Excelテーブルの操作方法まとめ|覚えておきたい7つの簡単テクニック
Excelテーブルの操作は、ワークシート内での移動とほぼ同じ要領で行えます。マウスを使っても、キーボードを使っても自由に移動・選択が可能です。この記事では、Excelテーブルを快適に操作するための7つの簡単なテクニックを詳しく解説します。
記事の内容はサンプルファイルをダウンロードして、ご自身でも練習できます。
Excelテーブルとは?
テーブルとは、Microsoft Excelに用意された機能の一つで、データを見やすく整理して保存するためのツールです。矩形(くけい)状の範囲としてデータを管理し、特別な名前が自動的に付けられます。テーブルはホームタブ → スタイル → テーブルとして書式設定、または挿入タブ → テーブルから作成できます。
この記事では、アメリカとイギリスの10人分の売上レポートを含むテーブルをサンプルとして使用します。

Excelテーブルを操作する7つの簡単なテクニック
上記のサンプルデータセットを使って、テーブル操作の7つのテクニックを順番に見ていきましょう。
1. キーボードショートカットでテーブルを操作する
キーボードショートカットは、Excelユーザーにとって最強の時短テクニックです。状況に応じて使い分けることで、テーブル内の移動や選択が格段に速くなります。具体的な方法を確認していきましょう。
1.1 列全体を選択する
データセット内で列全体を選択するには、主に3つの方法があります。
- まず、対象の列の先頭セルを選択し、Ctrl + Shift + ↓(下矢印)を押すと、最終行まで一気に選択できます。
- 次に、先頭セルをクリックした後、Shiftキーを押しながら列の最後のセルをクリックする方法もあります。
- さらに、Ctrl + Spaceを2回押すと、見出し行を含む列全体を選択できます。
いずれかの方法を実行すると、次のように列全体が選択された状態になります。

1.2 行全体を選択する
列と同じように、行全体もキーボードショートカットで選択できます。
- まず、移動したい行の先頭セルを選択します。
- その状態でShift + Spaceキーを押すだけで、行全体が選択されます。

1.3 テーブル全体を選択する
テーブル全体をキーボードだけで選択することも可能です。
- まず、テーブルの先頭セルB4を選択します。
- 続けてCtrl + Aを2回押すと、見出しを含むテーブル全体が選択されます。

2. マウスカーソルでテーブルを操作する
マウスカーソルを使った操作も便利です。行・列・テーブル全体の選択だけでなく、テーブルの一部だけを選択することもできます。具体的な手順を見てみましょう。
2.1 列全体を選択する
マウスカーソルを使えば、列を簡単に特定して選択できます。
- まず、目的の列の上部バーにカーソルを合わせます。
- すると、次のような矢印(↓)アイコンが表示されます。

- その状態で左クリックすると、列全体が選択されます。

2.2 行全体を選択する
行全体もクリック一回で選択できます。
- 行番号の上にカーソルを合わせると小さな矢印が表示されます。
- その状態で左クリックすれば、行全体が選択されます。

2.3 テーブル全体を選択する
テーブル全体の選択もナビゲーションの一環としてよく使います。方法は2つあります。
- 1つ目は、テーブルの左上隅にカーソルを合わせると表示される斜めの矢印をクリックする方法です。この状態で左クリックを2回押すと、見出し付きでテーブル全体が選択されます。

- 2つ目は、先頭セルを選択してから最後のセルまでドラッグする方法です。選択後は次のようなアイコンが表示されます。

2.4 単一セルからの選択
上記の方法に加えて、たった1つのセルを選ぶだけで、行・列・テーブル全体を選択できる方法もあります。
- データセット内の任意のセルで右クリックします。
- メニューから選択を選びます。
- 表示された選択肢の中から、希望する範囲を選択します。

3. 名前ボックスを使ってテーブル間を移動する
ワークシート上に多数のテーブルがある場合、一つずつ探して移動するのは大変です。そんなときは名前ボックスが便利です。
- まず、Excelテーブル内の任意のセルを選択します。
- すると、リボンにテーブルデザインという新しいタブが表示されます。
- このタブ内に、そのテーブルのテーブル名が表示されています。

- 次に、その下にある名前ボックスを開くと、テーブルの一覧が表示されます。
- 移動したいテーブルを選択すれば、すぐにジャンプできます。

4. テーブルフィルターを使って操作する
テーブルフィルターを活用すると、カテゴリ別にデータを絞り込みながらテーブルを操作できます。見出し行のフィルター矢印をクリックすると、このオプションを利用できます。

このフィルター機能を無効にしたい場合は、以下の2つの方法があります。
- キーボードでCtrl + Shift + Lを押すと、テーブルのフィルターが解除されます。
- または、テーブルデザインタブを開き、フィルターボタンのチェックを外しても無効化できます。

5. スクロールしても列見出しを常に表示させる
テーブル操作に関する便利な仕組みをご紹介します。テーブルが長い場合でも、下方向にスクロールすると、列見出しが自動的に画面上部に表示され続けます。実際の表示は次のようになります。

6. 行・列を追加しながらテーブルを操作する
テーブル操作の重要なポイントの一つが、集計行や新しい列の追加です。合計や平均などの集計結果を行として表示したい場合に必要になります。ここでは、行と列それぞれの追加方法を解説します。
6.1 集計行を追加する
テーブルに集計行を追加するには、3つの方法があります。
- 1つ目は、テーブルデザインタブにある集計行チェックボックスをオンにする方法です。

- 2つ目は、テーブル内の任意のセルで右クリックし、テーブルセクションから集計行を選択する方法です。

- 3つ目は、ショートカットCtrl + Shift + Tを押す方法です。これで即座に集計行が追加されます。

6.2 新しい列を追加する
テーブルに新しい列を追加する方法は、主に2つあります。
- 1つ目は、隣接するセルE5に新しい列の見出し名(例:GDP)を入力する方法です。

- 続いてEnterキーを押すと、新しい列がテーブルに自動的に追加されます。

- 2つ目は、テーブル内の任意のセルで右クリックし、挿入セクションから左側にテーブル列を挿入を選択する方法です。

7. テーブル操作中に行・列を削除する
テーブルを使いやすく保つために、不要になった行や列を削除したい場合もあるでしょう。削除の方法は主に2つあります。
- 1つ目は、任意のセルで右クリックし、削除セクションからテーブルの列またはテーブルの行を選択する方法です。

- 2つ目は、前述のいずれかの方法で行または列全体を選択した状態で、キーボードのDeleteキーを押す方法です。
まとめ
今回は、Excelテーブルを効率的に操作するための7つのテクニックを紹介しました。キーボードショートカット、マウス操作、名前ボックス、フィルターなど、用途に応じて使い分けることで作業効率が大きく向上します。この記事がお役に立てば幸いです。ぜひコメントでお聞かせください。今後もExcel活用のコツをお届けしていきます。
-
ExcelでPDFを表に変換する3つの方法|コピペ・Power Query・Word活用
PDFファイルのデータをExcelの表として活用したいと思ったことはありませんか?この記事では、PDFをExcelの表に変換できる3つの簡単な方法を、手順を追ってわかりやすくご紹介します。 PDFをExcelの表に変換する3つの方法 ここでは、ID番号・名前・都市の3列からなる学生リストのPDFファイルを例に解説します。このPDFをExcelの表に変換していきます。検証にはExcel 365を使用していますが、お使いの環境によって利用できる方法が異なるため、自分に合った方法を選んでください。 方法1:コピー&ペーストで変換する まずは、もっとも基本的なコピー&ペーストを使った方法から見て
-
Excelでスライサーを挿入する3つの簡単な方法
Excelでスライサーを挿入したいとお考えの方に、この記事では初心者でも迷わず作業できる3つの簡単な方法をわかりやすく解説します。 ワークブックのダウンロード Excelにスライサーを挿入する3つの方法 以下の「Product List(製品リスト)」テーブルには、Month(月)・Product Name(製品名)・Sales(売上)の3つの列が含まれています。ここでは、このデータに対してスライサーを挿入する手順を紹介します。使用しているのはExcel 365ですが、お使いのバージョンが異なっても同様に操作できます。 方法1:ピボットテーブルのフィールド一覧を使ってスライサーを挿入する こ