ExcelからCSVファイルを作成する6つの簡単な方法
CSV(Comma Separated Values/カンマ区切り値)は、さまざまなデータ分析ソフトウェアで広く利用されている汎用的なファイル形式です。数値やテキストがプレーンテキストでそのまま保存されるため、編集や整理が非常に容易で、そのシンプルさから現在では最も人気のあるデータ交換形式の一つとなっています。Excelで管理しているデータを、他のツールで使えるようにCSV形式で出力したい場面は少なくありません。この記事では、ExcelからCSVファイルを作成する6つの簡単な方法を、画像付きの手順でわかりやすくご紹介します。
ExcelからCSVファイルを作成する6つの方法
ここでは、あるファストフード店の日次売上レポートをサンプルデータとして使用します。このデータセットには、販売担当者(Salesman)、商品名(Item)、数量(Qty)がそれぞれB列、C列、D列に記録されています。

それでは、このデータセットを使って、複数の方法でCSVファイルを作成していきましょう。1つずつ順番に見ていきます。
なお、本記事では Microsoft Excel 365 を使用していますが、お使いのバージョンでも同様に操作できます。
方法1:「名前を付けて保存」コマンドを使う
CSVファイルを作成する最も基本的で簡単な方法が、Excelの「名前を付けて保存」機能を使うやり方です。以下の手順に従ってください。
📌 手順:
- まず、リボンの「ファイル」タブをクリックします。

- 次に、メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
- 表示された画面で「参照」をクリックします。

すると、「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
- 「ファイルの種類」のドロップダウンから「CSV (カンマ区切り)(*.csv)」を選択します。
- 最後に「保存」ボタンをクリックします。

注意:「保存」をクリックすると警告ダイアログが表示されます。これは、CSV形式で保存されるのはアクティブなワークシートのみであることを知らせるものです。すべてのシートをCSVにしたい場合は、シートごとに同じ操作を繰り返す必要があります。
これで、指定した場所に同じ名前のCSVファイルが作成されます。
- 作成されたファイルを右クリックします。
- コンテキストメニューから「プログラムから開く」を選択します。
- サブメニューから「メモ帳」を選びます。

すると、CSVファイルがメモ帳で開き、中身を確認できます。

また、同じファイルをExcelで開くことも可能ですが、その場合は元の書式が失われ、装飾なしのデータだけが表示される点に注意してください。

関連記事: Excelファイルをカンマ付きでCSV保存する3つの方法
方法2:CSV UTF-8形式で特殊文字を保持したまま作成する
方法1はシンプルですが、1つ弱点があります。それは、日本語などの特殊文字(非ASCII文字)が正しく保存されず、「???」と表示されてしまうことです。特殊文字を壊さずにCSVファイルを作成するには、以下の手順を実行しましょう。
📌 手順:
次のデータセットには、日本語で書かれた商品名が2つ含まれています。

- まず、方法1と同じ手順で「名前を付けて保存」ダイアログを開きます。
- 「ファイルの種類」から「CSV UTF-8 (カンマ区切り)(*.csv)」を選択します。
- その後、「保存」をクリックします。

これで、対象シートのCSVファイルが作成されます。方法1では「???」と化していた日本語の特殊文字も、正しく表示されているのが確認できます。

- 続いて、メモ帳でファイルを開いても、同じ結果が得られることを確認しておきましょう。

関連記事: Excelを二重引用符付きのCSVとして保存する3つの簡単な方法
方法3:UTF-16エンコーディングを活用する
特殊文字を含むCSVファイルを作るもう一つの方法が、UTF-16エンコーディングを使うやり方です。以下の手順で実行してみましょう。
📌 手順:
- これまでと同様に、「名前を付けて保存」ダイアログを開きます。
- 「ファイルの種類」で「Unicode テキスト(*.txt)」を選択します。
- 「保存」ボタンをクリックします。

これにより、拡張子が.txtのテキストファイルが作成されます。
- そのファイルをメモ帳で開きます。

- 次に、「ファイル」タブを開きます。
- オプション一覧から「名前を付けて保存」を選択します(ショートカットキーは Ctrl + Shift + S)。

メモ帳の「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。
- 「ファイル名」欄で、ファイル名の末尾に.csvという拡張子を付けます。
- 「ファイルの種類」で「すべてのファイル」を選択します。
- 「文字コード」で「UTF-16 LE」を選びます。
- いつものように「保存」ボタンを押します。

これで、特殊文字が正しく保持されたCSVファイルが完成します。

関連記事: Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法
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方法4:Google スプレッドシートを使う
さらに、Google スプレッドシートを経由してExcelからCSVファイルを作成することもできます。とても簡単なので、手順に沿って進めてみましょう。
📌 手順:
- まず、Google スプレッドシートで空のスプレッドシートを開きます。
- 次に、「ファイル」メニューをクリックします。
- 表示された項目から「インポート」を選択します。

- 変換したいExcelブックを選択します。
- その後、「データをインポート」をクリックします。

すると、Excelファイルの内容がスプレッドシートに読み込まれます。

- 再び「ファイル」メニューを開きます。
- 今度は「ダウンロード」をクリックします。
- 選択肢の中から「カンマ区切り値 (.csv、現在のシート)」を選びます。

- ダウンロードしたファイルを開きます。
- 最後に、下の画像のような新しいCSVファイルが取得できていれば完了です。

関連記事: Excelファイルを自動的にCSVへ変換する3つの簡単な方法
方法5:VBAコードで自動化する
Excelで毎回同じ単調な作業を繰り返すのにうんざりしていませんか?VBA(Visual Basic for Applications)を使えば、これまで紹介した操作を完全に自動化できます。実際にやってみましょう。
📌 手順:
- まず、「開発」タブを開きます。
- 次に、「コード」グループにある「Visual Basic」をクリックします。
- ショートカットキーの Alt + F11 でも同じ操作ができます。

「Microsoft Visual Basic for Applications」ウィンドウが開きます。
- ここで「挿入」タブに移動します。
- 次に「標準モジュール」を選択します。

- 表示されたモジュールに、以下のコードを貼り付けます。
Sub create_csv_from_excel()
Dim wst As Worksheet
Dim path_x As String
Application.ScreenUpdating = False
path_x = ActiveWorkbook.Path & " " & Left(ActiveWorkbook.Name, _
InStr(ActiveWorkbook.Name, ".") - 1)
For Each wst In Worksheets
wst.Copy
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=path_x & "" & wst.Name & ".csv", _
FileFormat:=xlCSV, CreateBackup:=False
ActiveWorkbook.Close False
Next
Application.ScreenUpdating = True
End Sub

- 準備ができたら、コードを実行します。

最終的に、各ワークシートごとのCSVファイルが個別に作成されます。
- 作成されたファイルを開いて結果を確認しましょう。

関連記事: Excel VBAでテキストファイルに書き出す方法
方法6:オンライン変換ツールでファイルを開かずに変換する
最後に、オンラインの変換サイトを利用して、ExcelファイルからCSVファイルを作成する方法をご紹介します。手順を見ていきましょう。
📌 手順:
- まず、ブラウザで https://convertio.co/xls-csv/ にアクセスします。
- 次に、「Choose Files(ファイルを選択)」をクリックします。

- 変換したいExcelブックを選択します。
- 続いて、変換形式として「CSV」を指定します。
- 最後に「Convert(変換)」ボタンをクリックします。

- 変換が完了したら、「Download(ダウンロード)」ボタンを押して、CSVファイルをPCに保存します。

- 作成されたファイルは、メモ帳でもExcelでも開いて確認できます。

関連記事: Excelを開かずにCSVへ変換する4つの簡単な方法
連絡先用のCSVファイルをExcelで作成する方法
このセクションでは、連絡先リストをCSVファイルとしてExcelから作成する方法を解説します。それでは早速見ていきましょう!
📌 手順:
ここでは、Excelブックとして用意した連絡先リスト(Contact List)を使用します。

このデータセットからCSVファイルを作成するには、以下の手順に従います。
- まず、これまでと同じように「名前を付けて保存」ダイアログを開きます。
- 次に、新しいCSVファイルの保存先となる場所を指定します。
- 「ファイルの種類」で「CSV UTF-8 (カンマ区切り)(*.csv)」を選択します。
- 最後に「保存」をクリックします。

- その後、新しいファイルをメモ帳で開けば、内容を確認できます。

まとめ
今回は、ExcelからCSVファイルを作成する6つの方法を、シンプルかつ丁寧に解説しました。「名前を付けて保存」という基本操作から、UTF-8・UTF-16による文字化け対策、Google スプレッドシートやVBA、オンラインツールを活用した応用テクニックまで、目的に合わせて使い分けてください。練習用ファイルのダウンロードも忘れずに!ご不明な点やご要望があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。Happy Excelling ☕
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