Microsoft Wordでドキュメントを音声入力する方法|PC・スマホ対応の使い方とコツ
話すスピードは、タイピングよりも速い——これは多くの人に当てはまることです。この「超能力」を活かして、ドキュメントを音声で入力(ディクテーション)してみませんか?音声認識によるテキスト入力は、思いついたアイデアを素早く文章化するのに最適な方法です。この記事では、パソコン(Mac/Windows)やスマートフォンのMicrosoft Wordで音声入力を行う方法を詳しく解説します。
なお、MacやWindowsのデスクトップ版Wordでディクテーションボタンを利用するには、Microsoft 365へのサブスクリプション登録が必要です。一方、無料で使えるWordのWebアプリやスマートフォンアプリであれば、制限なく音声入力を楽しめます。ここでは、安定したインターネット接続と、マイクが有効になっているデバイスがあることを前提に説明を進めます。

PC・Mac・Web版Wordで音声入力を使う方法
デスクトップアプリでもブラウザ版でも、Wordでドキュメントを音声入力する手順はほぼ同じです。
- Wordアプリを起動します。MacやPCのデスクトップアプリ、あるいはChrome・Firefox・EdgeなどのブラウザでWebアプリを開きましょう。

- ホームタブのメニューにあるマイクアイコンを選択します。

- マイクの使用を求めるダイアログが表示されたら、許可を選択します。

- Webアプリの場合、マイク操作用のツールバーが表示されます。マイクアイコンを選択すると音声入力が始まります。

- マイクアイコンが有効になったら、そのまま話し始めてください。話した内容がリアルタイムでWord文書に入力されていきます。

- Web版では、ディクテーションツールバーの歯車アイコンから、発話言語の選択、使用するマイクデバイスの変更、自動句読点機能や不適切な言葉フィルターのオン/オフを設定できます。

- マイクをオフにしなくても、キーボードやWordの変換候補を使って文書を編集できます。
- 音声入力を終えるときは、ディクテーションツールバーの閉じる(X)を選択するか、リボンのマイクボタンをもう一度押しましょう。
これでパソコン上のWord文書を音声入力する準備は完了です。さらに便利に使うためのコツも、ぜひ最後までご覧ください。
スマートフォンのWordアプリで音声入力を使う方法
スマートフォンは音声入力との相性が抜群です。自分で自分に話しかけるのは少し恥ずかしく感じるかもしれませんが、小さな画面のキーボードで打つより断然速く入力できます。

新しいWord文書を作成するか、既存の文書を開きます。音声入力を開始したい場所をタップし、マイクアイコンを選択してください。Wordアプリ内のマイクアイコンでも、ソフトウェアキーボード上のマイクアイコンでも、どちらでも問題ありません。

Wordアプリ内のマイクアイコンを使うメリットは、他の音声入力ツールにもアクセスできることです。標準的な句読点ボタン、スペースボタン、改行(新しい行)ボタンを備えたツールバーが表示され、状況によっては音声コマンドよりもボタンをタップした方が楽に入力できます。

また、歯車アイコンから発話言語、自動句読点、不適切な言葉フィルターなどの設定を調整することもできます。

Wordアプリで初めてマイクアイコンを選択したときは、スマホでの音声録音をWordに許可するよう求められる場合があります。「毎回許可」または「今回のみ許可」のどちらかを選びましょう。

いつでもヘルプボタンを選択すれば、利用できるすべての音声コマンドの一覧を確認できます。
Microsoft Wordの音声入力を快適にするコツとテクニック
Word文書の本文を音声で入力できるのはもちろんですが、実は音声コマンドを使えば、編集、書式設定、リスト作成、コメント追加まで、さまざまな操作が可能です。
句読点の入力テクニック
音声入力に慣れてくれば、句読点や記号の名前を口に出して言うだけで入力できるようになります。

- 挿入したい句読点の名前をそのまま話すだけです。「ピリオド」「カンマ」「改行」「アポストロフィ」などが使えます。
- 引用符は「開く引用符」「閉じる引用符」と話します。
- 三点リーダー(省略記号)は「省略記号」や「点 点 点」など、言いやすい呼び方でOKです。
- 丸括弧・角括弧・波括弧のような記号は、「左括弧」または「開き括弧」、「右括弧」または「閉じ括弧」と話します。
- 記号として存在するものなら、たいてい音声で入力できます。「アスタリスク」「ダッシュ」「著作権記号」「温度記号(°)」などを試してみてください。
編集のテクニック
こんなふうに考えてみましょう。あなたが上司で、Wordが部下です。やりたいことをそのまま伝えればいいのです。

- 「削除」と話すと、カーソルの直前にある単語や句読点が削除されます。
- 「それを削除」と話すと、直前に話した内容が削除されます。
- 文中の特定の単語を指定して削除することもできます。例えば、「人は本を ひどい 表紙で判断できない」と入力した後に「ひどい を削除」と話せば、「人は本を表紙で判断できない」という文になります。
- 何度も「バックスペース」と言って戻る代わりに、「バックスペース 20」のように回数を一度に指定できます(1〜100回まで対応)。
- ミスをしてしまったときは、いつでも「元に戻す」と話せばOKです。
書式設定のテクニック
編集コマンドと同じように、特定の単語やフレーズに対して書式を適用する音声コマンドも使えます。

- 太字、斜体、下線、取り消し線といった基本的な書式は、文書内の単語やフレーズと組み合わせて指示できます。例えば「太字 フレーズ」と話せば、そのフレーズが実際に太字になります。
- 文書全体の書式を解除したいときは「すべての書式をクリア」と話します。
- 「左揃え」「右揃え」「中央揃え」コマンドでテキストの配置を変更できます。
- 特定のコマンドが存在するかどうかわからないときは、思い切って試してみるのが一番です。例えば「最後の文に下線」と話せば、Wordは意図を正確に理解してくれます。
- 「リスト開始」「番号付きリスト開始」「リスト終了」などのコマンドで、リストも簡単に作成できます。
その他の便利な音声入力テクニック
最後に、知っておくと役立つ音声入力のコツをいくつか紹介します。

- 「コメント追加」と話すと、空のコメントボックスが作成され、そこに文字を入力できます。
- さらに便利なのが、「コメント追加 この段落が好きです ピリオド」のように続けて話す方法です。こうすると「この段落が好きです。」というテキスト付きのコメントが自動的に挿入されます。
- 通貨記号も音声で入力できます。「ドル記号」「ポンド記号」「ユーロ記号」「円記号」などが使えます。
- 「笑顔」「ウィンク」「ハート」「悲しい顔」のような、よく使う絵文字も挿入できます。
他にもMicrosoft Wordで使える音声入力コマンドをご存じの方は、ぜひコメント欄で教えてください!
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