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Outlookの添付ファイルサイズ上限(20MB)を引き上げる方法【レジストリ設定手順】

Outlookメールクライアント(Office 365向けの最新版Outlook、Office 2019/2016を含む)では、添付ファイルの合計サイズに20MBの上限が設けられています。大きなファイル1つでも、小さなファイルを複数でも、添付ファイルの合計サイズが20MBを超えることはできません。

20MBを超える送信時に表示されるエラー

20MBを超えるメールをOutlookから送信しようとすると、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

添付ファイルのサイズが許容上限を超えています。

Outlookの添付ファイルサイズ上限(20MB)を引き上げる方法【レジストリ設定手順】

添付しようとしているファイルが、サーバーが許容するサイズを超えています。ファイルを共有の場所に置いて、そのリンクを送信することをご検討ください。

Outlookの添付ファイルサイズ上限(20MB)を引き上げる方法【レジストリ設定手順】

ただし、ご利用のメールサーバーと受信者のサーバーの両方が大容量メールに対応している場合は、Outlook側の添付ファイル上限サイズを引き上げることが可能です。

Outlookの添付ファイル上限サイズを引き上げる手順

OutlookのGUI(画面設定)には添付サイズ上限を変更する項目は用意されておらず、レジストリからのみ変更できます。以下の手順に従って作業してください。

  1. Outlookを完全に終了し、レジストリエディター(regedit.exe)を起動します。

  2. 使用中のOutlookのバージョンに応じて、以下のいずれかのレジストリキーへ移動します。

    • Outlook 2019/2016 および Outlook for Office 365:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences
    • Outlook 2013:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Preferences
    • Outlook 2010:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Preferences

  3. DWORD値MaximumAttachmentSizeを作成し、新しい添付サイズ上限を指定します。値の単位はKBです。たとえば添付サイズの上限を50MBにしたい場合は、10進数で51200を入力します。デフォルト値は20MB(20480KB)です。
    上限を完全に無効化したい場合は、値を0に設定してください。
    Outlookの添付ファイルサイズ上限(20MB)を引き上げる方法【レジストリ設定手順】
    補足:該当キーにMaximumAttachmentSizeという名前のパラメーターが存在しない場合は、「新規 → DWORD(32ビット)値」から手動で作成してください。

  4. 同じ値を持つMaximumAttachmentSizeパラメーターを、ポリシー用キーである HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\x.0\Outlook\Preferences にも作成します。
    これらの設定は、コマンドプロンプトからまとめて行うこともできます。たとえばOffice 365版Outlookで50MBの上限を設定するには、以下のコマンドを実行します。

    reg add HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences\ /v "MaximumAttachmentSize" /t REG_DWORD /d 51200 /f
    reg add HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Profiles\Outlook\Preferences\ /v "MaximumAttachmentSize" /t REG_DWORD /d 51200 /f
  5. レジストリエディターを閉じ、Microsoft Outlookを再起動します。

Active Directoryドメイン環境では、GPO(グループポリシー)経由でこのレジストリパラメーターを展開することにより、ユーザーのコンピューター上のOutlook添付サイズを一括して集中管理できます。

設定変更後は、より大きなファイルをOutlookのメールに添付できるようになります(例として50MBのPSTファイルを添付した様子)。

Outlookの添付ファイルサイズ上限(20MB)を引き上げる方法【レジストリ設定手順】

サーバー側の制限により発生するNDR(配信不能レポート)

自分または受信者のメールサーバーが大容量メールに対応していない場合、OutlookやPowerShellスクリプトから大容量メールを送信しようとすると、NDR(Non-Delivery Report/配信不能レポート)が返されます。このNDRには、添付ファイルのサイズ上限を超過したことが記録されています。代表的なNDRメッセージは以下のとおりです。

  • 添付ファイルのサイズが許容上限を超えています
  • 552: メッセージサイズが最大許容値を超えています
  • システム配信不能:メッセージサイズが送信メッセージサイズの上限を超えています
  • メッセージは送信されませんでした。メッセージサイズを減らして再送してください
  • 552 5.3.4 メッセージサイズが固定の最大メッセージサイズを超えています
  • エラー 0x80040610: 送信中のメッセージが、このユーザーに設定されたメッセージサイズを超えています
  • 追加可能なメッセージの最大サイズを超えました

組織内(ローカルネットワーク内)だけで大容量メールをやり取りするのであれば、Outlook側で任意の添付サイズを設定できます。ただし、ほとんどの公的メールプロバイダーは25MBを超えるメールを受信できません。

主要メールサービスの添付サイズ上限一覧

メールサービス 最大メッセージサイズ
Gmail 25MB
Google Apps(Google Workspace) 20MB(プレミアム版は50MB)
Microsoft Exchange Online(Office 365) 25MB
Yahoo! / AOL 25MB
Zoho Mail 20MB

ExchangeサーバーおよびMicrosoft 365における添付サイズ上限

オンプレミスのExchange Serverでは、メールサイズの上限が複数の階層(サーバー、メールボックス、コネクターレベル)で設定されています。現在の上限値は、Exchange管理シェルで以下のコマンドレットを使って確認できます。

Get-TransportConfig | ft MaxSendSize, MaxReceiveSize
Get-ReceiveConnector | ft Name, MaxSendSize
Get-SendConnector | ft Name, MaxMessageSize
Get-Mailbox maxbak | ft Name, MaxSendSize, MaxReceiveSize

Exchange Online(Microsoft 365)の場合は、各メールボックスの設定から個別に最大メッセージサイズを変更できます。現在の上限はExchange管理センターまたはPowerShellで確認できます。接続には、リモートPowerShellセッションか、Exchange Online PowerShell V2(EXO V2)モジュールを使用します。

新規に作成されるメールボックスに対しては、プラン設定で送受信メールのサイズ制限が定められています。

Get-MailboxPlan | fl Name,MaxSendSize,MaxReceiveSize,isdefault

Outlookの添付ファイルサイズ上限(20MB)を引き上げる方法【レジストリ設定手順】

Microsoft 365のデフォルト設定では、送信メールが35MB、受信メールが36MBに制限されています。

特定のメールボックスについて送信メールの上限を確認・変更するには、以下のコマンドを使用します。

Get-Mailbox maxbak@woshub.onmicrosoft.com | fl MailboxPlan,MaxSendSize
Set-Mailbox maxbak@woshub.onmicrosoft.com -MaxReceiveSize 50MB -MaxSendSize 50MB

Outlookの添付ファイルサイズ上限(20MB)を引き上げる方法【レジストリ設定手順】

なお、主にMicrosoftデータセンター間(同一テナント内など)だけで大容量の添付ファイル付きメールをやり取りする場合は、上限を150MBに設定することが推奨されています。

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