Microsoft Wordでフローチャートを作成する方法を徹底解説
フローチャートとは、業務プロセスやワークフローを視覚的に表現するダイアグラムの一種です。各ステップや手順をさまざまな形状のボックスで表し、矢印でつなぐことで処理の流れや順序を明確に示します。フローチャートは、プロセスの記録・分析・設計・管理など、幅広い場面で活用されています。この記事では、Microsoft Wordを使ってフローチャートを作成する具体的な手順を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
フローチャートの主な種類
フローチャートには用途に応じていくつかの種類があります。代表的なものは以下の通りです。
- ドキュメントフローチャート(書類フローチャート):書類がシステム内をどのように流れていくかを制御レベルで表現します。
- データフローチャート:システム内におけるデータの流れとその制御を表現します。
- システムフローチャート:物理レベルおよび制御レベルでのシステム全体の動きを表現します。
- プログラムフローチャート:システム内のプログラムにおける処理の制御の流れを表現します。
Wordでフローチャートを作成する手順
ここでは、Pythonによる簡単な算術計算のフローチャートを例に、作成手順を説明していきます。

1. ページ設定を行う
まず、Microsoft Wordを起動しましょう。
次に、メニューバーの「レイアウト」タブをクリックします。
ページ設定グループにある「印刷の向き」をクリックし、ドロップダウンメニューから「横向き」を選択すると、用紙が横方向に切り替わります。

図を描くためのスペースをより広く確保したい場合は、用紙サイズを大きくしておくと便利です。ページ設定グループの「サイズ」をクリックし、ドロップダウンリストから希望のサイズを選ぶか、「その他の用紙サイズ」を選択します。「ページ設定」ダイアログボックスが開くので、幅と高さの数値を調整して文書サイズを拡大できます。

2. 開始地点(ターミネータ)を作成する
「挿入」タブに移動し、図グループの「図形」を選択します。図形のドロップダウンメニューの中にあるフローチャートカテゴリから、「端子(ターミネータ)」を選びましょう。

ドキュメント上に端子を描画したら、その図形を右クリックして「テキストの追加」をクリックします。
端子の中に「開始」と入力してください。

3. 矢印とデータ図形を配置していく
再び「図形」を開き、線カテゴリから矢印を選択します。下向きになるように矢印を描画しましょう。

続けて「図形」を開き、フローチャートカテゴリから「データ」図形を選択し、「House = 6」と入力します。この図形が、上で描いた下向きの矢印につながるように配置してください。
次に、再び「図形」から下向きの矢印を描きます。この矢印は、次に作成するデータ図形に接続します。
もうひとつデータ図形を追加します。前の図形を右クリックでコピーして貼り付けてもかまいません。図形の中に「Num = 4」と入力しましょう。
さらに下向きの矢印を描画し、次のデータ図形へ接続します。
同様に、もうひとつデータ図形を追加(またはコピーペースト)し、中に「Res = -2」と入力します。
4. 処理(プロセス)図形を追加する
次の下向き矢印を追加します。この矢印は、これから描くプロセス図形に接続されます。
「図形」のフローチャートカテゴリから「処理(プロセス)」を選択します。これは四角形の図形です。
ドキュメント上にプロセス図形を描画したら、右クリックしてテキストを追加し、「Print = (house / num + res)」と入力します。
5. 出力と終了地点を作成する
さらに下向きの矢印を追加し、次のデータ図形に接続します。
新しいデータ図形を追加し、「Output = -0.5」と入力しましょう。
そして、最後の下向き矢印を追加します。

最後に、もうひとつ端子をドキュメントに描画し、右クリックから「テキストの追加」を選んで「終了」と入力します。
この端子を、上の下向き矢印と接続すれば完成です。

図形に色や装飾を加える
図形をクリックすると、メニューバーに「図形の書式」タブが表示されます。
図形のスタイルグループにある「図形の塗りつぶし」を選択し、好みの色を指定すれば、図形に色をつけられます。

また、矢印の太さを変更することも可能です。図形をクリックした状態で、図形のスタイルグループの「図形の輪郭」をクリックし、「太さ」から希望の太さを選びましょう。線が太くなります。
「図形の輪郭」からは、ドロップダウンメニューで図形の輪郭の色を変更することもできます。

これで、Word上にフローチャートが完成しました。
この記事がお役に立てば幸いです。ご不明な点がある場合は、ぜひコメント欄でお知らせください。
関連記事:Lucidchartでフローチャートを作成し、Microsoft Wordに取り込む方法もあわせてチェックしてみてください。
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