PowerPointプレゼンテーションでプログレスバーを作成・活用する方法
Microsoft PowerPointは、多くのユーザーに愛用されている強力なプレゼンテーションツールです。資料の作成から発表まで、これほど完成度の高いソフトウェアは他にありません。そんなPowerPointで、スライドの進行状況を視覚的に示す「プログレスバー」を追加できたら便利だと考えたことはありませんか?結論から言うと、これは十分可能です。
PowerPointでプログレスバーを作成・使用する方法
答えはイエスです。正しい手順さえ把握していれば、誰でも簡単にプログレスバーを作成できます。この記事では、その具体的な方法を詳しく解説していきます。
実は、各スライドの下部に図形を手動で配置することでも、プログレスバーを作ることは可能です。しかし、この方法には大きなデメリットがあります。プレゼンテーションのスライド総数に応じて、すべての図形の長さを計算して調整しなければならないのです。
さらに厄介なのは、スライドを1枚削除するたびに、残りの全スライドのプログレスバーを作り直す必要が生じる点です。そんな非効率な作業は避けたいところ。そこで本記事では、「マクロ」を活用した自動化の手法をご紹介します。手順は以下の通りです。
- PowerPointプレゼンテーションを開く
- マクロを選択して名前を入力する
- VBAウィンドウにコードを貼り付ける
- VBAを閉じてマクロを実行する
それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。
1. 作業したいPowerPointプレゼンテーションを開く
まず最初に行うのは、プログレスバーを追加したいPowerPointプレゼンテーションを開くことです。まだファイルを用意していない場合は、新規にプレゼンテーションを作成してから作業を進めましょう。
2. マクロを選択して名前を入力する

プレゼンテーションを開いたら、リボンの「表示」タブをクリックし、右側にある「マクロ」を選択します。ボタンをクリックすると、小さなウィンドウがすぐに表示されます。
次に、マクロ名を入力します。ここでは例として「SlideBar」という名前を付けていますが、自分にとってわかりやすい名前であれば自由に決めて問題ありません。名前を入力したら、「作成」ボタンをクリックしてこのステップは完了です。
3. VBA(Visual Basic for Applications)ウィンドウにコードを貼り付ける

「作成」ボタンを押すと、新しいウィンドウが開きます。これがMicrosoft Visual Basic for Applications(VBA)エディターで、いわば魔法が起こる場所です。
エディタ内には、以下のようなコードが表示されているはずです。
Sub ProgressBar() End Sub
この2行のコードの間にカーソルを置き、以下のコードをコピー&ペーストしてください。
On Error Resume Next
With ActivePresentation
For X = 1 To .Slides.Count
.Slides(X).Shapes("PB").Delete
Set s = .Slides(X).Shapes.AddShape(msoShapeRectangle, _
0, .PageSetup.SlideHeight - 12, _
X * .PageSetup.SlideWidth / .Slides.Count, 12)
s.Fill.ForeColor.RGB = RGB(127, 0, 0)
s.Name = "PB"
Next X:
End With
このコードは、全スライドを走査して各スライドの下部に長方形の図形を自動配置し、スライド番号に応じて幅を調整することで、進行状況を表すバーを描画するものです。バーの色はRGB値(127, 0, 0)の暗い赤に設定されていますが、好みに応じて数値を変更すれば色のカスタマイズも可能です。
4. VBAを閉じてマクロを実行する

コードの貼り付けが完了したら、VBAウィンドウを閉じます。
続いて、PowerPointの「表示」タブをクリックし、「マクロ」を選択しましょう。
先ほど作成したマクロ名を選択し、最後に「実行」をクリックすれば完了です。これで、すべてのスライドに自動的にプログレスバーが追加されます。
マクロを利用すれば、スライドを追加・削除した場合でも、マクロを再実行するだけで最新の状態に更新できるため、手動での調整作業から完全に解放されます。
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