CSV・TSVファイルをExcelワークシートに取り込む方法を徹底解説
テキスト形式のデータファイルは、現在世界中で最も広く使われているデータ保存方法のひとつです。テキストファイルは容量をほとんど消費せず、保存や管理が非常に簡単だからです。幸いなことに、CSV(カンマ区切り)やTSV(タブ区切り)のファイルをMicrosoft Excelに取り込むのはとても簡単です。
CSVやTSVをExcelワークシートに挿入するには、ファイル内のデータがどのように区切られているかを把握していれば十分です。データの詳細までは理解する必要はありません。ただし、値を文字列・数値・パーセントなどに再フォーマットしたい場合は、データ内容の確認が必要になります。
この記事では、CSVまたはTSVファイルをExcelワークシートに取り込む方法と、インポートの過程でデータを再フォーマットして時間を節約する方法を解説します。
CSVファイルをExcelワークシートに挿入する方法
CSVファイルをExcelワークシートに挿入する前に、まずデータファイルが実際にカンマ区切り(カンマデリミテッド)であることを確認しましょう。
カンマ区切りファイルであることを確認する
確認するには、エクスプローラーを開き、ファイルが保存されているフォルダに移動します。「表示」メニューを選択し、「プレビュー ウィンドウ」が有効になっていることを確認してください。
次に、カンマ区切りのデータが含まれていると思われるファイルを選択します。テキストファイル内の各データの間にカンマが見えるはずです。
以下の例は、2010年のSAT College Board学生スコア結果を含む政府のデータセットからのものです。
ご覧のとおり、最初の行はヘッダー行で、各フィールドはカンマで区切られています。その後の各行はデータ行であり、各データポイントがカンマで区切られています。これがカンマ区切りファイルの典型的な例です。ソースデータの形式を確認できたら、Excelワークシートに挿入する準備は完了です。
CSVファイルをワークシートに挿入する手順
CSVファイルをExcelワークシートに挿入するには、まず空白のワークシートを開きます。その後、以下の手順に従ってください。
- メニューから「データ」を選択
- リボンの「データの取得と変換」グループから「データの取得」を選択
- 「ファイルから」を選択
- 「テキスト/CSVから」を選択
補足:リボンの「テキスト/CSVから」を直接選択することも可能です。
ファイルブラウザーが開くので、CSVファイルが保存されている場所に移動し、ファイルを選択して「インポート」をクリックします。
するとデータインポートウィザードが開きます。Excelは入力データを分析し、最初の200行に基づいて、入力ファイルの形式に合わせてすべてのドロップダウンボックスを自動設定します。
この分析結果は、以下の設定を変更することで調整できます。
- ファイルの元データ:ファイルがASCIIやUNICODEなどの別のデータ形式の場合、ここで変更できます。
- 区切り文字:セミコロンやスペースが区切り文字として使われている場合は、ここで選択できます。
- データ型の検出:最初の200行だけでなく、データセット全体に基づいて分析するようExcelに指示できます。
データをインポートする準備ができたら、ウィンドウ下部の「読み込み」を選択します。これでデータセット全体が空白のExcelワークシートに取り込まれます。
データをワークシートに取り込んだ後は、データの並べ替え、行や列のグループ化、Excel関数の適用などが自由に行えます。
CSVファイルを他のExcel要素にインポートする
CSVデータのインポート先はワークシートだけではありません。最後のウィンドウで「読み込み」の代わりに「読み込み先」を選択すると、他のオプション一覧が表示されます。
このウィンドウのオプションは以下のとおりです。
- テーブル:空白または既存のワークシートにデータをインポートするデフォルト設定です。
- ピボットテーブル レポート:データをピボットテーブルレポートに取り込み、データセットを集約できます。
- ピボットグラフ:データを棒グラフや円グラフなどの集約グラフとして表示します。
- 接続の作成のみ:外部データファイルへの接続を作成します。後で複数のワークシートにテーブルやレポートを作成する際に利用できます。
ピボットグラフのオプションは非常に強力です。データをテーブルに保存し、フィールドを選択してグラフを作成するという手順を省略できます。
データインポートの過程で、フィールド・フィルター・凡例・軸のデータを選択することで、グラフをワンステップで作成できます。
このように、CSVをExcelワークシートに挿入する方法には多くの柔軟性があります。
TSVファイルをExcelワークシートに挿入する方法
取り込むファイルがカンマ区切りではなくタブ区切りの場合はどうすればよいのでしょうか。
手順は前のセクションとほぼ同じですが、「区切り文字」のドロップダウンボックスで「タブ」を選択する点が異なります。
また、データファイルをブラウズする際、Excelはデフォルトで*.csvファイルを探そうとすることに注意してください。ファイルブラウザーのウィンドウで、ファイルの種類を「すべてのファイル(*.*)」に変更しないと、*.tsv形式のファイルが表示されません。
正しい区切り文字を選択すれば、Excelワークシート・ピボットグラフ・ピボットレポートへのデータインポートは、まったく同じ手順で行えます。
データ変換(Transform Data)の仕組み
データインポートウィンドウで「読み込み」の代わりに「データの変換」を選択すると、Power Queryエディターのウィンドウが開きます。
このウィンドウでは、Excelがインポートするデータをどのように自動変換しているかを確認できます。インポート時にデータがどのように変換されるかを調整できるのも、ここです。
エディターで列を選択すると、リボンの「変換」セクションに、想定されたデータ型が表示されます。
以下の例では、Excelがその列のデータを整数(Whole Number)形式に変換しようとしていることがわかります。
データ型の横にある下向き矢印を選択し、希望するデータ型を選ぶことで、これを変更できます。
また、このエディターでは列を選択してドラッグすることで、ワークシート内の列の順序を並べ替えることも可能です。
取り込むデータファイルにヘッダー行がない場合は、「先頭行をヘッダーとして使用」を「ヘッダーを先頭行として使用」に変更できます。
通常、Excelは入力データファイルの分析に優れているため、Power Queryエディターを使う必要はほとんどありません。
しかし、データファイルの形式に一貫性がない場合や、ワークシート内でのデータの表示方法を再編成したい場合は、Power Queryエディターが役立ちます。
データがMySQLデータベースにある場合は、ExcelをMySQLに接続する方法を学びましょう。データがすでに別のExcelファイルにある場合も、複数のExcelファイルのデータを1つのファイルに統合する方法があります。
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