【保存版】Microsoft Wordの5つの表示モード(ビュー)の使い分けと基本操作まとめ
Microsoft Wordを使っている方の中には、「文書を読むための表示(ビュー)はいくつあるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。実はWordには、文書の表示方法を切り替えられる複数のオプションが標準で用意されています。
ビューを切り替えると、文書のレイアウトや使える編集ツールが変化します。ただしWebレイアウトについては、印刷プレビューとほぼ同じツールセットを持ちながら、見た目がWebページのようになる点のみが異なります。
Wordのビューには、主に次の5種類があります。
- 印刷レイアウト表示(Print Layout View)
- 閲覧モード(Read Mode)
- Webレイアウト表示(Web Layout View)
- アウトライン表示(Outline View)
- 下書き表示(Draft View)
1. 印刷レイアウト表示(Print Layout View)
印刷レイアウト表示はWordの既定の表示です。文書を印刷した場合にどのような仕上がりになるかを、画面上でそのまま確認できます。ページの余白やヘッダー・フッターの位置なども実際の出力に近い形で表示されるため、最もよく使われるビューです。
2. 閲覧モード(Read Mode)
閲覧モードは、文書を読むことに特化した表示です。編集用のツールではなく読書支援ツールが中心に配置されており、画面いっぱいに読みやすい形で文書が表示されます。Microsoft 365版のWordでは、閲覧モード中に利用できるタブは「ファイル」「ツール」「表示」の3つです。
ツールメニューの主な機能
- 検索(Find):文書内のテキストやその他のコンテンツを素早く見つけます。
- スマート検索(Search):選択したテキストや画像について詳しい情報を調べたり、オンラインソースからの検索結果を確認したりできます。
- 翻訳(Translate):選択したテキストを別の言語に翻訳します。
表示メニューの主な機能
- ドキュメントの編集(Edit Document):印刷レイアウト表示へ切り替えて、編集ツールを使って文書を修正できます。
- フォーカスモード(Focus Mode):余計な要素を排除し、文書の内容に集中できる環境を作ります。
- ナビゲーションウィンドウ(Navigation Pane):文書内を素早く移動するための案内役となるウィンドウです。
- コメントの表示(Show Comments):文書の横に付けられたすべてのコメントを確認できます。
- 列幅(Column Width):文書の表示幅を「狭い」「標準」「広い」から選択して変更できます。
- ページの色(Page Color):文書の背景色を「なし」「セピア」「反転」から選べます。
- レイアウト(Layout):読みやすい形式として、列レイアウトか紙レイアウトを選択できます。
- 音節区切り(Syllables):単語の音節の区切り位置を表示します。
- 文字間隔(Text Spacing):単語・文字・行の間隔を広げて読みやすくします。
- 読み上げ(Read Aloud):テキストを読み上げながら、読み進めている単語をハイライト表示します。
3. Webレイアウト表示(Web Layout View)
Webレイアウト表示では、文書がWebページとして表示された場合の見た目を確認できます。文書内の横に長い表を扱う際にも便利なレイアウトです。
4. アウトライン表示(Outline View)
アウトライン表示は、見出しの作成や段落全体の移動を行う際に非常に役立つビューです。文書の内容が箇条書きのようなアウトライン形式で表示されるため、長文の構成を把握したり組み立て直したりするのに適しています。
5. 下書き表示(Draft View)
下書き表示に切り替えると、文書内のテキスト部分だけが表示され、素早く編集や入力作業を行えます。ヘッダーやフッター、一部のオブジェクトは表示されないため、文章そのものに集中したい場合に最適です。
Word文書にさまざまなビューを適用する方法
各ビューへの切り替えは、画面上部の「表示」タブにある「ビュー」グループから行えます。ここからは、代表的なビューごとの具体的な操作方法を順番に解説していきます。
- 印刷レイアウト表示でページ間の余白を隠す・表示する方法
- 閲覧モードでページ間を移動する方法
- Webレイアウトを表示する方法
- アウトライン表示でセクションの展開・折りたたみと文書の再構成を行う方法
- アウトライン表示でサブ文書を作成・挿入する方法
- 下書き表示の余白にスタイル名を表示・非表示にする方法
1] 印刷レイアウト表示でページ間の余白を隠す・表示する方法

マウスカーソルをページとページの間の隙間に合わせます。表示される二方向矢印をダブルクリックすると、ページ間の余白が非表示になります。再び余白を表示したい場合は、余白を隠した後に現れる線をダブルクリックしてください。
2] 閲覧モードでページ間を移動する方法

ページの外側の端に表示されている矢印をクリックすると、前後のページへ移動できます。また、閲覧モード中に「表示」を選択し、「ナビゲーションウィンドウ」を選ぶと、ページ・見出し・検索結果の間を自由に移動できるようになります。
閲覧モードを終了して編集に戻るには、「ドキュメントの編集」を選択するか、Escキーを押してください。
3] Webレイアウトを表示する方法

「表示」タブを開き、ビューウィンドウの左上にある「Webレイアウト」を選択します。これにより、文書がWebページのような見た目で表示されます。
4] アウトライン表示でセクションの展開・折りたたみと文書の再構成を行う方法

アウトライン表示で文書のセクションを展開または折りたたむには、まずカーソルを対象の段落見出しの横に置きます。次に、アウトラインウィンドウ左上の「アウトライン ツール」グループにあるプラス記号(展開ボタン)またはマイナス記号(折りたたみボタン)をクリックします。別の方法として、対象セクションの横にあるプラス記号をダブルクリックしても同じ操作が可能です。
文書を再構成(並べ替え)したい場合は、セクションの横にあるプラス記号をクリックして選択し、目的の位置まで上下にドラッグします。または、「アウトライン ツール」グループの上矢印・下矢印ボタンを使って移動させることもできます。
5] アウトライン表示でサブ文書を作成・挿入する方法

サブ文書を作成する場合は、まずカーソルを見出しの直後に置きます。続いて「マスター文書」グループの「文書の表示」をクリックし、「作成」を選択するとサブ文書が作成されます。このとき、サブ文書は必ず見出しの後に埋め込まれる必要があり、「サブ文書の展開」がオンになっていることも確認しておきましょう。準備ができたら「作成」をクリックします。
既存の文書をサブ文書として挿入する場合は、同様にカーソルを見出しの直後に置き、「文書の表示」→「挿入」の順に選択します。ダイアログボックスが表示されるので、アウトライン表示の文書に組み込みたい文書を選んでください。作業が完了したら「アウトライン表示を閉じる」を選択して終了します。
6] 下書き表示の余白にスタイル名を表示・非表示にする方法

下書き表示では、段落に適用されているスタイル名を余白に表示させることができます。手順は以下の通りです。
- 「ファイル」を選択し、「オプション」をクリックします。「Word のオプション」ダイアログボックスが表示されます。
- 「詳細設定」を選択します。
- 「表示」セクションにある「スタイル領域の幅(下書きとアウトライン表示)」に、正の数値(0.5、1.5、1など)を入力します。
- スタイル名を非表示にしたい場合は、0を入力します。
本記事が、Wordのビューを使いこなすための参考になれば幸いです。
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