Office
 Computer >> コンピューター >  >> ソフトウェア >> Office

ExcelでROUND関数とSUM関数を組み合わせる方法|ネスト関数の基本と実践手順

ポイント

  • チュートリアル用のデータを1行目から5行目に入力したら、セルB6を選択してアクティブにします。「数式」タブから「数学/三角」>「ROUND」を選択します。
  • 「数値」ボックスにSUM(A2:A4)と入力し、「桁数」ボックスに2と入力して「OK」をクリックします。
  • ROUND関数とSUM関数を組み合わせた計算結果がセルB6に表示されます。

この記事では、ExcelでROUND関数とSUM関数を組み合わせる方法を、具体的なチュートリアル例を交えて解説します。配列数式(CSE数式)の使用方法や、ROUNDUP関数・ROUNDDOWN関数の活用術についても紹介します。この内容は、Excel 2019、2016、2013、2010、2007、Excel for Mac、Excel for Microsoft 365、Excel Online、Excel for Android、Excel for iPhone、Excel for iPadに適用されます。

ROUND関数とSUM関数を組み合わせる

ROUNDやSUMなど、2つ以上の関数の操作を1つの数式で組み合わせることを「ネスト(入れ子)関数」と呼びます。ネストは、ある関数を別の関数の引数として指定することで実現します。このチュートリアルに沿って、Excelで関数を正しくネストし、複数の操作を組み合わせる方法を学びましょう。

ExcelでROUND関数とSUM関数を組み合わせる方法|ネスト関数の基本と実践手順

まず、上の画像のように1行目から5行目にデータを入力してから、以下の手順に従ってください。

  1. セルB6を選択してアクティブセルにします。
  2. リボンの「数式」タブを選択します。
  3. 「数学/三角」を選択して、関数のドロップダウンリストを開きます。
  4. リストから「ROUND」を選択すると、「関数の引数」ダイアログボックスが開きます。Macの場合は「数式ビルダー」が開きます。
  5. カーソルを「数値」テキストボックスに置きます。
  6. SUM(A2:A4)と入力し、SUM関数をROUND関数の「数値」引数として指定します。
  7. カーソルを「桁数」テキストボックスに置きます。
  8. 2と入力して、SUM関数の計算結果を小数点以下2桁に丸めます。
  9. 「OK」をクリックして数式を確定し、ワークシートに戻ります。Macの場合は「完了」を選択します。
  10. セルD1からD3の合計値(764.8653)が小数点以下2桁に丸められるため、結果の764.87がセルB6に表示されます。
  11. セルB6を選択すると、ワークシート上部の数式バーにネストされた関数が表示されます。

数式全体を手動で入力することも可能ですが、「関数の引数」ダイアログボックスを使って数式と引数を入力する方が簡単だと感じるでしょう。

=ROUND(SUM(A2:A4),2)

ダイアログボックスを利用すれば、引数を囲む括弧や引数同士を区切るカンマといった関数の構文を意識することなく、引数を1つずつ確実に入力できます。

なお、SUM関数にも独自のダイアログボックスがありますが、他の関数の中にネストされている場合は使用できません。Excelでは、数式の入力中に2つ目のダイアログボックスを開くことはできない仕様になっています。

配列数式(CSE数式)を使う方法

セルB8のような配列数式を使用すると、1つのセル内で複数の計算を同時に実行できます。配列数式は、数式を囲む波括弧{ }によって簡単に見分けられます。

ExcelでROUND関数とSUM関数を組み合わせる方法|ネスト関数の基本と実践手順

ただし、この波括弧は手入力するものではありません。キーボードのShift+Ctrl+Enterキーを押すことで自動的に付与されます。このキー操作にちなんで、配列数式は「CSE数式」とも呼ばれています。

配列数式は通常、関数のダイアログボックスを使わずに入力します。セルB8にSUM/ROUNDの配列数式を入力するには、次の数式を使用します。

{=ROUND(SUM(A2:A4),2)}
  1. セルB8を選択してアクティブセルにします。
  2. 次の数式を入力します。
    {=ROUND(SUM(A2:A4),2)}
  3. Shift+Ctrlキーを押したままにします。
  4. Enterキーを押します。
  5. Shift+Ctrlキーを離します。
  6. セルB8に764.87という値が表示されます。
  7. セルB8を選択すると、数式バーに配列数式が表示されます。

ROUNDUP関数とROUNDDOWN関数を使う

Excelには、ROUND関数とよく似た丸め関数が他に2つあります。それがROUNDUP関数とROUNDDOWN関数です。これらの関数は、Excelの標準的な丸めルールに任せるのではなく、値を必ず切り上げたい、または切り下げたい場合に使用します。

ExcelでROUND関数とSUM関数を組み合わせる方法|ネスト関数の基本と実践手順

両関数の引数はROUND関数と同一なので、どちらも6行目に示したネストされた数式に簡単に置き換えることができます。

ROUNDUP/SUM数式の形式:

=ROUNDUP(SUM(A2:A4),2)

ROUNDDOWN/SUM数式の形式:

=ROUNDDOWN(SUM(A2:A4),2)

Excelで関数を組み合わせる際の基本ルール

ネストされた関数を評価する際、Excelは常に最も内側(深い階層)の関数から先に実行し、外側へ向かって順番に処理を進めます。

ExcelでROUND関数とSUM関数を組み合わせる方法|ネスト関数の基本と実践手順

2つの関数を組み合わせる順序によって、以下のような違いが生じます。

  • データの行や列を合計してから、指定した小数点以下の桁数に丸める(すべて1つのセル内で完結。上の6行目を参照)。
  • 各値を丸めてから合計する(上の7行目を参照)。
  • SUM/ROUNDネスト配列数式を使って、1つのセル内で値を丸めてから合計する(上の8行目を参照)。
ExcelでROUND関数とSUM関数を組み合わせる方法|ネスト関数の基本と実践手順

なお、Excel 2007以降では、ネストできる関数の階層数は最大64レベルです。それ以前のバージョンでは、7レベルまでしかネストできませんでした。

  1. Excelワークブックを同時に共同編集・共同作業する方法

    オンライン共同編集(共同オーサリング)とは、自分と同僚が同じドキュメント上で同時に作業できるサービスです。通常、ドキュメントは自動保存され、他の共同作業者による変更は数秒以内に反映されて表示されます。クラウド技術を活用することで、ドキュメント作業は格段に効率化されます。Microsoft Office 2016ではリアルタイムコラボレーション機能が実装され、市場でも高い評価を得ています。当初はWordのデスクトップ版で共同編集が可能になり、現在ではライブコラボレーションがMicrosoft Office全体の中心的な機能となっています。実際、多くのユーザーがメール添付によるファイル共有から、オ

  2. ExcelのROUND関数で数値を丸める方法|四捨五入をわかりやすく解説

    Excelで資料を見やすく整えたいとき、数値を小数点以下や整数単位で丸めると、ぐっと読みやすくなります。数値を丸めるということは、重要度の低い桁を取り除くことを意味します。その結果、必要な精度を保ちながら、より見栄えの良い値に仕上げることができます。 丸め処理は、概算を示したり、数値を扱いやすくしたりする目的でよく使われます。たとえば、割引率を計算して「17.3587563」という数値が出た場合、小数第1位で丸めれば「17.4%」となり、はるかに見やすくなります。この記事では、ROUND関数を使って数値を丸める方法を詳しくご紹介します。 ExcelのROUND関数とは ROUND関数は、Ex