ExcelでX軸が異なるグラフを組み合わせる方法|散布図の作成から第2軸の追加まで
Microsoft Excelでのデータ分析において、ワークシートにグラフを作成することは非常に重要な作業の一つです。グラフを使うことでワークシートが視覚的に魅力的になり、データセットから多くのインサイトを読み取ることができます。場合によっては、X軸(横軸)が異なる複数のグラフを1つにまとめて表示したいこともあるでしょう。このチュートリアルでは、ExcelでX軸が異なる2つのグラフを組み合わせる方法を詳しく解説します。
具体例と図解を交えて分かりやすく説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
Excelでグラフを作成する基本手順
まず、Excelでグラフを作成する基本的な方法を紹介します。Excelには折れ線グラフ、散布図、円グラフ、縦棒グラフなど、さまざまな種類のグラフが用意されています。ここでは例として、直線付きの散布図を作成してみましょう。
使用するデータセットは以下の通りです。

Xの値とYの値が入力されています。これらをグラフにプロットしていきます。以下の手順に従ってください。
📌 手順
- まず、セル範囲 B4:C11 を選択します。

- 次に、画面右下に表示される クイック分析(Quick Analysis) をクリックします。

- 「グラフ」タブを選択し、「散布図」をクリックします。

- すると、データセットに基づいたグラフが表示されます。続いて、いくつか調整を行いましょう。

- 「軸ラベル」をクリックしてX軸とY軸のタイトルを表示します。ここではXが横軸、Yが縦軸となるため、それぞれの名前をグラフに入力しましょう。

- 最後に、グラフタイトルをクリックして編集すれば完成です。

このように、Excelでは簡単にグラフを作成できます。
X軸が異なるグラフを組み合わせる方法
ここからは、X軸が異なる複数のグラフを1つのグラフにまとめる手順をステップバイステップで解説します。手順をしっかり確認すれば、Excelスキルは確実に向上します。
まず、使用するデータセットを見てみましょう。

このデータセットには、年齢、勤続年数、給与の情報が含まれています。横軸(X軸)として使う値が2つあります。1つは「年齢」、もう1つは「勤続年数」です。そして「給与」がY軸(縦軸)になります。
つまり、作成するグラフは以下の2つです。
- 年齢 VS 給与
- 勤続年数 VS 給与
どちらもY軸は同じですが、X軸が異なります。この2つのグラフを散布図上で組み合わせていきましょう。
手順1:最初のグラフ(X軸あり)を作成する
まず、「年齢 VS 給与」のグラフを作成します。以下の手順に従ってください。
📌 手順
- まず、「挿入」タブを開きます。
- 「グラフ」グループから「散布図」をクリックします。

- 「散布図」を選択します。

- 空のグラフが表示されるので、ここにデータを挿入します。グラフを右クリックしてください。

- 「データの選択」をクリックします。

- 「追加」をクリックします。

- まず、系列名を入力します。ここでは「年齢 VS 給与」としました。
- 次に、X軸の値となる範囲を選択します。これは横軸に表示される値です。今回は「年齢」の列を選びます。

- 続いて、Y軸の値となる範囲を選択します。ここでは「給与」を縦軸として選択しました。
- 最後に「OK」をクリックします。

これで、データセットに基づいた最初のグラフが作成できました。
手順2:X軸が異なる2つのグラフを組み合わせる
ここからが本題です。作成した2つのグラフを結合します。組み合わせたグラフはY軸を共有し、X軸のみが異なる形になります。Excelではこれを「第2横軸」と呼ぶこともあります。手順はとてもシンプルです。
📌 手順
- まず、グラフを右クリックします。

- 「データの選択」をクリックします。

- 「追加」をクリックします。

- X軸の値となる範囲を選択します。今回は「勤続年数」の列を選びます。

- 続いて、Y軸の値となる範囲を選択します。ここでも「給与」を縦軸として指定します。
- 「OK」をクリックします。

これで、X軸が異なる2つのグラフが1つのExcelグラフに統合されました。2つのデータ系列の違いが一目瞭然で、Excelがそれぞれ別の色で表示してくれるので非常に見やすい仕上がりになります。
Excelの散布図に第2縦軸(異なるY軸)を追加する方法
今度は逆のパターンとして、Y軸が異なる2つのグラフを組み合わせる方法を紹介します。ここでは、散布図に第2縦軸を追加していきます。
使用するデータセットは以下の通りです。

Xの値は1系列、Yの値は2系列あります。つまり、作成するグラフは以下の2つです。
- X VS Y^2
- X VS Y^3
どちらも横軸のXは共通ですが、Y軸の値が異なります。散布図を使って第2縦軸を追加してみましょう。
📌 手順
- まず、「挿入」タブを開きます。
- 「グラフ」グループから「散布図」をクリックします。

- 「散布図」を選択します。

- 空のグラフが表示されたら、グラフを右クリックします。

- 「データの選択」をクリックします。

- 「追加」をクリックします。

- まず、系列名を入力します。ここでは「X VS Y^2」としました。
- 次に、X軸の値となる範囲を選択します。

- 続いて、Y軸の値(Y=X^2の値)を選択します。
- 最後に「OK」をクリックすると、最初のグラフが作成されます。

- 次に、この散布図に第2縦軸を追加します。グラフを右クリックしてください。

- 「データの選択」をクリックします。

- 「追加」をクリックします。

- X軸の値となる範囲を選択します。

- 続いて、Y軸の値(Y=X^3の値)を選択します。
- 「OK」をクリックします。

これで、Excelの散布図に第2縦軸が正常に追加されました。各データ系列には色分けが施されているため、視覚的にも分かりやすいグラフになっています。
💬 注意点
✎ 同じX軸を持つ異なる2つのグラフを組み合わせることも可能です。
✎ Excelにはさまざまなグラフの種類があります。この記事では散布図を紹介しましたが、折れ線グラフでも同様の操作ができます。
✎ グラフを作成する前に、必ずX軸とY軸を明確にしておきましょう。どの値を横軸に、どの値を縦軸に配置するかを事前に決めておくことが重要です。
まとめ
今回は、ExcelでX軸が異なるグラフを組み合わせる方法について解説しました。紹介した手順を自分のデータセットに実際に適用してみてください。練習用ブックをダウンロードして、ぜひ試してみてくださいね。フィードバックやご意見があれば、コメント欄でお気軽にお知らせください。皆さんの貴重な声が、今後のチュートリアル作りの励みになります。
Excelに関するさまざまな問題とその解決策については、ぜひ当サイトをご覧ください。
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