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Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

Excelでは、特定のデータを分析する際にフィルター機能を活用します。フィルターをかけると、必要なデータだけが表示され、それ以外のデータは一時的に非表示になります。しかし、後の分析や他の目的で非表示にしたデータが必要になることもあるでしょう。そんなときは、フィルターを解除してすべてのデータを再表示する必要があります。

この記事では、Excelでフィルターを解除するさまざまな方法を、状況別にわかりやすく解説します。

説明には、ある販売担当者の売上情報をまとめたサンプルデータを使用します。データセットはSalesPerson(担当者)Region(地域)Month(月)Sales(売上)4列で構成されています。

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

フィルターが適用されているか確認する方法

フィルターを解除する前に、まずデータセットにフィルターが適用されているかどうかを確認しましょう。確認するには、データセットまたはテーブルの見出し行を見てください。

ドロップダウン矢印じょうご(ファネル)アイコンに変わっていれば、その列にフィルターが適用されていることを意味します。また、行番号が青色で強調表示されている場合も、一部の行が非表示になっているサインです。

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

Excelでフィルターを解除する5つの方法

方法1:特定の列だけフィルターを解除する

複数の列にフィルターがかかっている場合でも、必要な列だけを選んで解除することができます。ここでは、Region(地域)列にフィルターを適用したデータセットを使って手順を説明します。

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まず、フィルターが適用されている見出しセルを選択します。

⏩ ここではRegion列の見出しを選択しました。

次に、マウスを右クリックするとコンテキストメニューが開きます。

⏩ メニューから「Region」からフィルターをクリアを選択します。

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

これでRegion列のフィルターが解除され、非表示になっていたすべてのデータが再表示されます。

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方法2:すべての列のフィルターを一度に解除する

複数の列、あるいはすべての列にフィルターがかかっている場合は、一括ですべて解除することも可能です。

ここでは、Region列とMonth列にフィルターを適用したデータセットを使用します。

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まず、リボンの「データ」タブを開き、「並べ替えとフィルター」グループにある「クリア」をクリックします。

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これで、適用されていたすべてのフィルターが解除されます。

なお、キーボードショートカットの Alt + A + C を使っても、すべての列のフィルターを一括で解除できます。

方法3:表全体からフィルターを解除する

テーブル全体からフィルター自体を取り除きたい場合は、リボンのフィルター機能を使うと簡単です。この方法では、見出しに表示されているドロップダウン矢印ごと消すことができます。

手順は以下のとおりです。

「データ」タブを開き、「並べ替えとフィルター」グループの「フィルター」をクリックします。

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すると、表全体からフィルターが解除され、ドロップダウン矢印も消えます。

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同じ操作は、キーボードショートカットの Alt + A + T でも実行できます。

方法4:ショートカットキーですべてのフィルターを解除する

マウス操作を省きたい方は、キーボードショートカットを使ってフィルターを解除しましょう。代表的なショートカットは次の2つです。

  • Alt + D + F + F
  • Ctrl + Shift + L

Alt + D + F + F の動作の仕組み

まず、フィルターを解除したいシートを開いて、順にキーを押していきます。

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1. Alt キーを押す

リボンの各タブにキーヒントが表示され、キーボードだけでリボンを操作できる状態になります。

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2. Alt + D を押す

「データ」タブへ移動します。

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3. Alt + D + F を押す

「データ」タブの「フィルター」コマンドが選択されます。

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4. 最後に F を押す(Alt + D + F + F)

これでデータセットからフィルターが解除されます。「フィルター」コマンドはワンクリックで適用、もう一度で解除というトグル式の動作をするためです。

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Ctrl + Shift + L での切り替え

より簡単なのが Ctrl + Shift + L です。このショートカットは、フィルターの適用と解除をワンタッチで切り替えられます。

シートを開いた状態で Ctrl + Shift + L を押すだけで、フィルターが解除されます。

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実行後、データセットからフィルターが取り除かれ、すべての行が表示されます。

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方法5:VBAでブック内の全ワークシートのフィルターを一括解除する

ブック内に複数のワークシートがあり、それぞれにフィルターが適用されている場合、1枚ずつ手作業で解除するのは大変です。そんなときはVBA(マクロ)を使えば、全シートのフィルターを一度に解除できます。

まず、どのシートにフィルターがかかっているか確認してみましょう。

All_Column シート:

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Remove Filter From Specific Col シート:

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From Entire Table シート:

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VBAエディターを開く

まず、リボンの「開発」タブを開き、「Visual Basic」を選択します。

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➤ 「Microsoft Visual Basic for Applications」のウィンドウが新しく開きます。

次に、メニューの「挿入」から「標準モジュール」を選択します。

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VBAコードを入力する

開いたモジュールに、以下のコードを入力してください。

Sub Remove_Filter_From_All_Worksheet()
    Dim AF As AutoFilter
    Dim Fs As Filters
    Dim Lob As ListObjects
    Dim Lo As ListObject
    Dim Rg As Range
    Dim WS As Worksheet
    Dim IntC, F1, F2, Count As Integer
    Application.ScreenUpdating = False
    On Error Resume Next
    For Each WS In Application.Worksheets
        WS.ShowAllData
        Set Lob = WS.ListObjects
        Count = Lob.Count
        For F1 = 1 To Count
         Set Lo = Lob.Item(F1)
         Set Rg = Lo.Range
         IntC = Rg.Columns.Count
         For F2 = 1 To IntC
            Lo.Range.AutoFilter Field:=F2
         Next
        Next
    Next
    Application.ScreenUpdating = True
End Sub

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

この Remove_Filter_From_All_Worksheet プロシージャでは、変数 AFAutoFilter 型、FsFilters 型、LobListObjects 型、LoListObject 型、RgRange 型、WSWorksheet 型として宣言しています。また、IntCF1F2Integer 型として宣言しています。

その後、入れ子構造のForループを使って、フィルターが適用されている箇所を探し出し、各ワークシートから順にフィルターを解除していきます。

マクロを実行する

コードを保存したら、任意のワークシートに戻ってVBAコードを実行します。

「表示」タブを開き、「マクロ」から「マクロの表示」を選択します。

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

ダイアログボックスが表示されるので、マクロ名マクロの保存先を指定します。

マクロ名には「Remove_Filter_From_All_Worksheet」を選択し、マクロの保存先には現在のブック「How to Remove Filter in Excel.xlsm」を指定しました。

そして、「実行」をクリックします。

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これで、すべてのシートに適用されていたフィルターが一括で解除されます。

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

実際に、「From Entire Table」シートからもフィルターが解除されていることが確認できます。

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

練習用シートについて

この記事で解説した内容は、ワークブックに同梱されている練習用シートで実際に試すことができます。ぜひ手を動かしながら、各方法をマスターしてください。

Excelでフィルターを解除する5つの簡単な方法|状況別に使い分けられる完全ガイド

まとめ

この記事では、Excelでフィルターを解除する5つの方法を紹介しました。

  • 特定の列だけ解除したい → 右クリックメニューから「フィルターをクリア」
  • 全列のフィルター条件をまとめて解除したい → データタブの「クリア」
  • 表全体からフィルター自体を外したい → データタブの「フィルター」ボタン
  • 素早く操作したい → Ctrl + Shift + L などのショートカットキー
  • 全シート一括で解除したい → VBAマクロ

状況に応じて最適な方法を使い分ければ、フィルター操作の効率が大きく向上します。ご不明な点やご意見・ご要望があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。

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