ExcelのROUND関数の使い方|数値を四捨五入・桁数指定で丸める方法
ExcelのROUND関数は、任意の数値を指定した桁数に丸める(四捨五入する)ための数式を作成できる関数です。この記事では、ROUND関数を使って小数点の右側または左側の桁に丸める方法、最も近い整数に丸める方法、さらに10や100の位に丸める方法をわかりやすく解説します。
※この記事の内容は、Excel for Microsoft 365、Excel 2019、Excel 2016に対応しています。
Excelで数値を丸める仕組み
ROUND関数を使うと、数値を切り上げたり切り下げたりできます。ここで注意したいのは、ROUND関数による丸めは、表示形式の変更や小数点以下の表示桁数の変更とは異なるという点です。表示形式の変更はワークシート上での見え方を変えるだけですが、ROUND関数で丸めた場合は、見た目だけでなくExcelが保存する数値そのものが変わります。元の値は失われ、丸められた新しい数値として保存されます。
ROUND関数の構文
ROUND関数の構文は以下のとおりです。
=ROUND(数値, 桁数)
- 数値:丸め対象となる数値を指定します。値を直接入力する(例:1234.4321)ことも、セル参照(例:A2)を指定することも可能です。
- 桁数:どの桁で丸めるかを指定します。値を直接入力することも、桁数が入力されたセルを参照することもできます。
桁数の指定による丸め結果の違い
- 0を指定した場合:小数点以下が丸められ、整数になります。例:=ROUND(1234.4321,0) → 1234
- 正の数を指定した場合:小数点以下の指定した桁に丸められます。例:=ROUND(1234.4321,2) → 1234.43
- 負の数を指定した場合:小数点より左側(一の位、十の位、百の位など)が丸められます。例:=ROUND(1234.4321,-2) → 1200
ROUND関数の丸めルール
ROUND関数は、一般的な四捨五入のルールに従います。丸める部分の値が5未満なら切り下げ、5以上なら切り上げとなります。
すべての数値を必ず切り上げたい場合はROUNDUP関数を、必ず切り下げたい場合はROUNDDOWN関数を使用しましょう。
以下は、ExcelでROUND関数を使用する具体例です。

数値にROUND関数を適用する方法
丸めの効果を確認したい場合は、ROUND関数の「数値」引数に直接値を入力してみましょう。丸めた結果を表示する手順は以下のとおりです。
- 数式の結果を表示するワークシート上のセルを選択します。
- 数式バーに=ROUNDと入力します。入力中に関数の候補が表示されるので、ROUNDをダブルクリックします。

- 丸めたい数値を入力し、続けてカンマ(,)を入力します。
- 丸め先の桁数を入力します。
- 閉じ括弧「)」を入力し、Enterキーを押します。

- 選択したセルに丸められた数値が表示されます。

既存のデータをROUND関数で一括して丸める方法
大量のデータが入力されたワークシートで、数値の列全体を丸めたい場合は、まず1つのセルにROUND関数を適用し、その数式を他のセルにコピーすると効率的です。
「関数の引数」ダイアログボックスを使ってROUND関数を入力する手順は以下のとおりです。
- 丸めたいデータを入力します。

- 数式の結果を表示する最初のセルを選択します。
- リボンの「数式」タブ > 「数学/三角」 > 「ROUND」を選択します。

- 「関数の引数」ダイアログの「数値」ボックスにカーソルを置き、ワークシート上で丸めたい数値の列の最初のセルを選択します。
- 「桁数」ボックスにカーソルを置き、希望する丸め方に対応する数値を入力します。
- 「OK」を選択します。

- 数式の結果が表示されているセルを選択します。
- フィルハンドル(セル右下の小さな四角)を、値の列の一番下までドラッグします。

- ROUND関数が各セルにコピーされ、それぞれの値に対する丸められた数値が表示されます。

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