Excelが全画面表示で開かないようにする4つの方法
Microsoft Excelは、デフォルト設定ではファイルを全画面表示で開くことがあります。画面にできるだけ多くのデータを表示したい場面では便利な機能ですが、作業内容によってはウィンドウ表示の方が扱いやすいこともあるでしょう。全画面表示のままでよいのか、元に戻したいのかは最終的には個人の好みによります。本記事では、Excelが全画面表示で開かないようにするための方法をわかりやすく解説します。
なお、VBAコードを含むワークブックは、記事内の手順に従って簡単に再現できます。
Excelが全画面表示で開かないようにする4つの方法
「全画面」と定義する状態によって、適切な解決策は異なります。たとえば、リボンが表示されたままの最大化ウィンドウ状態を「全画面」と捉える場合もあります。

また、タブやリボンがすべて非表示になり、名前ボックス・数式バーの高さからシートが始まる状態を「全画面」と呼ぶこともあります。

どちらの状態に該当するかによって対処法が変わるため、以下の解決策を順番に試してみてください。
方法1: 前回保存したウィンドウサイズを確認する
ここでは、リボンが表示されたままの最大化ウィンドウ状態を「全画面」とするケースの対処法を紹介します。まず、Excelファイルを閉じる際のウィンドウサイズを確認しましょう。
Excelには、前回ファイルを閉じたときのサイズで次回開くというデフォルトの動作があります。つまり、全画面(最大化)モードのまま保存して閉じると、後で別のファイルを開いた際にも全画面で表示されてしまうのです。逆に、カスタムサイズのウィンドウで保存・終了すれば、次に開くファイルもそのサイズで表示されます。
まず、任意のファイルを開き、Excelウィンドウ右上にある「元に戻す(縮小)」アイコンをクリックしてください。

すると、ファイルが小さなウィンドウ表示に切り替わります。ウィンドウ右上の表示でも確認できます。

最後に、ファイルを保存して閉じます。
その後、別のExcelファイルを開いてみてください。Excelが全画面表示で開かなくなることが確認できるはずです。
方法2: Excelウィンドウを手動でリサイズする
同じ問題への別の対処法として、ファイルを開いた後にウィンドウサイズを変更する方法があります。Excelファイルが全画面(最大化ウィンドウ)モードで開く場合は、ウィンドウを手動でリサイズしてみましょう。そうすることで、全画面ではなく自分の希望するサイズで快適に作業できます。
操作方法は簡単です。カーソルをウィンドウの端に合わせると、ポインタが両方向矢印に変わります。

その状態でドラッグしてサイズを変更し、希望の高さ・幅になったところでマウスボタンを離します。
通常、方法1で問題は解決するはずですが、うまくいかない場合はこの方法でウィンドウを手動調整すれば、全画面表示を避けられます。
方法3: キーボードショートカットを使う
続いて、リボンやタブが一切表示されない「全画面表示ビュー」の対処法です。この表示は以下のような状態になります。

この状態でファイルが開かれるのは、以前にこの状態のまま保存して閉じたことがあるためです。一度この状態になると、新しく開くファイルも同じ表示から始まってしまいます。
このモードの切り替えは、キーボードで Ctrl + Shift + Enter を押すだけで行えます。
常にこのモードで開いてしまう場合は、Excelファイル上で Ctrl + Shift + Enter を押して通常表示に戻し、ファイルを保存してください。その後、別のExcelファイルを開けば、問題が解消されていることがわかります。
方法4: VBAコードを埋め込む
Microsoft Visual Basic for Applications(VBA)は、Microsoftが提供するイベント駆動型プログラミング言語です。VBAコードを使えば、Excelファイルを強制的に全画面表示で開かせたり、逆に全画面表示をオフにしたりすることができます。VBAの経験がなくても、以下の手順に従うだけで誰でもこの機能を利用可能です。
なお、手順を実行する前に、リボンに「開発」タブを追加しておく必要があります。「開発」タブの表示方法については、こちらのガイドを参照してください。
手順:
- まず、リボンの「開発」タブをクリックします。
- 次に、「コード」グループから「Visual Basic」を選択します。

- VBAエディター(Visual Basic Editor)が別ウィンドウで開きます。ここで「挿入」タブをクリックしてください。
- ドロップダウンリストから「標準モジュール」を選択します。

- 新しく作成されたモジュールに、以下のコードを入力します。
Sub Turn_On_FullScreen()
Application.DisplayFullScreen = True
End Sub
Sub Turn_Off_FullScreen()
Application.DisplayFullScreen = False
End Sub
- コードを入力したら、VBAエディターのウィンドウを閉じます。
- 再び「開発」タブに戻り、「コード」グループから「マクロ」を選択します。

- 「マクロ」ダイアログボックスが開くので、実行したいマクロ名を選択します。Excelを全画面表示で開かないようにするには、Turn_Off_FullScreenを選びましょう。(逆にTurn_On_FullScreenを選択すると、全画面表示で開くようになります)

- 「実行」ボタンをクリックします。
- 最後に、ファイルを保存して閉じます。
これで、マクロダイアログで選択したマクロに応じて、Excelが全画面表示で開く・開かないが切り替わります。
まとめ
以上が、Excelが全画面表示で開かないようにする方法、または全画面表示を回避するためのすべての手法です。このガイドが皆さんの問題解決に役立てば幸いです。ご不明な点やご意見・ご提案がありましたら、ぜひお聞かせください。
このような便利なガイドをもっと読みたい方は、Exceldemy.comをご覧ください。
-
ExcelからCSVファイルを作成する6つの簡単な方法
CSV(Comma Separated Values/カンマ区切り値)は、さまざまなデータ分析ソフトウェアで広く利用されている汎用的なファイル形式です。数値やテキストがプレーンテキストでそのまま保存されるため、編集や整理が非常に容易で、そのシンプルさから現在では最も人気のあるデータ交換形式の一つとなっています。Excelで管理しているデータを、他のツールで使えるようにCSV形式で出力したい場面は少なくありません。この記事では、ExcelからCSVファイルを作成する6つの簡単な方法を、画像付きの手順でわかりやすくご紹介します。 ExcelからCSVファイルを作成する6つの方法 ここでは、ある
-
XMLファイルからExcelへデータを抽出する2つの簡単な方法
この記事では、XMLファイルからExcelへデータを抽出する方法をわかりやすく解説します。XML形式は主にWeb上でデータを保存・やり取りするために使われており、パソコン内にも保存できます。しかし、XMLファイルの中身をそのまま確認するのは容易ではありません。そこで本記事では、2つの異なる方法をご紹介します。どちらの方法でも、XMLファイルから簡単にデータを抽出し、Excelで見やすい形に整えられるようになります。 XMLファイルとは? XML(Extensible Markup Language:拡張マークアップ言語)は、さまざまなアプリケーションやシステム間で読み取り可能な形式でデータを