Excelで凡例マーカーを見やすく大きくする3つの簡単な方法
この記事では、Excelで凡例マーカーを大きくする方法を解説します。凡例マーカーは、データを特定の色で示すために使われる重要な要素です。しかし、グラフを作成した後にマーカーが小さすぎて見にくくなることがあります。そんなときは、凡例マーカーのサイズを調整しましょう。今回は誰でも簡単に実践できる3つの方法をご紹介します。それでは早速見ていきましょう。
練習用ファイルのダウンロード
この記事で使用する練習用ファイルは、こちらからダウンロードできます。
Excelで凡例マーカーを大きくする3つの方法
ここでは、販売者ごとの最初の2か月分の売上金額データを使用して解説します。このデータをグラフ化し、その後凡例マーカーを大きくしていきます。

データを集合縦棒グラフとして作成すると、下の画像のような結果になります。ご覧のとおり、凡例マーカーが小さくて見えにくい状態です。以下の方法を使って、これらのマーカーを大きくしていきます。

方法1:フォントサイズを変更して凡例マーカーを大きくする
Excelで凡例マーカーを大きくする最も簡単な方法は、凡例のフォントサイズを変更することです。フォントサイズを大きくすると、マーカーのサイズも連動して拡大されます。以下の手順に従って操作してみましょう。
手順:
- まず、凡例ボックスを右クリックして、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)を開きます。
- メニューから「フォント」を選択すると、フォントダイアログボックスが表示されます。

- 次に、フォントダイアログボックスでフォントサイズを20に設定します。数値はお好みに合わせて変更可能です。
- 「OK」をクリックして確定します。

- これで、グラフ上の凡例マーカーが大きくなっていることが確認できます。

- さらに、両端矢印をドラッグしてグラフエリア自体を拡大することもできます。

- 最終的に、凡例マーカーは以前よりもはるかに見やすくなります。

方法2:ダミーデータ系列を追加して凡例マーカーを大きくする
もうひとつの効果的な方法は、データセットにダミーデータ系列を追加することです。この方法のメリットは、マーカーのサイズだけを拡大できる点にあります。フォントサイズは変わらないため、凡例の文字が大きくなりすぎたくない場合に最適です。ここでは同じデータセットを使用しますが、あらかじめヘルパー列を追加しておく必要があります。

グラフを作成すると、小さなマーカーが付いた2つの凡例が表示されます。

それでは、ダミーデータ系列を使って凡例マーカーを大きくする手順を見ていきましょう。
手順:
- まず、「ダミー系列」列に一定の値を入力します。

- 次に、データセットのすべてのセルを選択し、「挿入」タブに移動します。
- 「縦棒グラフの挿入」アイコンを選択し、ドロップダウンメニューから「集合縦棒」を選びます。

- すると、グラフ上にダミー系列のデータが表示されます。灰色の縦棒がダミー系列を表しています。
- 凡例ボックスにもダミー系列の凡例が追加されているのがわかります。

- 次に、灰色の縦棒を右クリックし、メニューから「系列のグラフの種類の変更」を選択します。「グラフの種類の変更」ダイアログボックスが開きます。

- 「グラフの種類の変更」ウィンドウで、ダミー系列のグラフの種類を「折れ線」に変更します。
- 「OK」をクリックして確定します。

- すると、グラフ上に直線が表示されます。
- その直線をダブルクリックすると、「データ系列の書式設定」画面が開きます。

- 「データ系列の書式設定」で「塗りつぶし」アイコンをクリックします。
- 「線の単色表示」オプションを選択し、色を白に設定します。

- これで、灰色の直線が白い線に変わり、視覚的には見えなくなります。
- 同時に、ダミー系列の凡例マーカーも消えます。

- この時点で、ダミー系列列の内容を削除します。

- 最終的に、凡例マーカーは大きくなり、ダミー系列に関する情報は一切残りません。

方法3:書式タブを使って凡例マーカーのサイズを大きくする
最後の方法では、書式タブを活用して凡例マーカーのサイズを大きくします。具体的には、図形をグラフに追加し、マーカーの上に重ねて配置することで、マーカーが大きく見えるようにします。ここでも同じグラフを使用します。それでは手順を見ていきましょう。
手順:
- まず、凡例ボックスのサイズを大きくする必要があります。
- 凡例ボックスをクリックし、両端矢印を右方向へドラッグします。

- 凡例ボックスを広げると、各凡例の間隔が空いて配置されます。

- 次に、グラフを選択し、リボンの「書式」タブに移動します。
- 「図形の挿入」グループから「長方形」の図形を選択します。凡例の種類に応じて、他の図形を選んでも構いません。

- 図形を選択すると、マウスポインターが小さな黒いプラス(+)記号に変わります。
- このカーソルを使って図形を描画し、下の画像のように最初の凡例マーカーの上に配置します。

- 続けて、図形を選択した状態でCtrl + Cを押してコピーします。

- 次に、Ctrl + Vを押してグラフ上に貼り付け、2番目の凡例マーカーの上に配置します。

- この時点で、2番目の凡例の色を変更する必要があります。
- 2番目の図形を選択し、「ホーム」タブに移動します。
- 「塗りつぶしの色」オプションを使って、適切な色で塗りつぶします。

- 以上で、Excelで凡例マーカーを大きくすることができました。

まとめ
この記事では、Excelで凡例マーカーを大きくする3つの簡単な方法について解説しました。フォントサイズの変更、ダミーデータ系列の追加、書式タブを使った図形の活用と、それぞれ特徴が異なるため、目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。記事冒頭の練習用ファイルをダウンロードして、ぜひ実際に手を動かして試してみてください。この記事が皆さんの作業効率アップに役立てば幸いです。ご不明な点やご意見がありましたら、お気軽にコメント欄からお寄せください。
関連記事
- Excelのグラフでマーカーの形状を変更する3つの方法
- Excelのグラフにマーカーラインを追加する3つの実例
-
ExcelでANOVA(分散分析)表を作成する3つの方法|結果の読み方も徹底解説
本記事では、ExcelでANOVA(分散分析)表を作成する方法をわかりやすく解説します。ANOVA表は、データセットに対して帰無仮説を採択すべきか棄却すべきかを判断する際に非常に役立つツールです。Excelに標準搭載されている「分析ツール」を活用すれば、難しい計算式を覚えなくても簡単にANOVA表を作成できます。ぜひ本記事を参考に、お手持ちのデータで分析を試してみてください。 ExcelにおけるANOVA(分散分析)とは? ANOVAは「Analysis of Variance(分散分析)」の略称です。Excelでは、帰無仮説を検定するために必要な数値を算出する手法として利用されます。Exce
-
Excelでアンケートを作成する2つの簡単な方法【手動入力とVBA】
この記事では、Excelでアンケート(質問票)を作成する方法を解説します。アンケートとは、質問や特定の項目に対して選択肢を設け、回答者から情報を収集するためのツールです。Excelを使えば、いくつかの簡単な手順だけで誰でもアンケートを作成できます。本記事では2つの簡単な方法をご紹介します。これらの方法をマスターすれば、Excelでのアンケート作成がぐっと楽になります。それでは早速始めましょう。 練習用ワークブックはこちらからダウンロードできます。 Excelでアンケートを作成する2つの方法 Excelでアンケートを作成するには、主に2つの方法があります。 1つ目の方法は、手動でアンケートを作成