIL:" & mn_Email_Address
Print #mn_File_Num, "TEL;TYPE=CELL;TYPE=PREF:" & mn_Mobile_Number
Print #mn_File_Num, "END:VCARD"
mn_start_row = mn_start_row + 1
Wend
Close #mn_File_Num
MsgBox "The Contacts are Saved To: " & mn_Output_Path
End Sub

このコードでは、VBAのTrim関数を使って氏名・メールアドレス・携帯電話番号の各列の値を取得しています。その後、Printステートメントによって、データをvCardファイルの正しい書式に整えています。FN:は氏名(フルネーム)、EMAIL:はメールアドレスの格納位置、TEL;TYPE=CELLは「この電話番号が携帯電話番号であること」を意味します。
- ワークシートに戻り、マクロを実行します。

- ブックと同じフォルダ内に、「PhoneAndEmail」という名前のVCFファイルが作成されます。

- ファイルをWindowsの連絡先で開きます。

- データセットの最初の人の連絡先情報が表示されます。

- すべての連絡先情報はPhoneAndEmailファイルに保存されています。「キャンセル」をクリックすると次の連絡先に移動できます。

- 以降も「キャンセル」を押すごとに、次々と連絡先を確認できます。

このように、VBAを使えばVCFファイルの作成も自動化できます。
練習用ワークブック
本記事で使用したデータセットを用意していますので、実際に両方の方法を試して、操作に慣れていきましょう。

練習用ワークブックのダウンロードはこちら
ExcelからvCardへのエクスポート:関連記事まとめ
- ExcelでVCFファイルを開く方法
- ExcelでVCFファイルを編集する方法
- ソフトなしでExcelをVCFに変換する方法
- Excelを使ってCSVファイルをVCFに変換する方法
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