Excelで株価を取得・更新する方法|MSNマネー接続と「株価」データ型の使い方
Microsoft Excelは、日々のタスク管理やビジネスでの売上・在庫管理など、さまざまな場面で活用されている表計算ソフトです。豊富な組み込み関数に加えて独自のカスタム関数を作成することもでき、作業効率を大きく高めてくれます。
実は、Excelは単なる表計算ツールにとどまらず、株価(株式相場)のデータを直接取り込むことも可能です。追加のアドインをインストールする必要はなく、Excelに備わっている機能だけで株価を取得できます。この記事では、その具体的な手順をわかりやすく解説します。

方法1:MSN MoneyCentral Investor Stock Quotes接続を使う
旧バージョンのExcelでは、「MSN MoneyCentral Investor Stock Quotes」という組み込みのデータ接続を利用して、MSNマネーの株価データをワークシートに取り込めます。以下の手順で設定しましょう。
1. データ接続を追加する
Excelを開き、リボンの「データ」タブをクリックします。次に「接続」を選択すると「ブックの接続」ダイアログが表示されるので、「追加」ボタンを押します。

2. 接続の種類を選ぶ
一覧から「MSN MoneyCentral Investor Stock Quotes」を選び、ダブルクリックします。

3. 接続プロパティを設定する
「プロパティ」をクリックして「接続のプロパティ」画面を開きます。「バックグラウンドで更新する」にチェックを入れ、必要に応じてその他のオプションも設定したら、「OK」「閉じる」の順にクリックします。
4. 接続を実行してデータを取り込む
再び「データ」タブを開き、「既存の接続」をクリックします。先ほど追加した接続を選択して「開く」ボタンを押すか、接続をダブルクリックします。

5. データの配置場所を指定する
「データのインポート」ダイアログが表示され、データを置く場所を尋ねられます。既定では「$A$1」(A1セル)が起点として表示されています。マウスをドラッグしてセル範囲を選択することもできるため、希望の場所を指定して「OK」をクリックしましょう。
6. 銘柄コード(ティッカー)を入力する
続いて「パラメータ値の入力」画面が表示されます。ここに、取得したい銘柄のティッカーシンボルをカンマ区切りで入力します(例:MSFT, AAPL)。日本株の場合は、証券コードの末尾に「.T」(東京証券取引所)などを付けた形式で入力してください。
あわせて「今後の参照には、この値/参照を使用する」と「セルの値が変わったら自動的に更新する」の両方にチェックを入れておくと、後の操作がスムーズになります。

7. データを更新する
最新の株価に更新したいときは、データが入力されたセルを選択し、「データ」タブ→「すべて更新」→「更新」の順にクリックします。
この方法なら、マクロの作成やサードパーティ製アドインの導入は一切不要です。組み込みの接続を追加するだけで、各銘柄のチャートや関連ニュースも合わせて確認できます。
方法2:「株価」データ型を使う(Microsoft 365 / Excel 2019以降)
お使いのExcelがMicrosoft 365またはExcel 2019以降の場合は、より手軽な「株価」データ型の利用がおすすめです。こちらなら最新の株価を簡単に取得できます。
- セルに銘柄名やティッカーシンボル(例:MSFT、AAPL、7203.Tなど)を入力します。
- 対象のセルを選択し、「データ」タブ→「株価」(データ型グループ)をクリックします。
- セルの左側に表示されるアイコンをクリックし、候補から正しい企業を選びます。
- セル右上の「フィールドの挿入」ボタンから、「価格」「前日比」「出来高」「時価総額」など必要な項目を挿入します。
さらに「データ」タブ→「株価詳細」を使えば、選択した銘柄に関連するニュース記事などもまとめて取得できます。
まとめ
Excelで株価を取得する方法は、「MSN MoneyCentral Investor Stock Quotes接続」と「株価データ型」の2つがあります。旧バージョンをお使いの方は前者、Microsoft 365などの最新環境をお使いの方は後者がおすすめです。どちらの方法も追加アドインが不要なので、ぜひ試してみてください。
あなたはこれらの方法をご存知でしたか? ぜひ感想をお聞かせください。
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