Excelで単利を計算する方法|基本の数式と一括計算の手順を解説
単利の計算は、貯蓄額を事前に把握するうえで非常に有効な手段です。しかし、複数の利率や元本の組み合わせについて逐一計算するのは手間がかかり、ミスも起こりやすくなります。そこで活躍するのがMicrosoft Excelです。この記事では、Excelを使って単利を効率よく計算する方法を詳しく解説します。

単利とは?基本の計算式
単利とは、元本に対してのみ利息がつく計算方式です。複利と異なり、利息にさらに利息はつきません。単利の基本的な計算式は以下の通りです。
単利 = 元本 × 年利率 × 期間(年)
Excelでの単利計算の数式
上記の計算式をExcelの数式に置き換えると、次のようになります。
=<元本のセル>*<利率のセル>*<期間のセル>
それぞれの要素は以下の通りです。
- <元本のセル>:元本(預け入れ金額)が入力されているセル番地
- <利率のセル>:年利率が入力されているセル番地
- <期間のセル>:預入期間(年数)が入力されているセル番地
利率の入力時の注意点
利率は「%」(パーセント)形式で入力することが重要です。たとえば「5」とだけ入力してパーセント記号を付けないと、正しい値の100倍という誤った結果になってしまいます。必ず「5%」のように入力するか、セルの書式設定でパーセント表示にしておきましょう。
また、元本の通貨表示(円やドルなど)は、「ホーム」タブの「通貨スタイル」ボタンから簡単に設定できます。
具体例:複数データへの数式の適用
ここで具体的な例を見てみましょう。以下のような表構成を想定します。
- A列(A3~A11):元本
- B列(B3~B11):年利率
- C列(C3~C11):期間(年)
- D列(D3~D11):単利(計算結果)
この場合、セルD3に入力する数式は次のようになります。
=A3*B3*C3

フィルハンドルで数式を一括コピーする
D3に入力した数式をD11までまとめて適用するには、フィルハンドル機能を使います。手順は以下の通りです。
- セルD3以外の場所を一度クリックし、その後もう一度セルD3を選択します。
- セルD3の右下に小さな点(フィルハンドル)が表示されます。
- その点をつまんでセルD11までドラッグします。
これで、各行の元本・利率・期間に応じた単利が自動的に計算され、D列全体に結果が反映されます。手作業で数式を打ち直す必要がないため、大量のデータを扱う場合でも素早く正確に処理できます。
この記事が、Excelでの単利計算のお役に立てば幸いです。
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