Excelで日次活動レポートを作成する方法|実例5選をわかりやすく解説
この記事では、Excelで日次活動レポートを作成するための具体的な例をいくつかご紹介します。組織の業務進捗を可視化することは、企業の改善にとって非常に重要であり、従業員の評価にも役立ちます。ここでは、目的別に使えるさまざまなタイプの日次活動レポートの作成方法を解説していきます。
以下では、複数のデータセットを使用した例を順番に見ていきます。最初の例は次の図のとおりです。

Excelで日次活動レポートを作成する5つの実例
1. 業務進捗を把握するための日次活動レポート
このセクションのテンプレートは、従業員の活動状況とプロジェクトの進捗を管理するためのものです。連番、作業タイトル、ステータスに加え、完了した作業の割合(パーセンテージ)も一目で確認できる構成になっています。それでは、作成手順を見ていきましょう。
手順:
- まず、セルB6に次の数式を入力します。
=IF(C6="","",ROW()-5)

この数式を使うことで、各作業に対して連番を自動的に振ることができます。IF関数により、作業タイトル列に入力がない場合は連番が空白のままになります。データが6行目から始まるため、[value_if_false]にはROW()-5を指定し、ROW関数で連番を取得しています。
- フィルハンドルを使って、下のセルへオートフィルします。

- 作業タイトル列の最初のセルに項目を入力すると、セルB6に「1」が表示されます。

- 続けて他の作業項目も入力すると、すべての作業タイトルに自動的に連番が付与されます。

- 作業のステータス(完了/進行中)を入力しやすくするため、ドロップダウンリストを作成します。セルG6を選択し、データ >> データの入力規則をクリックします。

- データの入力規則ダイアログボックスで、「入力値の種類」でリストを選択し、「元の値」にDone,Ongoingと入力します。
- OKをクリックします。

- セルG6にドロップダウンのアイコンが表示されます。フィルハンドルで下のセルにコピーすれば、G列のすべてのセルにドロップダウンリストが作成できます。

- ドロップダウンのアイコンをクリックすると、「Done」と「Ongoing」の選択肢が表示されます。

- あとは自由にステータスを入力していきます。

- 作業の完了率を表示するには、任意のセルに次の数式を入力します。
=COUNTIF(G6:G13,"Done")/COUNTA(G6:G13)

COUNTIF関数は、作業ステータス列に「Done」が含まれるセルの数をカウントします。COUNTA関数は、範囲G6:G13内の入力済みセル数をカウントします。両者を割り算することで、完了した作業と全体の作業の比率が求まります。この値をパーセンテージで表示するには、「ホーム」タブの数値グループからパーセンテージスタイルを選択します。
- Enterキーを押すと、そのセルに作業の完了率が表示されます。

- 挿入 >> 2-D縦棒グラフを選択します。

- グラフが挿入されます。

- 青色のバーを右クリックし、データの選択…をクリックします。

- 凡例項目欄の追加をクリックします。

- 系列の編集ダイアログボックスで、系列の値に「1」を設定してOKをクリックします。

- 図中の矢印アイコンをクリックして、系列2を上に移動させます。

- その後、OKをクリックします。

- グラフ要素のチェックをすべて外します。

- 再度バーを右クリックし、データ系列の書式設定…を選択します。

- 系列の重なりを100%、間隔の幅を0%に設定します。

- その後、バーのサイズを調整し、適切な位置にドラッグして移動します。
- バーの青色部分を右クリックし、塗りつぶし >> 緑を選択します。好みに応じて別の色を選んでもかまいません。

- 同様に、バーの残りの部分にも好きな色を設定します。バーの緑色部分が完了した作業の割合を表します。

- 次に、挿入 >> テキスト >> テキストボックスを選択します。

- テキストボックスを適切な位置に配置して選択し、数式バーに次の数式を入力します。
=G1

この数式により、作業の完了率の値がそのままテキストボックスに表示されます。先ほどパーセンテージの数式をセルG1に入力していたので、その値をテキストボックスに反映させています。
- Enterキーを押すと、テキストボックスにパーセンテージが表示されます。

- テキストボックスを右クリックし、塗りつぶし >> 塗りつしなしを選択します。

- バーの向きや書式は、使いやすいように自由に調整してください。

- 作業ステータスを変更すると、バーに表示されるパーセンテージも自動的に更新されます。

たとえば、ある作業のステータスを「Ongoing(進行中)」から「Done(完了)」に変更すると、全8件のうち5件が完了となり、62.5%の作業が完了したことになります。下の図をご覧ください。パーセンテージは四捨五入して表示されるため、バーには63%と表示されます。

以上のように、業務進捗をモニタリングするための日次活動レポートを作成できます。
関連記事:マクロを使ってExcelレポートを自動化する方法(3つの簡単な方法)
2. Excelテーブルを使った日次活動レポートの作成
ここでは、セクション1で作成したテンプレートをテーブルとして活用する方法をご紹介します。以下の手順に沿って進めてみましょう。
手順:
- 範囲B5:H13を選択します。
- 挿入 >> テーブルをクリックします。

- ダイアログボックスが表示されるので、「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れ、OKをクリックします。

- テンプレートがテーブル形式に変換されます。

- この方法のメリットは、新しい行を追加すると、連番と作業ステータス用のドロップダウンリストが自動的に作成される点です。

- ドロップダウンリストで「Ongoing」を選択すると、バーに表示されるパーセンテージが変化することが確認できます。

このように、扱いやすい日次活動レポートのテンプレートを作成できます。
関連記事:Excelでサマリーレポートを作成する方法(2つの簡単な方法)
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3. 売上管理のための日次活動レポート
このセクションでは、企業の日々の売上と販売数量を記録する表を作成します。以下で詳しく見ていきましょう。
手順:
- ここでは電子機器を販売する会社を想定し、いくつかの電子機器とその価格、販売数量を入力しました。

- 各商品の売上金額を計算するために、次の数式を使用します。
=D5*E5

- 合計売上と合計販売数量を求めるには、セルE2に次の数式を入力します。
=SUM(F5:F12)

- Enterキーを押すと、その日の合計売上が表示されます。

- 同様に、セルF2に合計販売数量を求める数式を入力してEnterキーを押すと、F2に合計販売数量が表示されます。

このようにして、売上に関する日次レポートを作成できます。
関連記事:Excelで売上レポートを作成する方法(簡単な手順付き)
4. 病院の受付記録用の日次活動レポート
病院でお仕事をされている方には、こちらの日次活動レポートテンプレートが役立ちます。以下で詳しく説明します。
手順:
- 次の画像のような表を作成し、必要に応じて他の情報を記録する列を追加してください。

- 入院患者の総数を確認したい場合は、次の数式を入力します。
=SUM(D5:D11)

- Enterキーを押すと、患者の総数が表示されます。

- 新しいデータを追加すると、患者総数が自動的に更新されることがわかります。

このテンプレートは、病院向けの日次活動レポートとして活用できます。
関連記事:Excelデータからレポートを生成する方法(2つの簡単な方法)
5. 学校向けの日次活動レポート
学校の先生であれば、生徒の学習状況や活動を把握するために、この日次活動レポートテンプレートが便利です。以下で詳しく見ていきましょう。
手順:
- 次の画像のようなExcelの表を作成します。

- 出席状況と所見の両方にドロップダウンリストを作成します。データの入力規則によるドロップダウンリストの作成方法は、セクション1の手順を参考にしてください。
出席状況列には「Present(出席)」と「Absent(欠席)」の選択肢を設定しました。

また、所見列には「Good(良好)」「Satisfactory(普通)」「Bad(要改善)」を選択肢として設定しています。

- ドロップダウンリストを使って生徒の状況を入力し、出席率を確認したい場合は、次の数式を入力します。
=COUNTIF(D5:D11,"Present")/COUNTA(D5:D11)

- Enterキーを押すと、出席者の割合が表示されます。

このように、教育現場向けの日次活動レポートを作成できます。
関連記事:Excelで通知表(成績表)を作成する方法(無料テンプレート付き)
練習用セクション
ここに練習用のテンプレートを用意しました。この記事の例を参考に、ご自身でもう一つレポートを作成してみてください。

まとめ
この記事では、Excelで日次活動レポートを作成するための具体例をいくつかご紹介しました。掲載したテンプレートが皆さんの実際の業務に役立つことを願っています。日次活動レポートには他にもさまざまな形式がありますが、ここで紹介したものは日常業務で基本となるレポートです。この記事についてご質問やご意見、フィードバックがありましたら、ぜひコメント欄でお聞かせください。今後の記事作りの参考にさせていただきます。
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