ExcelでVLOOKUPの参照元データを非表示にする5つの簡単な方法
Excelでは、VLOOKUPの参照元データ(ソースデータ)を非表示にしたい場面がよくあります。元データを見えなくしておけば、他のユーザーが誤って、あるいは意図的にデータを書き換えてしまうトラブルを防ぐことができます。本記事では、ExcelでVLOOKUPの参照元データを非表示にする5つの手軽な方法を、手順付きでわかりやすく解説します。
ExcelでVLOOKUP参照元データを非表示にする5つの方法
解説には、「氏名」「性別」「身長(cm)」の3列からなるサンプルデータを使用します。このデータは、ある小売店の6名の従業員情報を想定したものです。
さらに新しい列を追加し、そこにVLOOKUP関数を入力して、別の場所にあるデータソースから値を取得します。最初の4つの方法は同じシート内にある参照元データを隠すテクニック、最後の方法は別シートにある参照元データを隠すテクニックです。

方法1:フォントの色を変えて参照元データを隠す
まずは、フォントの色と背景色を揃えることで、データを見えなくするシンプルな方法をご紹介します。
手順:
- まず、新しい列「都市」を追加します。
- 次に、セルE5に以下の数式を入力し、フィルハンドルを使って残りのセルへオートフィルします。ここでVLOOKUPのデータソースは、ヘッダー行を含むセル範囲B13:C21です。
=VLOOKUP(B5,$B$16:$C$21,2,0)
- この数式は、セルB5の値を範囲B16:C21の中から照合し、一致が見つかれば2番目の列(数式内の「2」)の対応する値を返します。末尾の「0」は完全一致で検索することを意味します。

- 続いて、セル範囲B13:C21を選択し、ホームタブ → フォントの色 → 白色を選択します。

- これで、VLOOKUPの参照元データが非表示になります。

方法2:ユーザー定義のセル書式を適用する
2つ目のテクニックは、ユーザー定義の表示形式を使って参照元データの値を隠す方法です。
手順:
- まず、セル範囲B13:C21を選択します。
- 次に、Ctrl + 1キーを押して「セルの書式設定」ダイアログボックスを開きます。

- 「分類」の一覧から「ユーザー定義」を選択します。
- 種類の欄にセミコロン3つ「;;;」と入力し、「OK」をクリックします。

- これで、Excel上でVLOOKUPの参照元データが非表示になります。

方法3:行を非表示にして参照元データを隠す
3つ目の方法は、対象の行を選択して右クリックし、「非表示」コマンドを実行するだけのシンプルなやり方です。
手順:
- まず、13行目から21行目を選択して右クリックし、コンテキストメニューを表示します。

- メニューから「非表示」を選択します。

- これで、VLOOKUP関数の参照元データが非表示になりました。

方法4:参照元データをグループ化する
4つ目の方法では、データソースの行をまとめてグループ化し、折りたたむことで参照元データを隠します。
手順:
- まず、セル範囲B13:C21を選択します。
- 次に、データタブ → アウトライングループの「グループ化」を選択します。

- ダイアログボックスが表示されます。
- 「行」を選択して「OK」をクリックします。

- すると、シート左側にマイナス記号(-)が表示されるので、それをクリックします。

- クリックするとプラス記号(+)に切り替わり、参照元データが非表示になります。必要なときはプラス記号をクリックするだけですぐに再表示できるため、利便性の高い方法です。

方法5:シートの表示プロパティを変更する
最後の方法では、参照元データが「Source」という別シートにある場合を想定し、VBAエディターからワークシートのVisibleプロパティを「xlSheetVeryHidden」に変更して、参照元データを隠します。
手順:
- まず、数式を別シートを参照する形に変更します。セルE5に入力した修正後の数式は以下の通りです。
=VLOOKUP(B5,Source!$B$14:$C$19,2,0)

- 次に、Alt + F11キーを押してVBAエディターを開きます。
- プロジェクトツリーから「Sheet7 (Source)」を選択します。
- 下部の「プロパティ」ペインで、Visibleプロパティを「2 – xlSheetVeryHidden」に変更します。

- その後、Excelの画面に戻ってシートの再表示を確認すると、再表示できるシートが存在しないことがわかります。「xlSheetVeryHidden」は通常の「非表示」と異なり、標準操作では元に戻せないため、より強固にデータを保護できるのが特徴です。

練習用データについて
記事で使用したExcelファイルには、「DIY」という名前の練習用シートを同梱しています。ぜひご自身の手で各方法を実際に試してみてください。

まとめ
今回は、ExcelでVLOOKUPの参照元データを非表示にする5つの方法をご紹介しました。フォント色の変更のような手軽なテクニックから、VBAを使った高度な保護方法まで、目的や状況に応じて使い分けることができます。これらの方法について不明点やフィードバックがある場合は、お気軽にコメント欄でお知らせください。当サイトでは、Excelに関する役立つ記事を多数公開しています。最後までお読みいただきありがとうございました。
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