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Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

この記事では、ExcelファイルをCSV(カンマ区切り)形式に変換する方法を解説します。CSVファイルはExcelと異なり書式情報を持たないシンプルなテキストデータのため、さまざまなソフトウェアでデータを扱いやすくなり、プログラミングの際にも処理しやすいというメリットがあります。以下の手順に沿って進めれば、誰でも簡単に変換できます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

練習用ワークブックは下のボタンからダウンロードできます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの方法

方法1:ワークシートをカンマ区切りのCSVファイルとして保存する

例として、「Names」と「Sales」という2つのワークシートを持つブックを想定します。各シートは1枚ずつ個別にCSVファイルへ変換します。以下の手順に従ってください。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

📌 手順

  • まず、変換したいワークシートを開きます。次にF12キーを押して「名前を付けて保存」ダイアログを表示します。または、ファイル >> 名前を付けて保存を選択しても同じ操作が可能です。
  • 変換後のファイルを保存する場所を指定し、必要に応じてファイル名を変更します。
  • 続いて、「ファイルの種類」のドロップダウンボックスをクリックします。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 変換可能なファイル形式の一覧が表示されます。通常は「CSV(カンマ区切り)(*.csv)」を選択すればOKです。ただし、データに外国語などの特殊文字が含まれる場合は、文字化けを防ぐために「CSV UTF-8(カンマ区切り)(*.csv)」を選びましょう。なお、「CSV(Macintosh)」と「CSV(MS-DOS)」はそれぞれMacintoshおよびMS-DOS向けの形式です。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 適切なファイル形式を選んだら「保存」をクリックします。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • ブック内に複数のワークシートがある場合のみ、次のような警告が表示されます。「OK」をクリックすると、アクティブなシートだけが変換されます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • これでアクティブなワークシートがCSVファイルに変換されました。このとき、元のブックのシート名がCSV保存時のファイル名に変わる点と、データ損失の可能性を示す警告が表示される点に注意してください。いずれも無視して、ブックを保存せずに閉じても問題ありません

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 指定した保存先フォルダを開くと、変換されたCSVファイルが確認できます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • メモ帳でファイルを開くと、以下のようにカンマ区切りのデータが表示されます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 次にもう一方のワークシートに移動し、同じ手順を繰り返します。今回はファイル名にシート名を使用しましょう。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 同様に、2つ目のCSVファイルも作成できました。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

関連記事:Excelファイルを自動的にCSVへ変換する方法(3つの簡単な方法)

方法2:VBAを使ってブック全体をCSV形式に一括変換する

Excel VBAを使えば、すべてのワークシートを一度に変換できます。以下の手順に従ってください。

📌 手順

  • まずAlt+F11キーを押してVBAエディターを開きます。次に、下の画像のように挿入 >> 標準モジュールを選択すると、新しい空白のモジュールウィンドウが表示されます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 続いて、以下のコードをコピーします。
Sub ExcelToCSV()
Dim sh As Worksheet
Dim file_path As String
Application.ScreenUpdating = False
file_path = ActiveWorkbook.path & "\" & _
Left(ActiveWorkbook.Name, InStr(ActiveWorkbook.Name, ".") - 1)
For Each sh In Worksheets
sh.Copy
ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=file_path & "-" & sh.Name & ".csv", _
FileFormat:=xlCSV, CreateBackup:=False
ActiveWorkbook.Close False
Next
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
  • コピーしたコードをモジュールウィンドウに貼り付けます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • F5キーを押してコードを実行します。その後、ブックの保存先フォルダを確認すると、すべてのワークシートがCSVファイルに変換されていることがわかります。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 最後に、コードを失わないよう、ブックをマクロ有効ブック(.xlsm)として保存しておきましょう。

VBAコードの解説:

Sub ExcelToCSV()
このプロシージャ内にコードを記述します。

Dim sh As Worksheet
Dim file_path As String
必要な変数を宣言しています。

Application.ScreenUpdating = False
画面更新をオフにしてVBAをバックグラウンドで動作させ、処理速度を向上させます。

file_path = ActiveWorkbook.path & "\" & _
Left(ActiveWorkbook.Name, InStr(ActiveWorkbook.Name, ".") - 1)
変数に値を設定しています。ファイル拡張子を除いたファイル名のみを格納します。

For Each sh In Worksheets
このForループにより、各ワークシートを順番に処理します。

sh.Copy
ワークシートをコピーします。

ActiveWorkbook.SaveAs Filename:=file_path & "-" & sh.Name & ".csv", _
FileFormat:=xlCSV, CreateBackup:=False
コピーしたシートを、元のブックと同じパスにCSVファイルとして保存します。

ActiveWorkbook.Close False
作業用に開いたブックを保存せずに閉じます。

Application.ScreenUpdating = True
画面更新をデフォルト設定に戻します。

関連記事:マクロで複数のExcelファイルをCSVファイルに変換する方法

区切り文字を変更してExcelをCSVに変換する方法(パイプ、セミコロン、スラッシュなど)

ここまではカンマを区切り文字としたCSVへの変換方法を解説してきました。しかし、Windowsの既定の設定を変更することで、パイプ(|)、セミコロン(;)など任意の区切り文字を使用することも可能です。ここでは、その手順をわかりやすく説明します。

CSVファイル内の値を別の区切り文字(/ ; | など)で区切りたい場合は、以下の手順に従ってください。

📌 手順

  • まずWin+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「control」と入力してOKをクリックします。これでコントロールパネルが開きます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 次に、「時計と地域」の設定から「日付、時刻、または数値の形式の変更」を選択します。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • 「地域」ウィンドウの「形式」タブにある「追加の設定」をクリックすると、「形式のカスタマイズ」ダイアログボックスが表示されます。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

  • リストの区切り記号」を希望の文字に変更します。以降、ワークシートをCSVとして保存するたびに、値がその区切り文字で区切られるようになります。

ポイント:

パイプ(|)を区切り文字として入力するには、Shift+\(バックスラッシュ)キーを押します。

Excelをカンマ区切りのCSVファイルに変換する2つの簡単な方法

関連記事:マクロでExcelをパイプ区切りのテキストファイルに変換する方法(3つの方法)

注意点

  • ワークシートをCSVに変換する前に、必ず元のブックを保存しておきましょう。変換後は、ブックを保存せずに閉じるのが安全です。
  • VBAコードで出力されるCSVの区切り文字は、常にWindowsの「リストの区切り記号」設定に従います。

まとめ

この記事では、ExcelファイルをCSV形式に変換する2つの方法(手動での保存とVBAによる一括変換)に加え、区切り文字を変更するテクニックもご紹介しました。この記事がお役に立てば幸いです。ご質問やご提案があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。当ブログでは他にもExcelに関する役立つ情報を多数公開しています。今後ともお付き合いいただき、学びを深めていきましょう。

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