ExcelでXMLスキーマを作成する方法|初心者向け5ステップ完全ガイド
スキーマ(Schema)ベースのXMLファイルを活用すると、ワークシート全体を効率的にマッピングでき、短期間で新しいXMLファイルを作成できます。「ExcelでスキーマベースのXMLファイルを作成したいけれど、やり方がわからない」とお悩みの方にとって、本記事が役立つはずです。ここでは、具体的な手順を画像付きで丁寧に解説していきます。
XMLスキーマ形式とは?
定義
スキーマとは、特定の種類のXMLドキュメント形式のことです。XMLスキーマは、XMLオブジェクトの属性と構成要素の関係性を記述します。
スキーマを作成する際には、まずドキュメントの構造を分析し、すべての構造要素に対して定義を割り当てていく必要があります。
XMLスキーマドキュメントの構成要素
あらゆるスキーマドキュメントには、次のような共通の要素が含まれます。
- 要素(Element)と属性(Attribute)
- 子要素の並び順とその数
- 各要素および属性のデータ型
- 要素や属性の固定値
XMLスキーマで使用される主なデータ型
- 時刻(Time)
- 日付(Date)
- 整数(Integer)
- 小数(Decimal)
- 文字列(String)
- 期間(Duration)
- 真偽値(Boolean)
XMLスキーマを利用するメリット
- 許容されるドキュメントの内容を比較的簡単に記述できる
- データ検証がシンプルに行える
- データ定義を明確に示せる
- データパターンを分かりやすく表現できる
- データ変換が容易になる
XML形式を利用するデメリット
- 他のテキストベース形式と比べて、XML構文は多くの場合複雑で冗長になりがち
- 配列(Array)がサポートされていない
- テキスト量が多いため、他のファイル形式に比べてファイルサイズが大きくなりやすい
- 可読性がやや低い
Excelでスキーマを作成する手順
それでは、以下のサンプルデータセットを使って、スキーマベースのXMLファイルを作成する流れを見ていきましょう。この作業では、リボンに「開発」タブがまだ表示されていない場合は、事前に追加しておく必要があります。また、Excel以外にもメモ帳(Notepad)を使用します。
ステップ1:「開発」タブを有効にする
スキーマベースのXMLファイルの作成とマッピングを行う前に、まずはデータセットとリボンの準備を整えましょう。
- まず、リボンに「開発」タブが表示されているかどうかを確認します。
- 表示されていない場合は、「オプション」から手動で「開発」タブを追加する必要があります。
- そのためには、画面左上の「ファイル」をクリックします。
- スタートページで「オプション」をクリックします。
- ダイアログボックスが開いたら、「リボンのユーザー設定」をクリックします。
- 右側のパネルで、「開発」チェックボックスにチェックが入っていないことを確認します。
- 「開発」チェックボックスにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
- これで、リボンに「開発」タブが表示されているはずです。
ステップ2:メモ帳でスキーマファイルを作成する
リボンに「開発」タブを追加できたら、メモ帳でスキーマベースのXMLファイルを作成します。
- データセットの内容をもとに、メモ帳でスキーマベースのXMLソースファイルを準備します。
- スキーマファイルはXMLファイルの構造を決定づける重要なものなので、Excelの外部にあるメモ帳エディタで作成します。
- 使用するコードは下記の通りです。
- コードは複数のパーツで構成されており、それぞれのタグが個別の意味を持っています。
- 最初の行は、すべてのスキーマベースXMLファイルにおいて必須です。
- レコードタグ内の開始タグと終了タグの中に、対象ファイルの列見出しを記述します。
ステップ3:スキーマファイルを読み込んでマッピングする
この時点で、スキーマXMLファイルの準備は完了です。続いて、そのファイルを読み込み、ワークシートにマッピングしていきます。
- 「開発」タブを開き、「ソース」をクリックします。
- サイドパネルから「XMLマップ」をクリックします。
- 「XMLマップ」という新しいダイアログボックスが表示されます。
- このダイアログボックス内の「追加」ボタンをクリックします。
- ファイルエクスプローラーのウィンドウが開くので、直前に作成したXMLスキーマファイルを選択して読み込みます。
- 「XMLマップ」ダイアログボックスにスキーマファイルが読み込まれます。
- ファイルを選択し、「OK」をクリックします。
ステップ4:列見出しを置き換える
スキーマファイルを読み込めたら、シート上の既存の列をドラッグ&ドロップで置き換えていきます。
- サイドパネルに、スキーマベースXMLファイル由来の列見出しが表示されます。
- サイドパネルの最初の項目をセルB4へドラッグします。
- 他の列見出しについても同じ操作を繰り返します。
- これで、スキーマベースXMLファイルの列見出しからExcelワークシートへのマッピングが完了しました。
ステップ5:Excelファイルを書き出して結果を確認する
ワークシートのマッピングが完了したら、ファイルを書き出して開くことで、目的の出力結果を確認できます。
- 「開発」タブから「書き出し」コマンドをクリックします。
- ファイルエクスプローラーのウィンドウが表示されるので、出力ファイルの保存先を指定します。
- フォルダを選んで「OK」をクリックしましょう。
- 出力ファイルの保存場所へ移動し、ファイルを開きます。
- ファイルは下図のように表示されます。
- 以上の手順で、スキーマファイルを活用してExcelファイルをマッピングし、その結果を書き出すことで最終的なXMLファイルを取得できました。
- 最終的なXMLファイルは下図のようになります。
まとめ
本記事では、ExcelでスキーマベースのXMLファイルを作成する方法を、ステップごとに詳しく解説しました。
紹介した手法は、ダウンロード可能な練習用ワークブックで実際に試すことができます。
ご質問やフィードバックがございましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。サイト改善に向けたご提案も心より歓迎いたします。
-
ExcelでXMLマッピングを作成する方法|初心者向け3ステップ完全ガイド
この記事では、ExcelでXMLマッピングを作成するための簡単な手順を解説します。ファイルを異なるプログラムやOSで利用できるようにするには、ファイル形式の変換が必要になることがよくあります。用途に応じて、XMLとXLSXはAndroidやWindows環境で最も広く使われているファイル形式の2つです。そのため、XMLからExcelへ、あるいはExcelからXMLへの変換は、現代のビジネスシーンにおいて非常に重要なスキルとなっています。 練習用ワークブックとXML構造ファイルは、記事内のリンクからダウンロードできます。 ExcelでXMLマッピングを作成する手順 ExcelでXMLマッピングを
-
Excelで年間カレンダーを作成する方法|初心者向け4ステップ解説
先々の予定をしっかり立てたい方や、スケジュールが忙しい方にとって、Excelのカレンダーは非常に便利なツールです。この記事では、Excelで年間カレンダーを作成する手順を、詳しい解説とともにステップごとにご紹介します。ここで作成するカレンダーの最大の特徴は、動的かつインタラクティブであるという点です。つまり、年の数値を変更するだけで、カレンダーが自動的に更新されます。さらに、ExcelのVBAを使って月間カレンダーを作成する方法についても解説します。 練習用ワークブックは、以下のリンクからダウンロードできます。 Excelで年間カレンダーを作成する4つのステップ チュートリアルの詳細に入る前に