ExcelでPDFを表に変換する3つの方法|コピペ・Power Query・Word活用
PDFファイルのデータをExcelの表として活用したいと思ったことはありませんか?この記事では、PDFをExcelの表に変換できる3つの簡単な方法を、手順を追ってわかりやすくご紹介します。
PDFをExcelの表に変換する3つの方法
ここでは、ID番号・名前・都市の3列からなる学生リストのPDFファイルを例に解説します。このPDFをExcelの表に変換していきます。検証にはExcel 365を使用していますが、お使いの環境によって利用できる方法が異なるため、自分に合った方法を選んでください。

方法1:コピー&ペーストで変換する
まずは、もっとも基本的なコピー&ペーストを使った方法から見ていきましょう。
- PDF内のデータセットを選択して右クリックし、コンテキストメニューからコピーを選択します。データ選択後にCtrl + Cを押しても同じ操作ができます。

- Excelワークシートに切り替え、ホームタブ → 貼り付け → 形式を選択して貼り付けの順にクリックします。

- 形式を選択して貼り付けダイアログボックスが表示されたら、テキストを選択してOKをクリックします。

これでコピーしたデータがExcelシートに表示されます。ただし、このままでは本来3列に分かれるべきデータが1列にまとまってしまっています。

そこで、次にデータを手動で整理して表の形に整えます。
- B11~B19セルの名前列を選択し、右クリック → 切り取りを選択します。
- C2~C10セルにデータを貼り付けます。


- 続いて、B20~B28セルの都市列を選択し、右クリック → 切り取りを選択します。
- D2セルを選択し、右クリック → 貼り付けを選択します。


これで、各列が正しく配置されました。

最後に、このデータをExcelの表に変換します。
- データセット全体を選択し、挿入タブ → テーブルをクリックします。
- テーブルの作成ダイアログボックスが表示されたら、OKをクリックします。


これで、データが見やすい表形式になりました。

この方法では、PDFから貼り付けたデータが1列にまとめられるため、手動で整理して表を作成する必要があります。切り取り・貼り付け以外にも、用途に応じてさまざまなツールや機能を組み合わせると効率的です。
方法2:「データ」タブを使って変換する(Excel 365限定)
この方法は非常に効率的で、方法1のようにデータを手動で並べ替える必要がありません。ただし、この機能はExcel 365でのみ利用可能なので注意してください。
- ワークシートを開き、データタブ → データの取得をクリックします。

- ファイルから → PDFからを選択します。

- 目的のPDFファイル(ここでは「Student List」)を選択し、インポートをクリックします。

- ナビゲーターウィンドウが表示されるので、必要なテーブル(ここでは「Table001 (Page 1)」)を選択します。

ナビゲーター画面でテーブルのプレビューを確認できます。
- 問題なければ読み込みをクリックします。

これで、PDFのテーブルがそのままExcelシートに読み込まれました。列構成も崩れないので、もっともおすすめの方法です。

あわせて読みたい関連記事
- PDFフォームをExcelデータベースにリンクする方法(簡単な手順つき)
- ソフトウェアなしでPDFをExcelに変換する3つの簡単な方法
- 入力可能なPDFからExcelへデータをエクスポートする方法(クイックステップつき)
- PDFのコメントをExcelスプレッドシートにエクスポートする3つのテクニック
方法3:Wordを経由して変換する
Excel 365をお持ちでない場合や、方法1のように手作業でデータを整理したくない場合には、この方法が便利です。Wordを中継役として使うことで、PDFのデータをきれいにExcelの表へ変換できます。
- Wordを開き、ファイルタブをクリックします。

- 開くを選択します。キーボードのCtrl + Oでも同じ操作ができます。

- 「Student List」のPDFファイルを選択して開くをクリックします。

- 確認メッセージが表示されたらOKをクリックします。

すると、PDFのデータがWord上に表示されます。

- データセット全体を選択し、右クリック → コピーを選択します。

- Excelシートに切り替え、貼り付け先のセル(ここではB2セル)をクリックします。
- ホームタブ → 貼り付け → 書式設定の一致を選択します。

これで、WordからコピーしたデータがExcelシートに貼り付けられました。

最後に、データを見やすい表に整えましょう。
- データセット全体を選択し、挿入タブ → テーブルをクリックします。
- テーブルの作成ダイアログボックスでOKをクリックします。


これで、Excelシート上にきれいな表が完成しました。

まとめ
今回は、PDFをExcelの表に変換する3つの方法をご紹介しました。手軽さ重視なら方法1、Excel 365ユーザーなら自動変換できる方法2、それ以外の環境なら方法3がおすすめです。お使いのExcelのバージョンや状況に合わせて、最適な方法を選んでください。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。ご質問やご提案があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
関連記事
- VBAを使ってPDFから特定のデータをExcelに抽出する方法
- 複数のPDFファイルからExcelへデータを抽出する方法(3つの有効な手段)
- 書式を保持したままPDFの表をExcelにコピーする方法(2つの効果的な方法)
- VBAを使ってPDFからExcelへデータを抽出する方法
-
XMLをExcelテーブルに変換する3つの簡単な方法【Microsoft 365対応】
業務やデータ処理の中で、XMLファイルをExcelのテーブルに変換したい場面は少なくありません。この記事では、Microsoft 365版のExcelを使用して、XMLをExcelテーブルへ変換する具体的な手順を、わかりやすく解説します。 練習用ワークブックはこちらからダウンロードできます。 XMLファイルとは? XML(Extensible Markup Language:拡張可能なマークアップ言語)は、さまざまなアプリケーションやシステム間でデータを読み取り可能な形式で保存・交換するためのファイル形式です。データの保存や転送を主な目的としており、HTMLと似た構造を持っていますが、タグがあ
-
ExcelファイルをPDFに変換する4つの方法|初心者向けに手順を徹底解説
データや数値を日常的に扱うお仕事をされている方なら、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートをお使いのことでしょう。しかし、Excelファイルを誰かと共有する前に、必ずPDFに変換してから送るのがベストプラクティスであることをご存じでしょうか? この記事では、ExcelファイルをPDFに変換する具体的な方法をご紹介します。まずは、なぜExcelシートをPDFに変換すべきなのか、その理由から見ていきましょう。 ExcelをPDFに変換すべき理由 PDF化することでExcelシートが保護され、編集できなくなります。受け取った相手が書式や数式を勝手に変更したり、データを改ざんし