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Excelで列を割り算する方法|誰でもできる8つの簡単なテクニック

この記事では、Excelで列を割り算する方法を8つのパターンに分けて詳しく解説します。ご自身の作業内容に最も合った方法を選んで、ぜひ実務にお役立てください。

それでは、さっそく始めましょう。

Excelでの除算記号について

数学では、2つの数値を割り算するときに「÷(オベリスク)」という記号を使用します。

15 ÷ 5 = 3

しかし、Excelではスラッシュ(/)を使用して割り算を行います。

15/5 = 3

Excelでは、上記のように除算式を入力します。ここで使われる用語は以下の通りです。

  • 「A」:被除数(分子)――割られる側の数値です。別の数値(除数)で割りたい対象となります。
  • 「B」:除数(分母)――割り算に使う数値で、被除数をこの数値で割ります。

Excelで割り算をする基本

以下は、Excelでの割り算の基本的な例です。

Excelの演算子の優先順位や結合規則についてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「Excelにおける演算の優先順位とは?」をご参照ください。

より理解を深め、実際に練習したい方のために、サンプルのExcelワークブックをダウンロードして活用することもできます。

Excelで列を割り算する8つの便利な方法

ここからは、Excelで列を割り算する8つの方法を順番に紹介します。「セル同士の割り算」「数式のコピー」「配列数式」「通常の数式」「形式を選択して貼り付け機能」「QUOTIENT関数の挿入」「パーセンテージの使用」、そして「VBAコードの適用」です。例として、次のようなサンプルデータセットを使用します。

1. セルを別のセルまたは数値で割る

Excelでセルを別のセルや数値で割る方法は、単純な数値同士の割り算と同じ考え方です。

数値の代わりにセル参照を使用するだけでよく、セル参照には相対参照・絶対参照・複合参照の3種類があります。

手順1:

以下は、セルを別のセルや数値で割る具体例です。

  • セルを別のセルで割る場合:
=B5/C5
  • セルを固定の数値で割る場合:
=B6/5
  • セル参照を絶対参照にして割り算する場合:
=$B$7/$C$7

2. 数式をコピーして列を割り算する

手順1:

ここでは、B列の値をC列の値で割り算してみましょう。

手順2:

  • まずセルD5を選択し、次の数式を入力します。
=B5/C5

手順3:

  • 次にEnterキーを押します。505で割ると10になるため、計算結果として10が表示されます。その後、セルD5を選択し、オートフィルハンドルをドラッグしながら下方向へコピーします。あるいは、オートフィルハンドルをダブルクリックしても同じことができます。

手順4:

  • これで完了です。右側には使用した数式が表示されています。

3. 配列数式を使って列を割り算する

次に、Excelの配列数式を使って、ある列を別の列で割り算する方法を紹介します。多くのExcelユーザーは配列数式を難しく感じていますが、仕組みを理解すれば非常に強力なツールになります。配列数式の基礎を学びたい方は、「Excel配列数式の基本:Excelにおける配列とは?」という記事をお読みください。

また、他のユーザーに数式を勝手に変更されたり削除されたりしたくない場合も、配列数式が役立ちます。

それでは、配列数式を使って同じ計算を行う方法を見ていきましょう。

手順1:

  • まず、セル範囲D5~D14を選択し、次の数式を入力します。
=B5:B14/C5:C14

手順2:

  • 続いて、CTRL + SHIFT + ENTER(略してCSEと覚えるとよいでしょう)を同時に押します。これがExcelで配列数式を作成する方法です。計算結果が表示されます。

注意点

  • 範囲内のすべてのセル(D5:D14)には同じ数式が格納されています。そのため、単一のセルだけの数式を変更することはできません。数式を変更したい場合は、すべてのセルを選択した状態で編集または削除を行い、その後再度CTRL + SHIFT + ENTERを同時に押す必要があります。

4. 通常の数式を使って列を割り算する

4.1. 固定の数値で割る方法

たとえば、列の値を特定の数値(ここでは10)で割りたいとします。

手順1:

  • まずセルC5を選択し、次の数式を入力します。
=B5/10

手順2:

  • Enterキーを押し、その数式を下の他のセルにも適用します。
  • 最終的に、以下のような結果が得られます。

これで、B列の値が特定の数値10で割り算されました。

4.2. 動的な方法を使う

将来的に、同じ数値を別の数値(たとえば5)で割り直したくなるかもしれません。そのたびに数式を編集するのは賢明ではありません。

そこで、この動的な方法を使いましょう。

手順1:

  • まずセルD5を選択し、次の数式を入力します。
=B5/$C$5
  • そして、セルC5~C14に、B列の値を割るための数値を入力しておきます。
  • 数式に注目してください。セルC5の参照を絶対参照($C$5)にしているのは、数式を下のセルにコピーしたときにこの参照が変わらないようにするためです。

手順2:

  • Enterキーを押し、その数式を列内の他のセルにも適用します。
  • 結果は以下の画像のようになります。

5. 形式を選択して貼り付け機能を使って列を割り算する

この方法では、Excelの数式を使わずに、列を特定の数値で割り算することができます。

使用するのは、Excelの形式を選択して貼り付け(Paste Special)機能です。

手順1:

  • まず、除数となる数値をセルに入力します。この例ではセルC3にあるとします。そのセルを選択し、キーボードショートカットCTRL + Cで値をコピーします。

手順2:

  • 次に、B列の数値範囲を選択し、マウスを右クリックします。メニューが表示されるので、「形式を選択して貼り付け」をクリックします。

注意点

  • [形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスを開くショートカットキー:CTRL + ALT + V

手順3:

  • 「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスが表示されます。この中から「割り算(Divide)」オプション(ダイアログボックスの右下)を選択し、OKをクリックします。

手順4:

  • 以上で、最終結果は以下の通りです。

すべての数値が新しい値(50で割った値)に置き換えられました。そのため、セルには数式が残っていません。

6. QUOTIENT関数を挿入して列を割り算する

ExcelのQUOTIENT関数は、割り算の結果から整数部分のみを返す関数です。

手順:

  • QUOTIENT関数の構文は以下の通りです。
=QUOTIENT(numerator, denominator)

通常のExcel数式で割り算した結果と、QUOTIENT関数を使った結果の違いを確認してみてください。小数点以下が切り捨てられ、整数部分だけが返されていることがわかります。

7. パーセンテージを使って列を割り算する

25% = 25/100 = 0.25であることはご存じの通りです。

つまり、列をパーセンテージで割ることは、実質的に列を数値で割ることと同じです。

手順:

  • 以下は、列をパーセンテージで割る具体例です。
=B5/25% → 200
=B6/0.25 → 400
=B7/D3 → 600

8. VBAコードを使って列を割り算する

VBAはさまざまなタスクに利用できるプログラミング言語で、多様なニーズを持つユーザーが活用しています。キーボードショートカットAlt + F11VBAエディターを起動できます。最後に、VBAコードを使えば、Excelで列を割り算するのがとても簡単になることを紹介します。

手順1:

  • まず、開発タブを開きます。
  • 次に、Visual Basicコマンドを選択します。

手順2:

  • Visual Basicウィンドウが開きます。
  • その後、挿入メニューから標準モジュールを選択し、VBAコードを書けるようにします。

手順3:

  • まず、以下のVBAコードをモジュールに貼り付けます。
  • 次に、「実行」ボタンをクリックするか、F5キーを押してプログラムを実行します。
Sub Divide_Columns()
Range("D5:D14").Formula = "=B5/C5"
End Sub

手順4:

  • 最後に、ご覧の通り、D列にすべての計算結果が表示されます。

覚えておきたい重要な注意点

  • 数値をゼロで割ることはできません。これは数学の基本ルールです。
  • 数値をゼロで割ろうとすると、Excelでは#DIV/0!エラーが表示されます。

このエラーには、次の2つの方法で対処できます。

  1. IFERROR関数を使う方法
  2. IF関数を使う方法

IFERROR関数で#DIV/0!エラーに対処する

IFERROR関数の構文は以下の通りです。

=IFERROR(value, value_if_error)

実際に、IFERROR関数を使って#DIV/0!エラーを処理する方法を見てみましょう。

ここでは、セルD2に次の数式を入力します。

=IFERROR(B5/C5, "Not allowed")

こうすることで、ゼロ除算が発生した場合には「Not allowed」という文字列が表示されます。

IF関数で#DIV/0!エラーに対処する

IF関数の構文は以下の通りです。

=IF(logical_test, [value_if_true], [value_if_false])

IFERROR関数の代わりに、IF関数でも#DIV/0!エラーを処理できます。

セルD2に、このような数式を入力します。

=IF(C5=0, "Not allowed", B5/C5)

その後、この数式をコピー&ペーストして、列内の他のセルにも適用しましょう。

まとめ

この記事では、Excelで列を割り算する8つの便利な方法を解説しました。セル同士の割り算から配列数式、VBAまで、状況に応じて使い分けることで作業効率が大きく向上します。この記事が皆さんのお役に立ち、多くのことを学べたのであれば幸いです。Excelに関するさらなる記事については、ぜひ当サイト「Exceldemy」もチェックしてみてください。ご質問やコメント、改善のご提案がありましたら、下のコメント欄でお気軽にお寄せください。

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