Outlookで添付ファイルのサイズ上限を引き上げる方法|レジストリ設定をわかりやすく解説
Outlookでは、添付ファイルのサイズに20MBまでという上限が設けられています。つまり、1通のメールで送信できるのは合計20MB以下のファイルのみです。この制限は最新バージョンのOutlookでも同様に存在しています。
「添付ファイルのサイズが許容上限を超えています」というエラーについて
この上限を超えるファイルを添付しようとすると、Outlookは「添付ファイルのサイズが許容上限を超えています(The attachment size exceeds the allowable limit)」というエラーを表示します。比較的大きなファイルを頻繁に送る必要がある方にとっては、かなり不便に感じられるでしょう。
また、上限を超えるファイルをアップロードしようとした際に、「Google Driveなどの共有場所にファイルをアップロードし、リンクを共有してください」と案内するダイアログが表示されることもあります。これは確かに有効な解決策ですが、手間がかかり、途中で中断されるリスクもあります。
幸い、この制限には対処方法があります。本記事では、Outlookの添付ファイルサイズの上限を引き上げる具体的な手順を紹介します。
レジストリエディターで添付ファイルのサイズ上限を変更する手順
作業自体は非常にシンプルで、数分程度で完了します。ここではWindowsのレジストリエディターを使用して設定を変更します。なお、レジストリの編集を誤るとシステムに深刻なダメージを与える可能性があるため、必ず事前に現在のレジストリ設定のバックアップを取っておくことをおすすめします。
手順1: レジストリエディターを起動する
まず「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、空欄に「Regedit.exe」と入力してEnterキーを押します。
手順2: 対象のキーへ移動する
お使いのPCにインストールされているOutlookのバージョンに応じて、該当するキーへ移動します。Outlook 2019およびMicrosoft 365(Office 365)の場合は、以下のパスです。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences
手順3: 新しいDWORD値を作成する
画面右側の空白部分を右クリックし、新規作成から「DWORD (32ビット) 値」を選択します。値の名前はMaximumAttachmentSizeとしてください。同名の値がすでに存在する場合は、そのまま次の手順へ進んで問題ありません。
手順4: 値のデータを変更する
作成した値を右クリックして「修正」を選択します。「値のデータ」に希望する最大添付サイズを入力します。このとき、基数は「10進」を選択し、単位はKB(キロバイト)で指定します。1MB=1024KBなので、必要なサイズに応じて計算してください。
たとえば30MBにしたい場合は「30720」を入力します。また、上限を完全に無効化したい場合は、値のデータを「0」に設定するだけでOKです。
コマンドプロンプトを使って変更する方法
レジストリエディターを直接操作せずに、同じ変更を行うことも可能です。コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すれば、目的のレジストリキーが自動的に作成され、値も適切に設定されます。
たとえば、Microsoft 365版のOutlookで添付サイズを40MBに引き上げたい場合は、次のコマンドラインを実行します。
reg add HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences\ /v "MaximumAttachmentSize" /t REG_DWORD /d 40960 /f
reg add HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Profiles\Outlook\Preferences\ /v "MaximumAttachmentSize" /t REG_DWORD /d 40960 /f
コマンドの実行後はPCを再起動し、新しい上限以内のファイルをOutlookで添付できるかどうか確認してみてください。
注意点: 受信者側のメールサービスにも制限がある
この設定変更が機能するのは、受信者のメールプロバイダーも同様のサイズの添付ファイルを許可している場合のみです。相手側のメールサーバーが拒否した場合、メールは送信できても受信されず、バウンス(配信エラー)として差し戻されることがあります。
代替策: ファイルを圧縮して送る方法
ファイルが大きすぎて送れないという問題への別のアプローチが、ファイルの圧縮(ZIP化)です。これも非常に簡単な操作で行えます。受信者が解凍ツールを持っていれば、ほとんどの場合これで十分対応できます。手順は以下の通りです。
- エクスプローラーを開き、圧縮したいファイル(複数選択も可能)を選択します
- 選択したファイルを右クリックし、メニューから「送る」にカーソルを合わせます
- 表示されたサブメニューから「圧縮(zip形式)フォルダー」を選択します
以上でZIPファイルが作成され、元のファイルよりも小さいサイズでメールに添付できるようになります。
本記事が、Outlookの添付ファイルサイズ制限にお困りの方の参考になれば幸いです。
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