Microsoft Support and Recovery Assistant(SaRA)コマンドライン版の使い方【Windows 11/10】
Windows 11/10のパソコンでMicrosoft Support and Recovery Assistant(SaRA)のコマンドラインバージョンを使用したい場合、その手順を解説します。このツールは、Microsoft Office関連の問題をリモートで診断する際に特に便利です。ここでは、Windows 11/10パソコンへのSaRAのダウンロードからセットアップまでの流れを紹介します。

Microsoft 365アプリに関するサポートを、離れた場所にあるコンピューターに対して提供したい場面があるかもしれません。何らかの理由で通常の方法でSaRAをダウンロード・実行できない場合でも、コマンドライン版を使えば同じ作業を行えます。
Microsoft Support and Recovery Assistantコマンドライン版の使い方
コマンドライン版を使用するには、以下の手順に従ってください。
- 公式サイトからSaRAをダウンロードする
- DONEフォルダーを展開する
- タスクバーの検索ボックスで「cmd」と検索し、「管理者として実行」をクリックする
- 「はい」ボタンをクリックする
- cdコマンドでDONEフォルダーへ移動する
- 次のようなコマンドを入力する:
SaRAcmd.exe -S OfficeScrubScenario -AcceptEula
それでは、各ステップの詳細を見ていきましょう。
まず、公式サイトからMicrosoft Support and Recovery Assistantをダウンロードします。ダウンロードが完了したら、DONEフォルダーを展開し、任意の場所に保存しておきます。
次に、コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選択して、「はい」をクリックしてください。
続いて、DONEフォルダーへ移動します。たとえばフォルダーがデスクトップにある場合は、次のコマンドを入力します。
cd C:\Users\username\Desktop\DONE
これで、コマンドライン版のSaRAを実行する準備が整いました。利用できるコマンドは以下のとおりです。
SaRAcmd.exe -S OfficeScrubScenario -AcceptEula

上記のコマンドにおける「-S」は、実行したい診断やシナリオの種類を指定するスイッチです。そのほかにも、-AcceptEula、-DisplayEULA、-Help、-?などのスイッチが用意されています。
検出された問題に応じて、SaRAが次のアクションを自動的に判断します。実行された処理に応じて、コマンドプロンプトウィンドウにはさまざまなメッセージが表示されます。例えば、以下のようなメッセージです。
Outlookが起動していないか、管理者として昇格して実行されているため、オフラインスキャンが実行されました。詳細は %localappdata%\saralogs\UploadLogs 内の <filename> を参照してください。
フルスキャンが実行されました。詳細は %localappdata%\saralogs\UploadLogs 内の <filename> を参照してください。
などが表示されます。
このツールの優れた点は、ユーザーが操作を選ぶ必要がないことです。Microsoft Support and Recovery Assistantは、次にとるべきアクションを自動的に判断してくれます。
Microsoft Support and Recovery Assistantとは?
Microsoft Support and Recovery Assistantは診断・トラブルシューティングツールで、Microsoft 365やOutlookなどの問題を特定するためにさまざまなテストを実行できます。GUIアプリとして実行することも、コマンドラインツールとして使うことも可能です。
Microsoft Support and Recovery Assistantの動作に時間がかかるのはなぜ?
より快適な環境を提供するために、複数の問題を修正しなければならないケースがあります。複数の問題を同時に修復している間、SaRAは通常よりも時間がかかることがあります。
SaRAツールはどのように動作する?
Microsoft Support and Recovery Assistant(SaRA)は、コンピューターをスキャンしてOutlookやMicrosoft 365アプリなどに関連するエラーを特定します。重要な問題が見つかった場合には、その問題を解消するために複数のトラブルシューティング操作を自動的に実行します。なお、状況によっては、必要なタスクを実行するために管理者権限でSaRAを起動する必要があります。
Microsoft Support and Recovery Assistantの実行方法は?
Windows 10またはWindows 11のパソコンでSaRAを実行する方法は2つあります。GUIモードを使う方法と、コマンドラインツールを使う方法です。GUIモードについて詳しく知りたい方は、専用のチュートリアルを参照してください。コマンドライン方式については、本記事の内容が参考になります。
以上が、Microsoft Support and Recovery Assistantのコマンドライン版を実行・使用する方法です。必要に応じて、docs.microsoft.comからダウンロードできます。

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