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Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

この記事では、Excelでアンケート(質問票)を作成する方法を解説します。アンケートとは、質問や特定の項目に対して選択肢を設け、回答者から情報を収集するためのツールです。Excelを使えば、いくつかの簡単な手順だけで誰でもアンケートを作成できます。本記事では2つの簡単な方法をご紹介します。これらの方法をマスターすれば、Excelでのアンケート作成がぐっと楽になります。それでは早速始めましょう。

練習用ワークブックはこちらからダウンロードできます。

Excelでアンケートを作成する2つの方法

Excelでアンケートを作成するには、主に2つの方法があります。

1つ目の方法は、手動でアンケートを作成する方法です。この方法では、質問のキーワードを列見出しとして挿入していきます。全体の手順をわかりやすくステップごとに説明します。

2つ目の方法は、VBA(Visual Basic for Applications)を使ってアンケートを作成する方法です。完成イメージは以下の通りです。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

方法1:Excelで手動的にアンケートを作成する

1つ目の方法では、ゼロからアンケートを作成します。ここでは例として、ある会社の従業員の氏名ID部署を尋ね、さらに今年休暇が必要かどうかを確認するアンケートを作成します。質問文をそのままセルに入力することはできないため、各質問のキーワードを抽出し、それを列見出しとして使用します。以下の手順に沿って進めていきましょう。

ステップ1:質問のキーワードを見出しとして挿入する

  • まず、各質問のキーワードを特定し、下の画像のように列見出しとして入力します。
  • 例えば、最初の質問が「お名前は何ですか?」であれば、1列目の見出しは「氏名」となります。
  • 2つ目の質問が「ID番号は何番ですか?」であれば、キーワードは「ID」です。
  • 3つ目の質問は従業員の所属部署について尋ねるものなので、D列に配置します。
  • 最後に、今年休暇が必要かどうかを「はい/いいえ」で回答してもらいます。そこで、E列の見出しは「休暇の要否(Y/N)」とします。
  • このように、すべての質問からキーワードを抽出し、順番に見出しとして設定していきます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

ステップ2:キーワードを使ってテーブルを作成する

  • 次に、テーブルを作成します。
  • まず、見出し行を選択します。
  • 続いて、Ctrl + T キーを押します。
  • メッセージボックスが表示されます。
  • 先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れます。
  • OK をクリックして確定します。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • すると、下のスクリーンショットのようなテーブルが作成されます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

ステップ3:アンケート用の新しいタブを作成する

  • 次に、アンケート入力用の新しいタブ(リボンタブ)を作成します。
  • そのために、まずテーブルの見出しを選択しておきます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • 続いて、「ファイル」タブをクリックします。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • オプション」を選択すると、「Excelのオプション」ウィンドウが開きます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • Excelのオプション」ウィンドウで「リボンのユーザー設定」を選択し、「新しいタブ」をクリックします。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • その後、新しく作成されたグループを右クリックし、メニューから「名前の変更」を選択します。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • 名前の変更」ダイアログボックスが表示されます。
  • 表示名」を入力し、「OK」をクリックします。
  • ここでは、新しいグループを「アンケート1」という名前に変更しました。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • 次に、「コマンドの選択」ボックスで「リボンにないコマンド」を選択します。
  • そして「フォーム」を選択し、「追加」ボタンをクリックします。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • 以上の手順を完了すると、新しいタブ内の「アンケート」グループの下に「フォーム」が追加されているのが確認できます。
  • OK」をクリックして設定を完了させます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

ステップ4:フォームを開いてデータを入力する

  • このステップでは、作成した「新しいタブ」に移動し、「フォーム」を選択します。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • すると、見出しのラベルが付いたフォームが表示されます。
  • ここで回答者は、氏名ID部署休暇の要否を順番に入力していきます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

ステップ5:アンケートのデータを入力する

  • 5番目のステップでは、回答者が質問への回答を入力します。
  • 例えば、従業員のJohnさんが自分の情報を入力したとします。
  • この情報をワークシートに反映させるには、「新規」ボタンをクリックします。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • すると、情報がワークシートに記録され、フォームは次の回答を受け付ける状態に戻ります。
  • 同様に、従業員のPaulさんがデータを入力し、再び「新規」をクリックします。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • すると、Excelワークシート上に情報が記録されているのが確認できます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • さらにデータを入力する場合は、同じ手順を繰り返して「新規」をクリックしてください。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

最終的な結果

  • 最終的に、ワークシート上に収集したデータが記録され、同じ手順でさらに多くのデータを入力できます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

方法2:Excel VBAを使ってアンケートを作成する

2つ目の方法では、VBAを使ってアンケートを作成します。VBAは「Visual Basic for Applications」の略で、さまざまなタスクを自動化・効率化できる強力なツールです。ここでは、回答者に複数の質問を投げかけ、選択肢から回答してもらう形式のアンケートを作成します。選択肢は「わからない」「同意する」「同意しない」「どちらとも言えない」の4つです。それでは、以下の手順に従ってVBAによるアンケート作成方法を見ていきましょう。

手順:

  • まず、「開発」タブに移動し、「Visual Basic」を選択します。「Visual Basic」ウィンドウが開きます。
  • または、Alt + F11 キーを押して開くこともできます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • Visual Basic」ウィンドウで「挿入 >> 標準モジュール」を選択します。モジュールウィンドウが開きます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • 次に、以下のコードをコピーしてモジュールウィンドウに貼り付けます:
Option Explicit
Sub Create_Questionnaire()
Dim GrupBx As GroupBox
Dim OptnBtn As OptionButton
Dim iMxBtns As Long
Dim icell As Range
Dim iRng As Range
Dim iWks As Worksheet
Dim xCtr As Long
Dim xFrstOptnBtnCel As Range
Dim xNumOfQ As Long
Dim iBorder As Variant
iBorder = Array(xlEdgeLeft, xlEdgeTop, xlEdgeBottom, _
        xlEdgeRight, xlInsideVertical, xlInsideHorizontal)
iMxBtns = 4
xNumOfQ = InputBox("Set the numbers of questions", "Questions", 8)
Set iWks = ActiveSheet
With iWks
Set xFrstOptnBtnCel = .Range("E2")
.Range("A:D").Clear
With xFrstOptnBtnCel.Offset(-1, -1).Resize(1, iMxBtns + 1)
    .Value = Array("Questions", "Option1", "Option2", _
                    "Option3", "Option4")
    .Orientation = 90
    .HorizontalAlignment = xlCenter
End With
Set iRng = xFrstOptnBtnCel.Resize(xNumOfQ, 1)
With iRng.Offset(0, -1)
    .Formula = "=ROW()-" & iRng.Row - 1
    .Value = .Value
End With
iRng.Offset(0, -3).Value = 1
With iRng.Offset(0, -4)
    .FormulaR1C1 = "=IF(RC[2]="""","""",IF(RC[2]=6,""N/A"",RC[1]*(RC[2]-1)))"
End With
.Range("A1").Formula = "=SUM(A2:A" & xNumOfQ + 1 & ")"
With iRng.Offset(0, -4).Resize(, 4)
    For xCtr = LBound(iBorder) To UBound(iBorder)
    With .Borders(iBorder(xCtr))
        .LineStyle = xlContinuous
        .Weight = xlThin
        .ColorIndex = xlAutomatic
    End With
    Next xCtr
    .HorizontalAlignment = xlCenter
    .VerticalAlignment = xlCenter
End With
iRng.EntireRow.RowHeight = 20
iRng.Resize(, iMxBtns).EntireColumn.ColumnWidth = 9
.GroupBoxes.Delete
.OptionButtons.Delete
End With
For Each icell In iRng
With icell.Resize(1, iMxBtns)
    Set GrupBx = iWks.GroupBoxes.Add _
        (Top:=.Top, Left:=.Left, Height:=.Height, _
        Width:=.Width)
    With GrupBx
    .Caption = ""
    .Visible = True
    End With
End With
    For xCtr = 0 To iMxBtns - 1
      With icell.Offset(0, xCtr)
        Set OptnBtn = iWks.OptionButtons.Add _
              (Top:=.Top, Left:=.Left, Height:=.Height, _
               Width:=.Width)
        OptnBtn.Caption = ""
        If xCtr = 0 Then
          With icell.Offset(0, -2)
            OptnBtn.LinkedCell = .Address(external:=True)
          End With
      End If
      End With
    Next xCtr
  Next icell
End Sub

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • Ctrl + S キーを押してコードを保存します。
  • 次に、「開発」タブに移動し、「マクロ」を選択します。マクロウィンドウが開きます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • マクロウィンドウで目的のコードを選択し、「実行」をクリックします。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • するとメッセージが表示され、質問の数を設定するよう求められます。
  • ここでは、回答者に5つの質問をしたいので、「5」と入力しました。
  • OK」をクリックして先へ進みます。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • 即座に、ワークシート上に下の画像のような結果が表示されます。
  • ここで、D列は質問用、E列・F列・G列・H列は選択肢用となっています。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

  • あとは、好みに合わせてアンケートを書式設定し、質問文を挿入します。
  • 例えば、ここでは3行と1列を挿入したため、範囲B4:I9にアンケートが含まれることになりました。
  • また、C列とD列は非表示にしています。
  • さらに、質問文は断定形で挿入しています。
  • 各質問には4つの回答選択肢があり、それぞれ0〜3の値を持っています。
  • 具体的には、「わからない」は0、「同意する」は1、「同意しない」は2、「どちらとも言えない」は3の値に対応しています。
  • 参考までに、ある回答者の回答例も表示しています。
  • ここで、セルB4には範囲B5:B9の合計値が格納されています。

Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】

まとめ

この記事では、Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法をご紹介しました。手動で作成する方法とVBAを使う方法のどちらも、業務の効率化に役立つはずです。記事の冒頭で紹介した練習用ワークブックをダウンロードすれば、実際に手を動かしながらスキルを試すこともできます。また、ExcelDemyのウェブサイトでは、このような便利な記事を他にも多数公開しています。ご意見やご質問があれば、下のコメント欄でお気軽にお聞かせください。

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